横浜アリーナに来たのはもしかして2009年の光一ソロ以来なんじゃないだろうか。あれから6年も経っているなんて恐ろしすぎる。 グッズ売り場は正面エントランスの真裏から入るようになってました。とりあえずペンラは買わなければ…と思って並びましたが、
8月、炎天下、グッズ行列、なんていうこともそれこそ6年ぶりぐらいにやった気がする。 なんせ売り場が遠いもので開演時間にギリギリになってしまってかなり焦りました。でもなんとか間に合った。
01 Fame
ステージはシンプルですが、何といっても正面ステージの上の巨大な円形トラスが目をひきます。 LEDのパネルが円形(流石にらせん状ではないのだが)に貼りつけられているので、光らせ方でまるで渦のように見えますね。
ド派手な音と光のオーバーチュアが終わると、ステージに光一さんが一人きりでフードかぶって登場。この衣装はほぼPVと同じなのかな。
カーキと黒地で胸のところに歯車が沢山ついてます。ナイスチュウニズム。長い裾に入った一筋の赤も効いてる。衣装名「異世界デビューした引きこもり」。
歌が始まると同時にフードはとってました。髪短い! ダンサーは男性4人の女性6人で計10人。途中クラップだけになってからの曲の入りがすごいかっこよかったー。
02 Danger Zone
03 MUSE
でんじゃーぞーんはトラヴィスの振り付けで踊る光一さんが見れるってだけでマジありがたい。楽しい。しかし動きは異次元のダイナミックさですね。容赦ないー。
そこがいいー。序盤の「開脚にじり寄り」では主に正面のセンター席から悲鳴が上がっていました。アレを真正面から見たときの破壊力ったらすごいんだろうな。
ここまでヘッドセットで踊りまくってます。
04 Slave Maker
クラップのみで始まる。光一さんはハンドマイクになりました。だめだどうしよう…オレ光一さんがハンドマイクで歌ってるだけでもうきゅうううううんとなる。
ヘッドセットだとそうでもないんだけど。なんだろうコレ。もうKinKiファンを長くやりすぎたことによる刷り込みに近いものなのかもしれない。 Gravityコンの時も、♪Hey!You!I'm
a Slavemaker!のサビ歌いながら指を指す振付がドツボでしたが、今回もやはりドツボにはまり… 個人的にはココが一番高まったです。最後は花道を前進してくるのですが、顔が汗だくなのは勿論ですけど、腕まで汗びっしょりだったのに衝撃を受けました。
05 INTERACTIONAL
バンドさんが出てきて長いイントロが始まります。出てきてっていうか、この前からバンドさんはステージ上にいるんだけど、メッシュ状になっているLEDパネルの裏にいるので、
照明が当たらないと見えないんでした。イントロ終わりで光一さんが登場。衣装はPVのような黒の三つ揃えにハットですが、エリなどキラキラの舞台仕様。
無数の白ピンスポをステージ中央でX状に結ぶ登場、かっこよすぎますね。
この照明の使い方は光一ソロでは見覚えありますけど、床の1点に集めるんじゃなく、光一さんの顔の辺りに集めているのがすごい。
そしてワンフレーズ踊ってはブレイクを繰り返し、なかなか歌に入らず、ダンスと歓声のコールアンドレスポンスが続きます。この演出はなかなかスタア。
フルコーラスじっくりやりましたね。光一さんがこの曲をいかに気に入っているかっていうこと。
アルバム聞いてても、この曲のクリーンさというか、ストラクチャーの頑強さみたいなものは突出していると思いますけど、yoshieさんの振付も含め、
自分の新しい扉を開けることが出来た曲として、とても大事にしてる感じが伝わってきます。
06 Knocked me down
07 Come Closer
「Come Closer」が始まった途端、周囲にすごい盛り上がってたので焦った。オレこの曲ほとんど覚えてなかった…。
正面ステージの背面のLEDが真っ赤になったり真っ白になったりすると、その前に立ってるダンサーさんのシルエットがまるでビット絵みたいに見えて面白い効果になってました。
08 Night Wonderer
ジャケットとハットを脱いで。衣装名「喧嘩の滅法強い池袋のバーテン」。 こっからはハンドマイクのターンです。今回のアルバムの中でもかなり歌ヂカラのある曲。しかしキーはかなり高いですね…ノドが少々お疲れのようでした。
途中から花道を前に進んできて、後半は出島のところで歌います。出島でダンサーさんが寝っ転がって自転車こぎの形になってて、 足と足の間から見える光一さん、という絵が大層シュールでした。
曲のタイトルからインスパイアされたように、まるで夜の森のような藍色の照明の中で、手持ちのレーザービームの緑が映えます。 こういう演出初めて見たー。いうなれば出力絶大なレーザーポインターなんでしょうけど、天地2方向に出るのがなかなかのSF感。
09 Over You
いい曲です。KinKiで歌ってもありそうだなー、とか思うような穏やかさ。
でもオレのつけたサブタイは「すうぇーらー(sweater)」。だって歌詞のそこだけぽーんと頭の中に残るんだもんよー。
途中から正面ステージに戻って、円筒形のせり上がりの上で歌うのですが、大サビで背面LED一面に雲海が映し出されます。
そんなに壮大なスケール?!
