温泉名 | いしぶおんせん 石部温泉 |
施設名 | へいろくじぞうろてんぶろ 平六地蔵露天風呂 |
所在地 | しずおかけんかもぐんまつざきちょういしぶ 静岡県賀茂郡松崎町石部 |
場所概略 | 東名高速道路の沼津ICより国道136号を南下する。国道136号沿い。石部バス停付近の海側の脇道を行くとある。 |
駐車場 | 4台停められる無料駐車場あり。近くの有料駐車場は8時間\1,000(夏季のみ)。しかし、17時を過ぎれば無料で停めることができる。近くのバス停付近に駐車することもできる。 |
営業時間 | 24時間 年中無休 |
料金 | \0 |
風呂数 | 混浴露天風呂1 |
脱衣所 | 男女共用1 |
泉質 | ナトリウム−塩化物泉 |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0558-42-1111 |
入湯日 | 2000/9/25、2001/3/20 |
感想 | 浴槽の横の大岩に平六地蔵という名のお地蔵様が立っているが、夜だったためよく見えなかった。星がとてもきれいだった。お湯は源泉の方は熱いが、遠ざかるにつれてぬるくなっているため、自分で温度調整が取ることができ、長湯できた。 今回2回目。源泉からちょっと離れていたところにいたので、長湯できた。 |
評価 | 5 |
石部温泉は、私が「一人旅 −伊豆へ−」編で3番目に行った温泉です。
石部温泉には近くにある雲見温泉と同様に無料の混浴露天風呂があります。そこには写真のようなお地蔵様が大岩の上に鎮座していて、そのお地蔵様の名前にちなんで「平六地蔵露天風呂」と呼ばれています。
このお地蔵様には悲しい物語があります。自分の子供を波にさらわれた平六さんがずっと波間を見つめ続けて子供の出現を待っていたのですが、結局子供は現れず、平六さんはこの世を去りました。村人たちはこの平六親子を弔うためにこの場所にお地蔵様を立てたと伝えられています。
平六地蔵露天風呂は海岸近くにあります。国道136号線を南下すると石部温泉の看板と同時に石部バス停が見えてきます。そこには海の方に行く細い道があります。その先に石部温泉があるので右折したいところなのですが、右折するには一旦後退しなければその道に進入することができないので、バス停付近で一旦停車して安全を確認してから転回することをお薦めします。
平六地蔵温泉露天風呂
奥の大岩の上にお地蔵様が鎮座しています。
平六地蔵露天風呂は無料の温泉なのですが、浴槽が広いのにはとてもすばらしいと思いました。無料の露天風呂でこれだけ広い浴槽は、伊豆には他にありません。湯温もちょうどいい温度で、管理が行き届いている証拠です。これも松崎町の皆さんのおかげですね。松崎町の皆さん、ありがとうございます。
脱衣所
手前の青ビニールがかかっている
ところが女性専用(?)脱衣所
また、この露天風呂は混浴なのですが、ガイドブックによると女性でも気軽に入ってくるみたいです。その理由はちゃんと左写真のような女性専用(?)脱衣所があるため、女性が着替えやすいからだと思います。このような気配りもあるところが人気の秘密みたいですね。
湯温は、奥の方はちょっと熱く、手前に行くほどぬるくなっています。移動しながら湯温を調整することができるので、広い浴槽を徘徊するのもいいのではないでしょうか。
私が最初に行ったときは、すでに夜で地元の人たちが入っていました。地元の人たち同士で談話していたのですが、露天風呂が地元の人たちの憩いの場になっているみたいですね。地元の人たちに愛されている場所なんだなあ、と思いました。
ふと、私が空を見上げると、星たちが夜空というキャンパスに白、黄色、青、そして赤の点を彩っていました。都会からちょっとしか離れていないのに星がこんなにきれいに見えたのには感激しました。都会の星はそこに住む人たちの心がすさんでいることによってその輝きを失ってしまっているのだろうな、なんて詩人になってしまいました。
こんな星がきれいに見える都会に近い無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。