Snow Board をやるためには


スノーボードはギア選びからはじまり自分にあったセッティングに調整するのがポイント。セッティングによって滑りやすくなったり悪くなったり
するのできちんと調整してやろう。
またショップによってはオーソドックスなセッティングに調整して渡されたりすることがあるので自分にきちんと合ってない場合があります。自分
に合ったセッティングにすることが滑りの上達にもつながるのでベストなマイセッティングを見つけよう。
あとはガンガン滑ること、上達するためのコツはうまい奴と滑っていろいろとアドバイスしてもらうことだよ。きっとうまく滑るコツがわかってくる
はず。
各スキー場で行われているスノーボードスクールに入ってレクチャーを受けるのも親切に教えてくれるのでgoodだよ。

 
スタンスの決め方
スノーボードには右足が前の姿勢のグーフィースタンスと左足が前の姿勢のレギュラースタンスがある。
そのどちらかのスタンスになるわけだが決め方は
1.転びそうになったとき前に出る足が前足となる
2.ボールを蹴るとき蹴る足とは反対の軸足が前足となる
3.ランニングスタートするとき前にでる足が前足になるぞ
滑ってみて滑りやすいスタンスを確認するのがベターだね。
レギュラースタンス グーフィースタンス
 
バインディングのセッティング
バインディングのセッティングは滑るうえで大切でうまく滑るにはきちんと自分にあったセッティングにしよう。
 
ANGEL アングル
バインディングのセッティングの中で重要で、しかも一番頻繁に変えるのがアングルです。
アングルとは前足、後足のバインディングの取付け角度のことをいいます。フリーライディング中心で滑るって言う人は角度をつけてやることで
ライディングでターンなどしやすくなり直進性が安定してきます。(これはバインディングの角度をつけることによって体から前方を向きやすくなる
からです。人はバランスをとるとき前後でとるよりも左右でとった方が安定させることができるため角度をつけてやって上体が前向きにひらける
ようにしてやることです)
またトリック中心でワンメイク&ハーフパイプなどをやりたい人は角度をなくすことによりフェイキースタイルやボードを回転しやすくなるよ。
角度は自分の体形、脚力、滑るスタイルやボードの特性、ブーツの出具合などによって決まってきます。バインディングの角度は、はじめての
人で前が24度、後ろが9度ぐらいがいいかもしれないよ。

(前21〜27度、後6〜12度ぐらい)何回か滑ってみて自分にあった角度に調整しよう。慣れてくると角度も変わってくるのでね。
*アルペンボードの場合は前が50度、後が45度ぐらいがはじめがいいかもしれないよ。
 
バインディングのアングル調整方法
1. 2. 3.
バインディングのアングルを変更
してみよう
はじめにバインディングを取付けてる
ネジを外します
+ドライバーを使ってネジをすべて
外します
4. 5. 6.
ネジを外したらセンターディスクを
外します
バインディング側に目盛りが付いて
るので調整したい角度にディスクの
矢印を合わせます
アングルの調整したらネジを締めて
完了です
 
角度はほとんどが3度刻みに調整できるようになっております。
ドライバーはネジに合ったサイズのドライバーを使いましょう、小さかったりするとネジをなめてしまうことがあります。

アングルのスタンス
スタンダードスタンス
最も一般的なスタンスでフリーライディング、パウダーランに向いている。ボードに無駄
なく力を伝えることができるので切れの良いカービングターンができ、直進性がよく安定性
があり、エッジの切り替え時にもスムーズなクロスオーバーができます。
両足がテール側に向いているためスイッチ(フェイキーラン)滑りにくいかもしれません。
スクエアースタンス
ボードに対して足が垂直になるスタンスで無駄なくエッジに力が入りやすくなり、後ろ足
でのボード操作がしやすいです。
しかし、上体もボードに対して横向きになるのでバランスを崩したときにリカバリーしに
くいです。
ダックスタンス
前足がプラス、後足がマイナスのアングルになるスタンスでちょうど足ががに股の状態
になります。
メリットは重心が真ん中に保ちやすく内側から外側に向かって力を加えられるのでボード
をたわませやすく、後足がマイナスアングルのためフェイキーランしたとき上体が前を
向きやすくなりフェイキーでの安定性がよくなります。ダックスタンスはフェイキーランが
滑りやすくフリースタイル志向を重視したスタンスです。
ただ切り換えの時に腰の位置をボードの上にのせるための無駄な動作が必要になり、
ターン後半の切れにリストがかかる。また後足がマイナスで進行方向と逆を向いている
ためレギュラースタンスで滑っていても後足に抵抗を感じやすくなります。

