大阪 [京セラドーム大阪] 2009/01/01(Thr)篇
長い長いツアーのラストは元旦。開演5分前ぐらいから、もうお約束となった「KinKi!×!×!」というコールと拍手がそこここから始まりましたが、5万人収容のドームのこと、勿論バラバラ。自分も余りの揃わなさにやったりやらなかったりを繰り返してましたが、しばらくして突然揃い始め、遂には会場が一つになりました。どっかのアリーナの会場より揃ってたよ。ワタシは上段スタンド(かなり上のほうです)にいたんですけど、音を聞いて合わせるとかえってズレるので、アリーナとか下段スタンドの人の手の動きを見て合わせてた気がします。ツアーラストにして、オレ達(誰だよ)も遂にここまできたか・・・・と妙な感慨を覚えてしまいました。
M01 愛のかたまり
M02 硝子の少年
M03 やめないで、PURE
M04 愛されるより愛したい
M05 KinKi Kids forever
M06 永遠に
この大階段からKinKiさんが登場するのも最後。剛さんはカウントダウンの時と同じ白いふわふわキャップを被ってました。しかしここまでで一番感じたのは光一さんがなんてカッコよいのかと。歌もダンスも気合入っててカッコよすぎでした。30男の意気込みが感じられましたね。
光 男、30!堂本光一です。
剛 少年の、堂本剛だよっ。
光 4ヶ月しか変わらんやん(笑)。光 いつも言ってることなんですけど、皆さん実家に帰ったりせなあかん時にね。元旦から来てくださってありがとうございます。
剛 ほんと、いろんな関係者がコンサートを見に来てくれたりすると、必ず「キンキのファンは素晴らしいね」って言ってくださるんですよね。だから僕は本当にいつも鼻が高いです。鼻タカダカ・・・・・タカダカジュンジですよ。
※ ゆるーっと2人でお魚ダンスを踊ってました。光 昨日はここでカウントダウンライブをやりまして。数日前から大阪でライブをやってるわけなんですけれども、いつもと違う年末年始ということで・・・・何かここ数日はほんと不思議な感覚を味わってるよね。
※ そりゃ10年間恒例でやってきたことがピタッとなくなると変な感じでしょう。
剛 カウントダウンライブなのにモーラの話とかしてもうたな。
光 こういうやつね。
※ 光一さんが地味にモーラを扱う手つきを2回ぐらいやってたのが妙にツボでした。
剛 今日はそういうトークにはいきませんよ。お正月らしくね。がしょ〜ん、とか(笑)。・・・・こんなん今年はあと絶対やりません。
光 一体どうしたんですか?
剛 なんか変なテンションなんですよ。オマエはかむし。※ ここまでのトークで「そう!」を「しょう!」と言ってみたり、どうにもカミカミ(またはバブー)な光一さん。
光 なんかめっちゃ乾燥してるんですよ。さっき唇がピキってなったもん。あのー、この辺に加湿器置いておいてください。もう肘とか膝とか粉ふいてますからね。
剛 踊るたびに肘からキラキラした粉が舞いますから。
光 そんなに輝いてたらいいんですけど(笑)。舞ったとしてもホコリみたいなただの粉ですからね。
剛 いややなあ、うどん粉みたいなんが舞ってたら。※ ストローが出てるいつもの特製ボトルで水を飲む光一さん。剛さんもグッズのKinKiマグで何か飲んでました。
剛 君はストロー派?ボクはカップ派です。
光 これさあ、純正のストローじゃないんだよ。
※ 「純正」って言い方がいかにもカーキチな感じ。
剛 え?
光 元々ついてたストローを取って、太くて長い管に付け替えてもらったんです。その方が奥まで入って短い時間で沢山飲めるから。
剛 へー・・・・
光 オマエ、話ふっといてそれだけかい!
剛 「純正じゃないんだよ」、とか乗ってきたんはオマエやないけ!
光 でもそこでオレが乗らんと、「・・・・もっとなんかこいや!」とか言うやんけ!
※ その通り!
