温泉名 | ゆのつおんせん 温泉津温泉 |
施設名 | やくしゆ 薬師湯 |
所在地 | しまねけんおおだしゆのつちょうゆのつあざろ 島根県大田市温泉津町温泉津字ロ7 |
場所概略 | 山陰自動車道の江津ICより国道9号線を北東に行く。温泉津温泉街を入り、細い道を奥まで行く。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。5台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 5:00〜21:00 |
料金 | \200 |
風呂数 | 男女別内風呂各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(低張性中性高温泉) |
湯色 | 黄褐色 |
問合せ先 | 0855-65-4126 |
入湯日 | 2004/1/1 |
感想 | すばらしい。これが本当の共同浴場という感じだった。源泉は掛け流しでお湯は泉質の良さを物語っていた。ちょっとしょっぱい。 |
評価 | 5 |
温泉津温泉 薬師湯は、私が「一人旅 −四国へ−」編で29番目に行った温泉です。そして、25番目に入った温泉です。
温泉津温泉は石見銀山の南西にあります。
温泉津温泉に行くには、山陰道の江津ICより国道9号線を北東へ向かいます。約16km行くと温泉津温泉の温泉街に着くことができます。
また、電車で行くこともできます。電車の場合は山陰本線の温泉津駅で降ります。駅から徒歩で行くことができます。
温泉街に着いて細い道を行くと薬師湯に着くことができます。
温泉津温泉 薬師湯は2005年9月30日までは邇摩郡温泉津町(にまぐんゆのつまち)にありましたが、現在は大田市(おおだし)にあります。大田市、邇摩郡温泉津町、そして邇摩郡仁摩町は2005年10月1日より、合併して大田市になりました。
また、地名の読みも変わりました。温泉津町が、「ゆのつまち」から「ゆのつちょう」になっています。
温泉津温泉 薬師湯は温泉津温泉の共同浴場の1つです。
この温泉津温泉ですが、「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読みます。温泉があるぞ!という名前が素敵ですね。(^o^)
建物は半円のコンクリートの屋根が付いていました。珍しい外観でした。
入口には鯰(ナマズ)の湯と書いてありました。入るとナマズのように肌がヌルヌルするお湯なのかなと思いました。するとアルカリ性のお湯なのかなと勝手に思い込み、私は中に入りました。
中には温泉成分分析表がありました。それによると、源泉温度は46度C。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物泉。pH値は6.0。あれっ、pH値が6.0ということは弱酸性に近い中性です。アルカリ性で肌がヌルヌルするわけじゃないんだ、と思いました。じゃあ、なんで鯰の湯なんだろう?と思いつつ、私は浴場へ向かいました。
浴場には楕円形の浴槽が1つありました。
浴槽のふちには析出物がいっぱい! ふちだけでなく、床にも析出物が固まってます。すごい! すごすぎます!! 人がいたので写真を撮りそこなってしまったのが残念です。今度はちゃんと写真を撮りたいと思うくらい、析出物が付着していました。見る価値は絶対にあります!
なめるとしょっぱい! そして鉄の味もしました。また炭酸の少し含まれているような味でした。エグ味も感じられました。う〜ん、いろいろな味がして表現しきれない・・・。
お湯はもちろん源泉掛け流し! ナトリウムイオンと塩化物イオンがあるために、なめるとしょっぱかったです。また、カルシウムイオンが浴槽のふちの析出物を形成しているということが伺えます。
よく見ると、湯口がナマズの形をしていました。鯰の湯というのはこの意味だったのですね。入ってもそんなにヌルヌルはしませんでした。むしろ、肌が突っ張る感じになります。でも、すばらしいお湯でした。
すばらしいお湯にめぐり合えて、幸せな気分で薬師湯をあとにしました。
あとで調べたところ、1872年に発生した浜田地震で温泉津温泉が湧出したので「鯰の湯」と名付けられたそうです。
温泉津温泉はホームページによると、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の認定書を受章したそうです。そのため、「全国に僅か12箇所しかない「オール5」の評価を受けた、自然湧出の本物のかけ流し湯の温泉です!」と宣伝しています。
その宣伝が過大ではなく、本当にいいお湯だと私も思います。皆さんもぜひ行ってみてください。
元旦から本当にいい湯にめぐり合えたと思いました。もう一度行きたい場所です。