甲西温泉 やまなみの湯

温泉名こうさいおんせん
甲西温泉
施設名やまなみのゆ
やまなみの湯
所在地やまなしけんみなみあるぷすしにしなんご
山梨県南アルプス市西南湖1299-1
場所概略中央自動車道の甲府南ICより国道140号線を西へ行く。県道26号線との交差点を右折し、県道26号線に入る。浅原橋を越えた信号を左折し、直進する。看板が見えるので、左折すると右側に見える。
駐車場専用駐車場あり。100台くらい停められる。無料。
営業時間10:00〜22:00 水曜日定休日(祝日の場合は翌日)、12/29〜1/1は定休日
料金\800、17:00以降は\500
風呂数露天風呂1、内風呂4、寝湯1、打たせ湯1、水風呂1、サウナ2(全て各男女別)、プール3
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
湯色淡黄緑色
問合せ先055-280-3340
入湯日2001/10/6
感想広くてプールもあり、すばらしい施設。これだけあって800円という低価格はすばらしい。温泉は内風呂として、気泡浴、全身浴、エステバス、リラックスバスがある。エステバスは血行を促進させるミクロの粒子が出ているお風呂。サウナはスチームサウナとミストサウナがある。プールは水着と帽子が必要。また、外には温泉スタンドもある。1リットル1円で利用できる。
評価5

 甲西温泉は甲府市の南西部、甲西町(こうさいまち)にあります。
 甲西温泉に行くには、中央自動車道の甲府南ICより国道140号線を西へ行きます。それから県道26号線と交わるので、その交差点を右折してさらに西へ向かいます。県道26号線を道なりに行くと、浅原橋という橋があるので渡ります。その橋を渡ったすぐに交差点があります。左折するとそのまま県道26号線を行くようになるので、左折してください。すると左側に看板があるので、その看板の指示通り左折します。あとはまっすぐ行くと右側に大きな建物が見えてきます。それが「甲西温泉 やまなみの湯」です。
 やまなみの湯は2000年8月に開設した新しい温泉施設です。そのため、完全なバリアフリー対応です。入口には緩やかなスロープがあり、車椅子の方でも安心して入ることができます。さらに、施設が広い、広い! 温泉だけでなく、プールまであり、その充実さには圧倒されます。パンフレットを見ただけでも、温泉やプールのほかに、リラックスルーム、絵画ギャラリー、こどものひろば、和室、大広間、そしてフィットネスルームまであるから驚きです。この施設自体が町営なので、甲西町は町民のために頑張ったんだなあと思いました。そして、町民だけでなく、町民以外の方にも開放してくれてありがとうございます。m(_ _)m
 他の施設も魅力的だったのですが、私たちの目的はやっぱり温泉でした。私たちが着いたときには、もう太陽が西のほうに傾き始めていていました。午後5時ちょっと前でした。10月の初旬だったので幾分か空は明るさを持っていましたが、太陽はだんだんとその日の仕事を終わらせようとしていました。
 さあこれから温泉だ!と意気込んでやまなみの湯の施設内に入ろうとしたときに、ある看板が目に留まりました。午後5時以降は800円が500円になるというお知らせでした。もうすぐ5時だしそれまで待とうということになりました。私の友人たちは静かに植木近くのベンチに腰を落ち着かせて時が来るのを待っていたのですが、私は今のうちにと思い、写真を撮っていました。あちらこちらを探索したところ、何と温泉スタンドを発見しました。
 その温泉スタンドは秩父温泉のそれよりも小さいものでした。スタンドも1箇所しかありませんでした。しかし、値段を見てみると、1リットル1円! 安い! こんなに安いならポリタンクを持ってくればよかった、と後悔してしまいました。
 ようやく午後5時になったので、私たちは中に入りました。中はパンフレット通り、広々としていました。ホールは天窓が付いていて、昼間は明るそうな印象を与えました。絵画ギャラリーには、元町ゆかりの日本画壇第一人者である川崎小虎さんの作品が展示されていました。そして、何よりも大広間が広い! 90畳もあるとか。その広い空間を贅沢に利用していました。
 いろいろと見て回ったあと、私たちは温泉の方に向かいました。
 やまなみの湯は温泉だけでなくプールもあります。温泉とプールは脱衣所が一緒になっていて、いったん着衣する必要もなく両方に入ることができます。この辺はさすがに考えて設計されていますね。私たちは水着を持ってきていたので(プールがあることは知っていました)、最初はプールのほうに行きました。
 プールは大きいものが15m×8mの広さで、深さが1mくらいのものがありました。他にも、円形のアクアプール、そして幼児用プールもありました。そんなに人もいなくて、子供が遊ぶにはいい場所だと思います。そんな子供が遊びそうな場所に、大人の私たちは童心に返って泳いでしまいました。でも、子供を連れてくれば楽しめる場所だと思います。
 一通り泳ぎはしゃいだ私たちは、ようやく目的の温泉に入ることにしました。温泉へは前述の通り、脱衣所でつながっているので水着を脱ぐだけで入ることができます。
 浴場は男女別でした。パンフレットを見ると、男女とも違う浴場の形なので、交代制だと思います。浴場は広々としていました。大浴槽がどーんと構えていて、周りにリラックスバス、エステバス、そしてサウナが2つありました。広々として本当にリラックスできました。また、水泳の疲れも癒してくれました。
 ちなみに、このやまなみの湯は、世界の中で最もユニークで活動的な変動帯中の大三角形構造性盆地に誕生した自噴温泉だそうです。詳しいことは浴場内の看板やパンフレットに書いてあるので、ご覧になってください。泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)です。弱アルカリ性だけあって、入ったあとはつるつるした感触がします。
 最後に露天風呂に入り、やまなみの湯を満喫しました。
 本当に広々としてよかったです。

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