光 ・・・・今年初の、「キンキキッズの言い合い」をご覧いただきました(笑)。
剛 日本三大名物の一つですからね。光 去年は、「シークレット・キョード・・・・
※ このカミ方はちょっと斬新。
剛 オマエは水を飲め(笑)!なんやねん、「シークレット・キョウコ」って。誰やねん。深田恭子でもええけど大阪やから京唄子、略してキョウコでもええわ。でもそんな曲絶対売れへん(笑)。
光 「シークレット・コード」ね。この1曲だけのリリースだったわけですが。アルバムではこういう「ジャジー」な曲にも挑戦してましたけど・・・・
剛 なんか「ジャジー」あたりが微妙に言えてへんねん(笑)。
光 じゃ、後は剛君お願いします!
剛 ここまでジャジーな曲はシングルでは初挑戦ということでね。堂島孝平くん、スカパラの皆さんなどにご協力いただきました。それでは聞いてください。
M06 Secret Codeビジョンには金色で「FINAL」の文字がデカデカと。このツアーで一番活躍した曲ですよねえ。ツアー序盤ではしきりに「踊れ!」とか「ノれ!」とか煽ってたもんですけど、終盤に行くに従ってそういう煽りもなくなっちゃいました。あの曲はなかなかノるの難しいので、煽ってもファンがやらないなんてこともありましたけども。あくまで「自発に任せる」ってスタンスは、KinKiらしいっちゃKinKiらしい。
M07 lOve in the φ
M08 Natural Thang
M09 月光元旦はとにかく動きのキレまくっていた光一さん。「月光」の辺りになると、いつもよりもいっそうバテバテな感じ(まあカウントダウンライブから1日2連チャンですから・・・・・)の剛さんとの動きの差が歴然。っていうか体力ありスギだっ。最後のジャンケンはやはり光一さんの負けでしたが、途中で無理やり手を変えて勝ってたような。でもきっと最後は剛さんが勝ったんだろうな。
Intermission「KinKi youコンサート。」第2弾になってからは11月30日の東京ドーム1回しか行ってないので、「十六茶〜ロッカールーム篇」の映像がもう一度見れるのを楽しみにしてたんですが。今日はその期待を上回る元旦だけのスペシャルバージョンの映像だったようです。
廊下を走るブレブレのカメラ映像からスタート。楽屋らしきところに入っていくと、光一さんが小さな門松を抱えて、背中を壁にもたせかけるようにして倒れこんでいます。傍らには神妙な表情の剛さん。
剛 「すごい勢いで倒れこんだんやな。これ・・・・・竹が・・・・・
壁にさーっとついてた傷を指して状況を察する剛さん(笑)。さらにテーブルの上に食べかけの磯辺焼きを発見し。
剛 「きっと餅がつまったんや。何か飲ませたほうがええんとちゃうか。コレ、野菜ジュースあるけど。
壁にもたれて目をつぶったまま(門松抱いたまま)の光一さんの口元に、野菜ジュースのボトルを当てて飲ませます。
光 「(ゴクッ)ニガテ・・・・・・・・
剛 「今何か喋ったよな?でも全然意識が戻らへん。ダメや。これは?100%オレンジジュース。
光 「(ゴクッ)のうしゅくかじゅう・・・・・・・
剛 「喋んねんけどなあ。これはオレらの想像を絶するところに餅がつまっとんねや。次これ試してみようか?リンゴ・・・・?リンゴジュース。
光 「(ゴクッ)リンゴちゃう・・・・・・・リンゴいわれてリンゴやなかったらビックリする・・・・・・・・
飲んだ途端に笑った上に長いコメントもしてたけど、なおも気を失い続ける光一さん(笑)。
剛 「喋ったよなあ?これノド通ってんのんちゃうの?おかしいなあ。次コーヒー行くか?
醤油をキャップに取って飲ませようとする剛さん。これは口に運んだ途端に「チガウ・・・・・」と光一さんが逃げました。すると光一さんが抱いてる門松の中に十六茶が埋もれているのを発見。
剛 「・・・・・・コレちゃう!?だって、ハト麦、大麦、黒豆、かっこ大豆、玄米、ゴマ、びわの葉、アマチャ・・・・・ヅル?でも確実にノドは通ってるよなあ。これこのままにしてた方がえんちゃうか?