10 IN&OUT
イントロだけでもう盛り上がらずにはいられない。だって、「IN&OUT」だぜ?!(by光一)
しかし周り見た感じ全然首は振ってなかったスね。かつで「♪Ah、Ahのとことかはええねん!」って光一さんが言ってたのを思い出す。
このやりとりももはやお約束なんだろうか。オレは振ったよ!首振り以外にもこの曲といえば、下からの風!とか、一列での行進!とか、
白ブラウス!とか(今回は白シャツにベストだったけど)、なんかいろいろお約束が多い。すなわち、歴史があるということ。
MC
あっついっすね。ソロツアーは3年ぶりです。今回は3年前よりかなりきついですね。
ダンスナンバーがさらに増えているからなのか、単に年のせいかわかりませんけど。
今日もすごく暑くてね、それなのに朝6時頃からグッズ売り場に並んでる人もいたとききました。
一つ言わせてください。…ばかじゃないの?!…って話を裏でしたら、スタッフに「そういうお前がバカだ」って言われました。
横浜アリーナは毎日立見の席もあるんですよね。部活みたいに空気椅子してくださいね。
昔バスケ部だったころ、練習見てる時にはずっと背伸びしなきゃいけなくて、カカトつけたらケツ蹴られたなあ。
「IN&OUT」、全くやる気なかったな。最近もうあおらないようにしてる。諦めた。もうあなたたちには愛想がつきたわよ!
(えーーーーーーーっ?!)
じゃあ首振ってみたらええんちゃうんかな?!だって、「IN&OUT」だよ!?
(拍手喝采)
本日はお越しくださいまして本当にありがとうございました。
※ 何だろうこのやり取り。面白すぎる。
今回のアルバムには自分の作った曲は全然入れてません。今はそういう気分じゃないんです。
また作る時もあると思いますけどね。でも詞は才能ないっすね。
あっ、ささくれがひどい。
慣れてない環境だとささくれがひどい。舞台でも開演してしばらくはささくれがひどいんです。
※ 情緒不安定なのかな…。面白いけど。
何で皆僕を応援してくれるのか、その気持ちがわからないなと思ってるんですよ。
(こうちゃんかっこいいー!)
うん。かっこいいのはわかってる。……このパターンあんまり好きじゃないんだよね(笑)。これやると後で落ち込む。
いつから僕はMCになると変なことを言うようになったんだろう。
MCになると僕は変な人になるんです。それ以外はほんとに素敵なステージだと思う。
でも昨日ジャニーさんが来てくれてね。顔はみれなかったんだけど、伝言で「MCよかったよ」って。
なかなかほめてくれないのに、ほめるとこそこなの?!
これから大阪、博多でもSHOCKがあります。今年もずっとステージにいるような感じですね。
…早死にするぞ、オレ。気持ちよくやらせてもらってるんで全然いんですけどね。
(がんばってーーーーーー!)
お、おう、がんばる。でも友達じゃないんであんまり話しかけないでもらっていいですか(笑)?