ボードのインサイトホールの種類
インサイトホール(バインディングを板に固定させておくためのネジ穴)の穴位置は何パターンかに分かれている。
穴位置によってはディスクプレート(バインディングと板とを固定させるためのディスク)が換わってくるのでバインディングを買って
みたものの穴位置が合わなくってネジが締めれないということもあるので確認しよう。
 
・4×4 2×4タイプ
もっとも一般的な形式で4×4は穴位置の間隔が4cm×4cmの配置になって
おり、2×4は2cm×4cmの配置になっている。
・3Dタイプ
特殊な形式で主にBURTONで使われているタイプ。
このタイプは専用のディスクプレートが必要だよ。
(BURTONのバインディングはこのタイプのディスクプレートになっている。)
・スライドタイプ
主にFORUMで使われておりインサイトホールが左右にスライドできるため
4×4や3Dタイプと違ってスタンス幅が自由に設定することができる。
バインディングは4×4、2×4タイプと同じディスクプレートが使用できる。
※インサイトホールに合わせたディスクプレートを交換することによってバインディングはすべての板に取り付けることができます。
  
現在はディスクプレートの種類としては4×4タイプ、スライドタイプと3Dタイプの2種類がある。

STANCE WIDTH スタンス幅
バインディングの中心間の長さ(左右の足の間の長さ)をスタンス幅といいます。身長、体重、脚力、板の特性、ライディングスタイルによっても
スタンス幅が違ってきますが一般的に肩幅よりちょい広めぐらい。長さを測るときは両足の甲の中心間の長さを測ります。
実際にボードのセンターに肩幅ぐらいひらいて立った位置がバインディングの取付け位置になる、メジャーで中心から左右の足の位置を測って
おくとセットバックのときなどの調整の目安にもなるよ。
スタンス幅はボードのバランスと踏む力に影響をあたえる。
【狭いと】
少ない力でボードを踏むことができ、レースやカーヴィングなどターンに脚力が必要な滑りに向いています。でも狭すぎるとバランスがとりづらく
コブなどのギャップやジャンプ後のランディングのとき不安定になってしまう。
【広いと】
踏む力が分散して力がボードに伝わりにくくなる、しかし広いほうが上体が安定しバランスはとりやすくり、ギャップをひろったときやランディング
のときにリカバリーしやすくなります。


※スタンス幅が合っていないとバランスがとりにくかったり、板のとりまわしがしにくくなったりするので自分の滑るスタイルを考慮に入れて調整
してみよう。
セッティング
 
バインディングのスタンス幅調整方法
1. 2. 3.
バインディングのスタンス幅を変更
してみよう
はじめに自分のスタンス幅がどの
くらいしたらいいか確認しよう
+ドライバーを使ってネジをすべて
外します
4. 5. 6.
インサイトホールのネジの留め位置
を換えてスタンス幅を調整します
スタンス幅を調整したらネジを
締めます
バインディングを固定したらもう一度
スタンス幅を確認して完了です

スタンス幅の微調整方法
バインディングを取り付けるインサイトホールパターンで2×2は2cm、4×4は4cm間隔で穴が開いているのが、この間隔での調整では
スタンス幅がしっくりこないことがあるときがあります。
そのときはセンターディスクの穴を使ってスタンス幅を微調整することができます。
※センターディスク穴でスタンス幅を微調整した際はセンターリングの調整ができなくなるので注意してください。

SET BACK セットバック
バインディングの取付け位置がセンター(ボードの中心)よりテール側に寄せて取付けることをセットバックといいます。
セットバックすることによって重心がテールよりにくるため高速滑走時にボードが安定し、パウダーではノーズが沈んでいかない効果があり
フリーライディングやパウダーランをやるときはセットバックしたほうが滑りやすいよ。
*ボードによって特性があるのでセットバックの推奨値がカタログなどに記入されているのでそれを参考に調整しよう。
またセンターに取付けるとフェイキーでのライディングやトリックなどに対応しやすく、回したときに回転軸がボードの中心にくるので回しやすく
なるよ。
またインサイトホールの中心にバインディングを付けたからといってバインディングがセンターにあるとは限らない。そのボードが
ディレクショナルシェイプのボード(前後非対称シェイプのボード)だったらノーズ側が少し長くなっているので気をつけて見てみよう。
ディレクショナル =前後非対称シェイプのボード(ボードの中心がテール側によっている)
ツインチィップ =前後対称シェイプのボード(ボードの中心が前後対称になっている)