とかなんとか言いながら、十六茶を開けて自分で一口飲んでしまった剛さん。
剛 「あかん・・・・飲んでもうた。ノド渇いてたから・・・・・。だって、ハト麦、大麦、黒豆、かっこ大豆、玄米、ゴマ、びわの葉・・・・
ス 「剛さん(怒)!一刻を争うんです!光一さんが危ないんです!
カメラ持ったスタッフに怒られる剛さん(笑)。
剛 「せやな。一刻を争うからな。口移しもやむをえないな。
光 「ヤメテ(笑)・・・・・・・・
「口移し」に敏感に反応した光一さんは門松で顔をガード。しかしそれを除けて剛さんは自分の飲みかけの十六茶をぐいを飲ませました。突然目を見開いた光一さんはそのままゴクゴクと十六茶を飲み続けます。
剛 「全部飲んでもうた・・・・・・・・こんなことはCM撮りの時やってなかったで。
二人で、「やっぱり、十六茶!」とカメラ目線でキメてエンド。この映像の剛さんも光一さんも私服のノーメイクだったと思います。特に「光一さんの目をつぶってる顔」マニアの自分にはたまらん映像でした。セットしてなくてペタっとしてる髪の色も、肌の色も黒っぽくって、なんか年相応に見えましたね(ステージやフォトでは25歳ぐらいで時を止めているようにしか見えませんが)。
M10 BRAND NEW SONG
M11 Fu Fu Fu第1弾ツアーでは真っ青な空と海のCGが映し出されましたが、第2弾では海が緑茶色に染まって、十六茶のCMソングメドレーへ。でも十六茶だったら茶色なんじゃないだろうか。
ムービングステージ上の2人は、夏仕様の半袖から衣替えして、光一さんは小豆色のレザージャケットにダメージジーンズ。剛さんはシャカシャカした素材の黒ジャンパーに、首元にも黒いマフラー。ダブダブの赤黒ゼブラ柄のパンツ。2人とも地味だなあと思いました。この後やる曲が曲だけに、「服だけでもシックに」というバランス感覚が働いた模様です(笑)。
光 これからやる曲は、デビュー前にやってた「負けたらアカン」という曲で、CDにはなってないんですよね。テレビ番組もやってましたけど。知らないって人ー!・・・・・・いた。嬉しい。知らないってことが(笑)。
剛 (ギリギリまでMAと振り付け確認中)
M12 負けたらアカン
M13 このまま手をつないでいやー、楽しいねえ「負けたらアカン」!デビュー後ファンになった者にとっては、95〜97年前半にやってた曲は「もうやらないんだろうなあ・・・・・」と思ってビデオで指をくわえて見ているしかなかったので、ホントうれしいです。後方ステージにいる実物か、前方ステージの大ビジョンをみるか迷ったんですが、結局、1人ずつ大きく全身が映し出されてたビジョンを見てしまいました。出だしは光一さんが「たよりにしてまっせ」でやってたようなシャカリキダンスを見せてましたが、途中からはノーマルに。
「このまま・・・」は後方ステージから一人乗りのトロッコに乗って、外周を回りながら正面ステージに戻ってきます。
ここでMCなのですが、光一さんが1回目MCでゆーてた加湿器がステージ前方に早速登場。それをいじってると、ハッピーバースデーのイントロが流れ始めます。そして何故か正面ステージ上の大きな円形リフターがセリ上がりはじめました。剛さんが光一さんに「載れ!」というようなことを言ったんですが、光一さんは状況が理解できません。最後には上がりかけているところに、剛さんが光一さんの首根っこを猫みたいに後ろから掴んで、無理やり載せてました。円形リフターの周りには、大きなケーキを模した絵が書いてある布がぐるっと吊るされてまして、上がりきるとまるで大きなホールケーキ。しばらく事態を把握しきれてなかった光一さんですが、ビジョンを見ることで、自分が今大きなケーキの上に載っていることを理解したようです。Mステスーパーライブでは、光一さんに「でっかいメロンパンをプレゼントする」といってた剛さん。実はでっかいケーキを用意してたんですねえ。
光 これ、もしかして「lOve in the φ」の時もこうなってたの!?