※ このままでは早死にする自覚はあるんだね…うう。
大阪公演にケント・モリさんが見に来てくださって、終わってから食事に行ったんですけど、すごい気があっちゃったんです。
ケントさんは大学で理工系だったんですよ。意外でしょ?感性だけでやってるみたいな人なのに。答えがないのが嫌なんですって。
「その答えがある中にロマンがありますよね」って言ったら、「そうそう!」って。
この後やる曲はね、ふっふふふーん、ふんふふん、ふふんふんふん、ふんふーふ、です。
知りたくないんでしょ?ネットの書き込みとかも見ないようにしてんでしょ?
そんな努力ぶちこわしてやる!大丈夫、内容を知ってたって、期待の上をいってやりますから。
本当にいろんな努力があるんですねー。今回いろいろ知りました。それも愛が故なんでしょ?
皆さんの愛にはパフォーマンスでお返ししたいと思ってます。絶対目合わせたり手振ったりしませんけどね。
※ ここで全員が「もう、こうちゃんたら…(ポッ)」ってなるという。さすがジャニーさんも認める良くできたMCですよ。 個人的にはネタバレに過敏な感じにすごい違和感を覚えているほうなので(SNSから離れればいいんじゃないかと、 あとストーリーものじゃなくてライブなんだから毎回違うの当たり前だしさ)、光一さんの言動にはスカッとしました。
11 DEAD END
インターミッションを挟んで、壁に両手を鎖で繋がれた光一さんがステージにせり上がってきます。なんという大・大・大サービス!
女性アイドルが水着で歌うぐらい、あからさまな欲望の眼差しに対するサービスですよこれは。光一さんはどう理解してやってたのかなあ?
いずれにしもてショウマンに徹してるなあ。すごいなあ。でも照れるなあ、とか心中わちゃわちゃしながらみてたら、
後半には繋がれる方が繋げる方となり、逆に美女を磔にします。手にはステッキを持って…「SHOW ME UR MONSTER」のPVイメージにそのままリンクしていきます。
この2曲をそういう世界観でつなげていくのがすごく巧みだなあと思いました。でもやっぱ最初光一さんがつながれている理由はないよな…。
ここの衣装は半分ノースリーブ、もう片方は紫のベロアの長袖で、襟元にファー!衣装名「化け物サーカスを運営し裏社会で権力者の弱みを握り、のし上がろうとする落ちぶれ貴族の若き当主」。長い。きっと妹とかがいる。多分M。
12 SHOW ME UR MONSTER
歌に入る、「あ」、が妙にセクシーです。 この曲とかが象徴的なんだけど、「Spiral」ってなんかダークな雰囲気が全体的にありますよね。 しかし「心の闇」なんていうものじゃなくてもっと様式的というか。ダークファンタジーというか。スチームパンクというか。
平たくいえば中二感ですよね。この曲も「Fame」も、PVはそういういうところをすごく意識して作られていると思います。 割と光一さんの好みが反映されているのではないかと思うのですよ。自作曲でないからこそ嗜好が出やすいのかもしれません。
13 Bongo Drum
ステージから前に出てきて、花道先端部で。非常に音数の少ない曲で、シブいなあという感じなので、正直ライブでやると思ってなかったです。
それがほぼフルコーラス。光一さんのラップはレアだなあ。そして軽く踊るのかと思いきやガッツリ踊ります。踊り過ぎ注意報!