CENTERING センタリング
センタリングとはボードの中心に対してバインディングの中心をエッジ方向にずらしてバランスをとる調整でボードに荷重をかけるときに足の
つま先(親指のつけねあたり)とかかとの2ヶ所にかかるのですが、そこがボードのエッジに近くにくればくるほどターンのときなど力がボードに
無駄なく伝わります。実際はバインディングのサイズやボードのウエスト幅を考えると無理なので荷重がかかる2つのポイントがフロンとサイド、
バックサイドのエッジから同じぐらいの感覚にしてバランスをとってやる必要があります。
もし、つま先側にズレているとフロントサイドターンでは力が入りやすいがバックサイドターンでは力が入りづらくターンしにくくなってしまうので
ボードの幅の中心にブーツがくるようにバインディングを前後に調整しよう。またブーツがボードからはみ出しても前後同じ分だけ出るように調整
する必要があるよ、出すぎているとターンのとき雪面にひっかかってしまうので均等に出るようにしなければならない。
しかしあまりにもブーツがボードより出すぎるときはアングル角度を大きくふってやってあまり出ないように調整しよう。
また滑ってみてフロントとバックに荷重をかけたときに上手く荷重がかけづらい方があったらその方にバインディングを少しずらして微調整して
みよう。
これは人それぞれつま先とかかとでは荷重のかかり具合が少し違ってくるので調整しながら何度も滑って確認してみよう。
 
ボードに対してバインディングの位置が合ってない状態 センタリングして調整した状態
 
セッティング

FORWARD LEAN フォワードリーン
ハイバックを倒れ具合を調整するのがフォワードリーンだよ。
ブーツをバインディングにセットしたとき、ブーツとハイバック間に隙間が大きくあるとバックサイドに荷重をかけるとかかと部分から荷重がかか
るようになるため力が上手くかけられな状態になっている。
そこでブーツとハイバックの間の隙間を少なくすることによってバックサイドに荷重をかけたとき力がハイバック全体を使ってボードに伝わるため
クイックになり操作性が向上する。
また、前に倒しぎみにするとヒール側のエッジの切り返しがクイックになるがその分足首の動きが少し制限されてしまうのでこれは好みしだいで
別に倒さなくても問題ないと思う。
はじめての人はあまり倒さないほうがいいです、慣れてきたら調整してみるのもいいかも。足の負担を考えて少しづつ角度をつけていきベストな
ポジションを探してみよう。
 
フォワードリーン調整方法
1. 2. 3.
フォワードリーンを変更してみよう ハイバックのところにある調整ネジ
を緩めます
アジャスターを調整して倒れ具合を
調整します
4. 5.
ハイバックの調整ネジを締めます ブーツをセットしてみて倒れ具合を
確認して完了です
 
ハイバックの調整方法はメーカーによって違いますので説明書などを参考にして調整してみてください。

ハイバックのローテーション
バインディングのハイバックの取付け位置を調整することをいいます。
アングル角度をつければつけるほどエッジに対してのハイバックの位置もづれていくため、バックサイドに荷重をかけたときにハイバックに
かかるポイントがズレてしまい十分な荷重をかけられなくなってしまいます。
調整のポイントはボードのエッジがなるべく水平にハイバックがくるようにローテイション調整ホールで調整します。このときヒールカップと
ハイバックの間に隙間ができないように調整しよう。
また調整によってはブーツのフィット感が変わってくるのでちょうどいいポジションを探してみよう。
セッティング
ハイバックのローテーション調整方法
1. 2. 3.
ハイバックのローテーションを変更
してみよう
ハイバックを取り付けているネジ
を緩めます
ネジを外してローテーションを調整
する金具の固定位置を調整します
4. 5.
ハイバックを取り付けているネジ
を締めます
ブーツをセットしてみてハイバックの
位置を確認して完了です
 
ハイバックのローテーション調整方法はメーカーによって違いますので説明書などを参考にして調整してみてください。

ストラップの調整
ストラップの長さを調整することで、ブーツによってストラップが短くてなって締められなかったり長くて余分にあまってしまったりしてしまう。
長いと締め付けるにも外すにも手間がかかってしまうので長さを調整してみよう。
調整するのはラチェット金具がついているストラップでストラップ端に長さを調整する穴がいくつか開いているので取付け穴をかえることに
よって長さを調整します。
あとラチェット金具の取付け位置もかえることができるのでストラップの調整だけではしっくりこない場合調整してしよう。
 