剛 なってませんよ(笑)。君の30歳になる誕生日だということで、いいアイデアでしょ?
光 (小豆色のジャケットを頭から被って、リフター上で座り込んで背中を見せます)こうするとイチゴに見えへん?
剛 見える見える(笑)。ストロベリー光一やな。
光 ありがとうな。
剛 (スタッフさんに)じゃ、そろそろ下ろしてくださーい。
光 すごいなあ。コレ、この2〜3分だけのためにわざわざ作ったってこと?
剛 そうですよ。2〜3分だけだからこそ価値があるんです。
剛 でもこのケーキは食べられないでしょ?ちゃんと食べられるケーキも用意してます。
※ ケーキとともにバンドメンバーやダンサーさんもみんなステージに出てまいります。恒例となりつつある剛さんによる火付けへ。
光 ロウソクの数めっちゃあるね。いちにい・・・・・・珍しい!今年はちゃんと30本ある。
剛 なんかめっちゃ風ふいとるなあ。誰か屁こいてんちゃうか?
※ 光一さんがチョロチョロ動き回っているので。
剛 あんまり激しく動くと消えるから!
※ そんなことを言われると一際動かずにはいられない光一さん。
皆 ほらー!
米 光一さん、子供じゃないんですから!
光 怒られちゃった(笑)。
※ ヨネに怒られてめっちゃ嬉しそうな光一さん。
米 もう一回歌いましょうか?
※ ということでもう1度ハッピーバースデーを。剛さんも含めて皆さん「♪ハッピバースデーデイア光ちゃ〜ん」と歌ってました。剛 めっちゃうまそうこのケーキ。
光 このチョコの部分食べていい?
※ 手を使わずにプレートの部分に頭からかぶりついた光一さん。
光 ・・・・・・おいしい!めっちゃ乾燥してたから潤いましたよ。
剛 チョコで?
光 疲れた時に甘いものってええやん。
剛 チョコのまわりもね、君の好きなイチゴとか沢山ありますので。
光 今日キョードー大阪さんからもケーキいただいたんですよね。後でみんなで食べましょう。
剛 オマエが好きなだけ食べてからな。今日は元旦で店も全部閉まってるから、皆コレが晩御飯ですよ。
光 皆さんからプレゼントもいただきました。ありがとうございます。あのね、屋良からももらったんだよ。
米 東京から預かってきました。このへんは、ライブカメラがステージ上に上がりこんで一部始終をビジョンに映してくれました。中心のツインビジョンにも映ってたんで、ビジョン4面に同じ映像が写ってました。そのせいかとても臨場感がありましたね。まるで「情熱大陸」のワンシーンのよう(笑)。これまでも元旦コンでは繰り返されてきた光景ではあるんですけど、今年はメンバーが皆がワイワイお祝いしてくれる感じが、見ててすごくいいなあと思いました。剛さんの誕生日もこんなふうに皆でお祝いしたいよな・・・・・なんてことをと初めて思ったほどでした。30だしさ!
剛 今日はこれで終わりじゃありませんよ。第○×△回、新春似顔絵選手権大会ー!誕生日プレゼントに何がいいかなって考えたんですけど、自分の手で何か作ったものがええかなと。あと、似顔絵描いてるときはその人のこと考えてるでしょ?そういう時間もプレゼントかなと。だから皆さんに描いてもらったんです。カウントダウンでも登場した光一さんの若い頃(12歳ぐらい?)の写真が大写しになります。「新春似顔絵選手権!!」の文字も。この写真を基に、出演者やスタッフさんが描いた光一さんの似顔絵が発表されます。上手なものから光一さんバリに画伯な作品まで。描いた人の名前はふせられてて、「バンドメンバー」とか、「ダンサー」とか、「照明スタッフ」とか、「レコード会社スタッフ」とかそういう表記でした。それに対していちいちコメントを加えていく剛さん。でも10枚以上あったもんで。
光 これどあとれくらいあるの?
