温泉名 | しおざわおんせん 塩沢温泉 |
施設名 | しんこう・かん 信甲・館 |
所在地 | やまなしけんほくとしはくしゅうまちおおむかわ 山梨県北杜市白州町大武川343 |
場所概略 | 中央自動車道小淵沢ICより県道11号線を西へ行く。下蔦木交差点を右折し、国道20号線を北上する。すぐに塩沢温泉の看板が左側に見えるので、左折すると着く。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。7台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
料金 | \500 |
風呂数 | 男女別露天風呂各2、男女別内風呂各2 |
脱衣所 | 男女別各2 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(低張性アルカリ性低温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0266-64-2750 |
入湯日 | 2001/10/7 |
感想 | 落ち着いた雰囲気の中で露天風呂に入ることができた。露天風呂、内風呂とも小さい浴槽の方は源泉をそのまま出しているみたいでぬるかった。飲んでみると、ちょっと硫黄の味がした。大きい浴槽は源泉にお湯を足しているみたいだった。 |
評価 | 5 |
塩沢温泉は八ヶ岳と南アルプスの境にあります。長野県と山梨県の境で、山梨県に位置しています。
塩沢温泉に行くには、中央自動車道の小淵沢ICより県道11号線を西へ向かいます。突き当たりのT字路を右折して、国道20号線を北上します。左側に連なる南アルプスの山々を見ながら走るのは実に爽快です。さらに、道の駅 信州蔦木宿を左に見ながら進むと、左側に塩沢温泉の看板があります。「塩」、「沢」、「温」、「泉」と一文字一文字が大きく書いてあるのですぐにわかります。橋を渡り、旅館の見えるほうに小道を進んで行くと塩沢温泉 信甲・館に着くことができます。
信甲・館は南アルプスを背景にした旅館です。素朴な宿といった感じです。信州(長野県)と甲州(山梨県)の狭間にあるからこの名が付いたと思います。
早速中に入ると、落ち着いた雰囲気な宿の様子がうかがえました。自然がいっぱいの場所にはこのような落ち着いた雰囲気の宿が一番ですね。そんな宿の温泉に入ることができると思うと、なんだか心がうきうきしてきました。
信甲・館には露天風呂と内風呂の浴場があります。それぞれ男女別です。私たちは、やっぱり露天風呂のほうから入ることにしました。
露天風呂の脱衣所は小屋のような脱衣所でした。でも、自然の中にあるこの旅館にはとても合っていると思いました。脱衣所にはなぜか編み笠がありました。何だ、この編み笠は!?と思いましたが、私たちはその編み笠をかぶったりして遊んでいました。こういう遊び道具としてあるのかな?と思いましたが、雨が降ったときでも露天風呂を楽しむことができるように旅館側が配慮してくれているのだと思います。このような気配りはいいですね。
雨は降っていなかったので、私たちは編み笠をかぶらずに露天風呂に入りました。露天風呂には大小2つの浴槽がありました。大きいほうは10人は余裕で入ることができる大きさでした。小さいほうは1人がやっと入ることができるほどの大きさでした。大きいほうは源泉を加熱して入りやすい湯温にしていました。また、浴槽の深さも肩まで浸かれるほどでした。小さいほうは加熱処理しない源泉そのままのお湯がたたえられていました。底は大きい浴槽と違い、浅くて30cmくらいしかない浴槽でした。しかも、小さいほうの湯温はぬるくて、夏でなければ長湯できるような温度ではなかったです。しかし源泉そのままなので、湯の華は漂い、硫黄の匂いもして温泉!という感じがして、私としてはよかったです。
露天風呂から出たあと、今度は内風呂のほうへと行きました。内風呂のほうも大小2つの浴槽がありました。これまた露天風呂と同じで、大きいほうが加熱処理したお湯で、小さいほうが源泉そのままのお湯でした。でも、露天風呂と違うのは、小さい浴槽の深さが浅くなかったということです。内風呂は、小さいほうも大きいほうと同じ深さでした。ちょうどいい深さでした。小さいほうだけ底をあげるわけにもいかないですよね。
内風呂の大きい浴槽は露天風呂のそれよりも小さくて、5人くらいでいっぱいになってしまう浴槽でした。また、小さいほうの浴槽は露天風呂のそれよりも大きくて、2人は入ることができる大きさでした。景色を見ることができない分、面白味にかけてしまいましたが、よかったです。小さい浴槽では長湯してしまいました。
自然の中にあり、季節によって変わっていく自然を見ながら温泉に浸かることができるすばらしい宿だと思います。