ストラップの調整方法
1. 2. 3.
ストラップを調整してみよう
トゥーストラップの調整方法
ストラップを取付けているネジを
緩めます
ネジを外してストラップを外します
4. 5.
ストラップに開いている調整穴で
長さを調整します
ストラップを取付けてネジを締めて
完了です
 
ストラップのベルト部分の余裕は左の写真ぐらいがいいと思います。
調整のときネジを緩めるのですが締めるときに上手く締まっていないと滑っているのとに
ネジが外れストラップが外れてしまう場合があるので注意しよう。
詳しい調整方法はバインディングの取扱説明書に書いてあるので参考にしてください。

※アンクルストラップもトゥーストラップトと同様の調整方法で調整します。

バインディング等のネジについて
バイディングはボードにネジでとめているがネジが緩んでくるとバイディングがぐらつきコントロールしずらくなったりするため、ネジの緩みは
滑る前に点検しておくといいです。
またバインディングのアングル角度を調整するときネジを外して調整するのだがネジを締める際にかたよった締め方や上手く締めきっていな
かったりすると滑っているときに緩んできたりすることがあります。
あとドライバーがネジに合っていないとネジを傷め、なめてしまいネジが外せなくなってしまうことがあるので注意したい点である。
 
ネジの締め方 ドライバーの選び方
ドライバーはネジに対して小さくては力が入らず大きくては上手く
合わないとネジをなめてしまうのでネジに合ったドライバーを使う
ことが大切です。
またドライバーの太さは合っているが先端が細いドライバーもあり
ネジに合わないことがあるのでその点も注意して見てみよう。
×
ネジの締め方は対角線上に締めていきます。
また1回で締めきるのではなく、最初は軽く4本締めてから次に
もう少し力を入れて締め、最後にしっかり締めるというように3回
ぐらいにわけて締めていくといいです。このことにより4本のネジ
が均等にしまりネジが緩みにくくなります。
POINT
・持つところがしっかりしていて力を入れやすいもの
・ドライバーの先端がしっかりしているもの、あまり安いドライバー
  だと先が欠けたりすぐ先が丸みを帯びてしまうのでね。

デッキパットの貼り方
スケーティングのときやリフトから降りるとき後足をボードにのせたときブーツが滑らないように滑り止めとしてデッキパットをデッキに貼ります。
デッキパットはつぶつぶのものや一体の板状のものなどいろいろあります。
貼るところは後足(スケーティングするときなどブーツを外す方)のバインディングの内側のところに貼ります。
貼るポイントとしては貼る部分の汚れなどをきれいに拭きとってデッキパットを貼ります。そのあとにドライアーなどで温めて押し付けてしっかり
貼ると取れにくくなりますよ。


進行方向


進行方向
一体もののデッキパット つぶつぶタイプのデッキパット

リーシュコードの取付方法
リーシュコードはボードを外したときボードだけ流れていかないようにするための流れ止めです。
リーシュコードをつけるのはマナーの1つなのでしっかりつけましょう。
取り付けるのは前足側に取り付け、レギュラースタンスの場合は左足、グーフィースタンスの場合は右足に取り付けます。
リーシュコードのタイプとしては2種類あります、足の太もも部分とバインディングをつなぐものとブーツとバインディングを取り付けるものが
あるので自分の好みで選ぶといいと思います。
取付方法(レギュラースタンスの場合※グーフィースタンスは反対になります)
バインディング側 足とつなぐタイプ ブーツとつなぐタイプ
      
バインディングのベースにリーシュコード
を取り付ける穴が大抵開いているので
つこに片方を取り付けます。
邪魔にならない太ももあたりにマジック
テープのバンドで取り付けます。
ブーツの紐部分(つま先側)にリングの
金具を取り付けてつなぎます。

滑る前にチェック!!
滑っているうちにバインディングのネジが緩んでくることがあるので滑りに行く前に緩みがないかチェックしよう。
・ストラップの取り付けネジ ストラップは動くため、ネジが緩みやすくなります。
・ストラップのラチェットバックルの取り付けネジ 後ろ足のラチェットバックルはリフトの乗り降りの際、脱着をするため緩みやすく
取れやすいので要注意です。
・バインディングの取り付けネジ 緩んでくるとバインディングがぐらついてくることがあり、ボードをコントロール
しづらくなります。


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