米 オレも若干そう思いました。
※ 米花さんの正直すぎる感想(笑)。ここで感心したのが、光一さんと男性ダンサーさんの仲のよさ。絵には「ダンサー」としか表記されてないわけですが、「これは○○が描いたんやろ!」とすぐに当ててしまうんですね。「○○は絵うまそうやもんな」なんてコメントもしてましたね。仲がいいというか、把握しきってる感じ。流石座長だなと。でも女性ダンサーの絵にはコメントしなかったな・・・・・・。最後は剛さんが筆で描いた絵が出ました。それがそんなに似てないんです。
剛 コレ左手で描いたんです。何枚か描いて、一番似てないやつを出しました。これ後で全部あげますから。
米 この写真ってもみあげが斬新ですよね。
※ もみあげがつるっつるだったんで。
剛 やろ?あの写真テッパンやねん。何言うてもオモロイねん。「僕、ピンクちゃんって呼ばれてるんです」(笑)。「翼をください」(笑)。
光 オレも自分で描いてみようか?ステージ上に正座して自分の似顔絵を描き始める光一さん。剛さんもなにやら筆で描き始めます。
光 ・・・・・・なんか普通やな。裏にもう1回描こ。・・・・・・・・・できましたよ。
剛 ボクもできました。
※ 光一さんの絵はまあ、いつもの感じ(笑)。最初に描いたやつなんて普通でした。てっきり光一さんの顔を描いていると思ってた剛さんは、お習字で書き初めをしてたらしい。A3ぐらいの紙に、「いつまでも あいしてる 堂本剛」と書いてありました。それを光一さんに渡します。光一さんは紙を近づけたり、離したりして、老眼のおじいちゃんのようなリアクション。
剛 随分老けたなあ(笑)。
※ でも結局この書初めについては一切何もコメントせず。剛さんもコメントせず。・・・・・・2人とも、なんか言えや(笑)!
剛 あと、JCBホールの皆さんがハッピーバースデーを歌ってくれたビデオがあるそうなんで。
光 それさっき楽屋で見たわ。
剛 オマエは今日の絵とコレとそのビデオを抱いて寝ろ。
光 何か急に寒くなったよね?なんかスースーする。
剛 だれか屁でもこいたんちゃいますか?
光 屁だったらあったかい風だと思うんだよ。
剛 そんなこと、眉間にしわ寄せて、真面目な顔で言わないでもらえますか(笑)?
光 あれ?加湿器の水なくなったんちゃう?さっきスタッフさんがモニタースピーカーの横に用意してくれた加湿器。そこから湯気が出ていないのに気付いた光一さん。「コレ・・・・・」と言いながらタンクをもってステージ奥に行こうとします。ステージ上には水が点々と。客から「あーあ」と言われてた(笑)。するとMAがベットボトルに入った水を持ってきてくれまして、ステージ上で給水。「こういうええ水(ミネラルウォーター)は加湿器にやったらアカンのやけどね」なんて言いながら。給水が終わると、今度は光一さんが濡らした床をMAが雑巾で拭いてくれます。何もできずステージ上でそれをぼへーと見てるしかない光一さん。「ほんと何から何まですいません・・・・・・」。ホントにそうですね(笑)。
一方、剛さんは「ちょお、目薬指していい?」と、ステージ上に正座して目薬を。目薬さしてる剛さんと、加湿器に給水してる光一さん。ここだけ写真撮ったら、どうしたって満員の京セラドームのコンサートの最中だなんて思えないですね。リハ中にしか。それにしても剛さんは正座して目薬を何回もさし、小首を傾げて目をパチパチしています。か、かわいい・・・・・・・。
光 オマエはまたそういうテクニックをつかうんか・・・・・・。
※ 「そういうテクニック」って!?