14 Just A Women
女性ボーカルをフィーチャーした曲ですので、舞台上にも女性コーラスの方がソロで登場し、光一さんと掛け合いで歌います。白のワンピースで可憐。
光一さんが先に引っ込んで最後はコーラスさんだけに。他人事ながらこのポジはかなりなプレッシャーだったんじゃないかなー。
15 STELLAR Night~星のバルコニー
16 Love Professor
上だけ白のショートジャケットになった光一さん。上から花道が降りてきます!この空中花道は「Gravity」の時もありましたが、
横浜アリーナのセンター席をT字に完全に横断・縦断するスケール感は何度見てもすごい。
光一さんはすたすたと歩いていましたが、「STELLAR…」では歌い終わるまで花道の端まで到達しませんでした。
天井にはスタッフさんの愛情の証ともいえる一面の星。
17 Bad Desire
やばいやばい!ばばばのイントロだけでめっちゃ上がる!しかもハンドマイクのばばばだ! ここにきて、このセトリにおいていかに光一さん作曲のおあづけをくらってきたかを
一気に実感して、一気に満たされていきます。セトリまでツンデレかよ!アリガトウゴザイマス! それにしても光一さんが作曲したBPM以前の曲はやっぱりなんというか、強烈なカラーがありますよね。
自らの思い出も合わさってだと思うけど、ほんと聴いただけでぐっときてしまうものがある。 20代の時にこういう作品群を生みだしたことは絶対今後の大きな財産になる。
なお、衣装名「美しすぎるモンク(修行僧)」。和風の赤い衣装なのですが、片方ノースリ、片方に垂らしたマントがなんとも袈裟風だったので。 あまりに美しいのでどの寺に行ってもいろいろ揉めるのがいやにり、諸国を放浪してる。物語の序盤でパーティメンバーになるイメージ。
18 妖~暁~メンバー紹介
メドレー的にサビをつないでいく感じなのですが、合間合間に「Danger Zone」とか「INTERACTIONAL」等が織り交ぜられ、 あえての違和感を醸し出しています。また、合間に行われたメンバー紹介では個人名紹介はなく、ダンサー、バンドさん、で終わりでした。
19 Deep in your heart
そして光一さんソロの始まりの曲へ。フルコーラス、ヘッドセットでフルダンス!終盤でこれをやるのはホントMだわ。 思えばこのセトリ、ばばばのイントロを聞いた瞬間から、ぐるぐるぐるーっと自分の中の時間が巻き戻される感じがしたんだよね。
いや、その流れは単に現在から過去への一方向ではなくて。過去から未来へ。未来から過去へ。終わりと始まりが同じ場所にある永遠の渦の流れ。 その渦の中は、すべての時系列が同列に存在する時空間になっているという…。
「Spiral」をキーワードにすれば、充分にそんなことを感じさせるような作りになっていたと思います。 後半のメドレーはそれぐらい繊細に作りこまれてた。
いろんな曲をザッピングして醸し出していくこのあえての違和感って、もしやSHOCKのエンディング改変と同じ方向性なのかな?
20 INTERACTIONAL
最後にこの曲を改めてハンドマイクで歌います。本日2回目。しかもわざわざ袈裟を脱いできた。 随分この曲推しなんだなあと思いましたが、MCで光一さんも言ってましたけど、 すべてのことに「答え」があるんですよね。
♪I…(Every time I see you baby)…Love…(Every time I touch you baby)…You…(Every time I hold you baby)
♪別れ際はきっと 切ない Always hard to let you go…
最後は繰り返し「I Love You」と、「別れ際は切ない」と歌ってた光一さん。これは最大級のデレなんすよ。
こんなんきゅんとこねえわけねえだろ!ばかばか!ほんとに粋でした。
絶対目合わせて手振ったりしないけど、パフォーマンスで返すっていう自分の言葉を最後まで貫いたなあと。
E1 SHOCK!
E2 LOVE CRIES
E3 -so young blues-
E4 +MILLION but -LOVE
アンコールはちゃんとやってくれないと出てきません!と言っていたので、内心ヒヤヒヤしてましたが、すぐに出てきてくれました。
金のバックル、膝当て、片手だけのレザープロテクターがなんともMJチック。
ケント・モリさんが振付た「SHOCK!」はすごく斬新ですね。全体の流れよりもキメポーズみたいなのに全神経を注いでいる感じがする。
スター性を前提とした振付というか。それにしてもすごい運動量です。終わってからの光一さんのぐったり具合が過去最高。
あの…こんなにヘットヘトになるまで歌って踊って、しかもそのヘットヘト具合をMCで自分でイジるって、そんなアイドルいるかよ。
誰もそこまでやれと言ってない。言われてないけど、やるんだよなあ。ホント、それが光一さんだよなあ。
ほんとによく踊り、よく歌いました。
以 上