新穂高温泉　新穂高の湯

　新穂高温泉は、私が「一人旅　−北へ−」編で5番目に行った温泉です。そして、4番目に入った温泉です。
　新穂高温泉というのは、かつては蒲田、宝、佳留萱（かるかや）、槍身、中尾、穂高、新穂高と別々に呼ばれいた温泉名を総称した名称です。私はたくさんある新穂高温泉のうち、無料で入れる「新穂高の湯」に入りました。

新穂高の湯へ続く人道橋

　国道471号線を北上すると、新穂高温泉という看板が出てくるT字路が見えてきます。そのT字路を右折して東方面に行きます。上り坂の道をまっすぐに行くと、途中で橋を渡ります。その橋の右側には緊急時防災ヘリポートがあります。そのヘリポートに駐車して橋から下を見下ろすと、新穂高の湯を見ることができます。橋から見下ろしても、新穂高の湯は結構大きいとわかります。その橋から50mくらい上流側に行くと人道橋があるのですが、そこから新穂高の湯へ行くことができます。人道橋を渡り階段を下りると、新穂高の湯に着くことができます。

　新穂高の湯の隣りには蒲田川が流れており、川の音を間近で聞くことができます。早速、服を脱いで入りました。入ってみると、下が砂でちょっとくすぐったい気もしますが、気持ちいい感触です。でも、私が一番驚いたのはお湯がすごくきれいだったことです。無料の施設なのに、こんなにお湯がきれいなのには正直驚きました。しかも、広くて深い！　水着着用でも入浴できるので、水着を着て泳ぎに行くというのもいいかもしれません。お湯もぬるめで外の風景を見ながら、川の音を聞きながらボーっとしていると、時間が経つのを忘れさせてくれる、そんな感じのいい温泉でした。
　きれいに掃除してくれる人がいるから気持ちよく入れる、そんな気持ちを彷彿させてくれるところでした。利用する人はごみなどをちゃんと持ち帰るというマナーを守って行くことが大事だと思いました。
　このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。