剛 違うねん。なんかゴロゴロするんです。
光 一昨日かな、コンサート終わってシャワー浴びたあと、目をゴシゴシしてたら、白目にコンタクトが吸盤みたいにピターって張り付いちゃって。どうやっても取れないんですよ。だから爪楊枝でとりました。
剛 目に傷がついたらどうすんねん!ってもうやっとるわけやけども。
光 大丈夫ですよ。多分(笑)。
M13 全部だきしめて
M14 Hey!みんな元気かい?M13終わりからM14の前にかけてはセッションタイム。通常、光一さんはステージのちょい後方で、建さんやギターの中川さんなんかと並んでアコギを弾いてるわけなんですけど、今日は剛さんが光一さんをグイグイと前に押し出して、ステージの真ん中で2人のギターのからみをアドリブ的に長くやってました。この間のバンドさんの音回しについては剛さんが細かく指示を出してて、まるでバンマスのような貫禄でしたね。ギターソロもとにかく上手かったです。もうその上手さは無駄なんじゃないかって思うほど。
「Hey!・・・・」のコール・アンド・レスポンスも今日が最後。客のコールも、ツアーの最初の方(長野とか)ではホントに小さい声でしたよ。それが今日は第一声からこんなにデカい。それに感動してました。しかし剛さんの要求レベルはこんなものではありません。「今日の主役は光一だから・・・・・光一への愛を込めて、全部出して。きっと受け止めてくれる男になってるはずだから」と客を煽ります。・・・・・・「全部出して」に萌えたオレは一度死んできますけども(自爆)、ギターセッションの時といい、「今日は光一が主役!」っていう剛さんの強い思いが感じられました。
何度もしつこくしつこくコールして、剛さんからはようやくご褒美が。でも、光一さんは硬い表情でギターを弾き続けてるだけ。ちょっと事務所の指導が入りそうなくらい素っ気ない。でも、今ならわかる。あれが光一さんの感動してる表情なんだということが。多分、ね。
M15 青の時代
M16 to Heart
M17 薄荷キャンディー「青の時代」から最後まで、KinKiさんの歌はものすごかったです。2人の声の張りと伸びが。緊張感がありながら伸びがあって、しかもしっかりと重なってました。 「to Heart」の前奏のバイオリンは生弦で。なんて贅沢。
intermission(インストメドレー)
M18 ビロードの闇
M19 涙、ひとひら
M20 Harmony of December
M21 Anniversary
M22 愛のかたまり2008M18・19とひとしきり踊った後、M20ではトロッコで外周を回り、バックステージへ。バックステージで改めてリフターに乗って上昇。M21で、後ろにつけたままになってたムービングステージに載って正面ステージに戻ってきます。「愛の・・・」では、いつもの通りにご挨拶。内容はあまり憶えてません・・・・けども、また、皆さんにお会いしたい、というようなことだったんじゃないだろうか。そして最後の大階段を上がっていきました。
E01 Secret Code
E02 もう君以外愛せないE02は、カウントダウンの時と同じストリングスアレンジで。最後のハモリのワンフレーズ前、惜しむように一音一音ゆっくりと置かれたピアノが美しかったですね。
E03 約束
E04 99%LIBERTY
今日Wアンコールがなくてどーする!ということで勿論あります。しかしいつもだったら客電が上がってKinKiさんが出てくるところ、今日は暗転で新曲のイントロが始まりました。カウントダウンのアンコールでも聴きましたけども、今回はさらにじっくり聴くことができましたね。あとビジョンに映された凝った映像もじっくり見れました。モノクロの2人の目をつぶった写真。そこからキラキラした涙がこぼれます。あれライブ用のクオリティじゃないよなあ。そのままPVに使用されてもいいなと思うくらいでした。ライブが終わって数日、結局この曲が頭の中をぐるぐるしてました。
ないのかとちょっと心配になったナイリバですが、やっぱり最後のバンドメンバー紹介がなきゃ、シマるものもシマりません!キーボードの川村さんがテルミンで果敢に「ドレミの歌」に挑戦してたのが印象的だったな。最後は建さんが「KinKi Kids!」と2人を逆紹介。流石に今日もジャンケンじゃシマらんだろ!と思っていると、剛さんが光一さんに後ろから抱きつきました。・・・・・のみならず?剛さんが?光一さんに?足をかけて?床に倒して?胸の上にまたがって?光一さんの顔を両手で押さえつけて?顔と顔を近づけて?・・・・・・・・・・・・ってだからなんで肝心なところがコロガシ(モニタースピーカー)で隠れてるんだっつの!カメラさん、違う角度違う角度!・・・・・なんて言っても後の祭り。いやこれだけでも十二分に祭りでしたけどね。確実に口付近にはしてたよ。キスを。勿論次のフレーズなんて歌えない光一さん。一呼吸置いて取り合えず「ギャー!!!!!」と叫んでました。剛さんはテケテケと走りながら、「あー、美味しかった!」とお気楽にコメント(笑)。その後はなんとか歌を立て直して、皆でシメでした。
一気に浮ついた雰囲気になった客席は、「もう1回!もう1回!」とコール。これが何の「もう1回!」なのかは、ツアー中でもその時その時によって違ったし、客自体がバラバラなことを思って「もう1回!」って言ってる時もあったと思うんです。で、元旦の「もう1回!」は、さっきのキスのことなのか、アンコールのことなのか、微妙でした。微妙だったけど、空気的には圧倒的に前者だったよな。
光 KinKiの今回のツアーに関わってくれたスタッフの数は、総勢3万人ということです。・・・・4万人だったかもしれない(笑)。本当に多くの人に支えられて、無事ツアーを終えることができました。ステージというのは不思議な場所で・・・・自分が何でここに立っているのか、時々わからなくなる時があります。でも、皆さんがこうやって求めてくれるからこそ、立てる場所だと思ってます。「もう1回!」コールの直後に話し出した光一さんのコメント。しかしさっきのキスのことで頭がいっぱいの客席は、「求めてくれるからこそ」のあたりの文脈を積極的に誤解して、クスクス笑い始めてしまいました。この間、剛さんは何も喋らず、シメかねている光一さんをちょっとニヤニヤしながら静観。その空気に気付いたのか、光一さんがムチャぶりします。
光 それでは最後は、剛さんの一発ギャグでシメたいと思います!
※ 客席「ええええーーーーーーーっ?!」
剛 オイ!ムチャぶりやし、「ええーーーー?!」言われたし。オレどうしたらええねん。ちょっと「おーっ!」ってなってくれてもいいのに。
光 今の「ええーーーー?!」は全てオレのせいです(笑)。結局キスのことには一言も触れず・・・・・・2人とも、何か言えや(笑)!剛さんは元気に「ほな、またーーーー!!」と挨拶してハケていきました。トリプルアンコールの要求は規制退場指示がすぐあったこともあって、そんなに長くは続かなかったですね。それでもゆうに4時間超でした。似顔絵コーナーも長かったしな。
それにしても最後の最後のアレは、見事なサプライズでした。まあ、最終日のあそこでジャンケンもないだろうし・・・・というノリから出たものに過ぎないんでしょうが、剛さんがどれだけあの日を特別なものにしたかったかも、何となくわかる気がする。29歳の誕生日にはして、30歳の誕生日にしないのはオカシイと(笑)。でも、「元旦は必ずキスします」なんてことがお約束のデュオ・・・・嫌じゃないけど嫌だ(難しい)。いや、嫌じゃないけど(爆)!とりあえずそういうことをファンがガツガツ要求するのはとってもみっともないですよ。MCの時も、下方スタンドの中央あたりから「キース!キース!」っていうコールが起きてましたけど、「キスしろ」って言われてキスなんてするかい。同様に、「もう1回」なんて言われてもう1回するかい。ライブで一番やっちゃいけないことってのは、演者の気分を下げることに決まってるじゃないですか。だって、演者の気分が下がってたら、結局ライブ自体楽しくならないですからね。まあ、KinKiさんは実際そんなに下がっちゃーいないけどもさ。なんかそういうのだけでもってるようにKinKiさん自身が思ってしまうのもヤダなと思ってさ。まあ、コールの主体は外国の方とコドモだと信じたい。
最後はなんかグチっぽくなってしまいましたけれども。とにかく、長い長いツアー、お疲れ様でした。どの会場でも、何度も何度もファンに対して「ありがとう」という気持ち伝えてくれた2人。勿論、1回しかライブを見ない人だって沢山いる。そういう人にもちゃんと伝わるように、丁寧に、何度も何度も。だから何回もライブを見ていると、何度も何度もがさらに何度も何度もになってしまって。KinKiにそんなに感謝されるほど自分が何かやっているかと考えると、なんだかこちらが申し訳ないくらいでした。・・・・・・・・だからここで。こちらこそ、楽しい2008年を、ありがとうございました。
以上。