幌加温泉 第2部

温泉名ほろかおんせん
幌加温泉
施設名ほろかおんせんろてんぶろ
ホロカ温泉露天風呂
所在地ほっかいどうかとうぐんかみしほろちょうほろか
北海道河東郡上士幌町幌加
場所概略帯広市街地より国道241号線を北上する。国道273号線から看板があるので右折する。約1km行くとある。急な上り坂を上った所。ホロカ温泉旅館の下にある。自炊棟わきより川沿いの道を行く。
駐車場近くに駐車スペースあり。5台くらい停められる。無料。
営業時間24時間 年中無休
料金\0
風呂数混浴露天風呂1
脱衣所なし
泉質ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉
湯色無色透明
問合せ先01564-4-2167
入湯日2002/9/3
感想ぬるい。お湯が出るホースと水が出るホースがあるのだが、水の出るホースをどかしてしまった。近くに滝があり、滝を見ながら入浴できるのはいい。服などは枯れ木があって、それをハンガー代わりにすることができる。なかなかおつだった。
評価5

 幌加温泉 ホロカ温泉露天風呂は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で12番目に行った温泉です。そして、11番目に入った温泉です。
 幌加温泉は糠平湖の北にあります。
 幌加温泉に行くには、帯広市より国道241号線を北上します。約34km北上すると国道273号線(糠平国道)との分岐点があるので、国道273号線に入ります。糠平温泉を通過し北上すると幌加温泉の看板が出るので左折します。左折するとすぐに上り坂になりますが、そのまま上ってください。約1km行くと幌加温泉に着くことができます。
 幌加温泉にはホロカ温泉旅館と鹿の谷温泉旅館があります。温泉旅館はそれだけなのですが、実は無料で入ることができる露天風呂があります。それがホロカ温泉旅館が管理しているホロカ温泉露天風呂なのです。
 その露天風呂はホロカ温泉旅館からは、国道273号線から上ってきた道の対面にあります。そこには現在は使用されていない自炊棟があります。自炊棟はかぎがかかっていて入ることはできないのですが、ガラス越しに中を見ることができます。中を見てみると、浴場があるのがわかります。その浴場がホロカ温泉露天風呂!ではありません。その自炊棟の脇に露天風呂の案内看板があるので、その案内にしたがって、自炊棟の脇の道を通り、自炊棟の裏側をまわるようにして先へ進んでください。裏側にまわると川があります。その川を上流側に行くと滝が見えます。ホロカ温泉露天風呂はその滝の下にあります。
 ホロカ温泉露天風呂は脱衣所がない混浴露天風呂です。周りは川、滝、そして木々たちに囲まれて、水の流れを聞きながら温泉に入ることができる、すばらしいロケーションの露天風呂です。また、浴槽の近くには枯れ木があり、枝がハンガーのようになっていて服をぶら下げることができるではありませんか! この演出が心憎いです。これを考案した人のこの露天風呂に対する思いが伝わってくるような芸術作品という感じでたたずんでいました。
 そんなすばらしいロケーションに目を輝かせながら、私は服を脱いで、その服を枯れ木のハンガーにかけて入浴しました。そして、すぐに思いました。ぬるい! ぬるすぎる・・・。長く入っていると風邪を引きそうなくらいぬるかったです。何でこんなにぬるいのだろうと思って浴槽を調べてみると、お湯が出ているホースと水が出ているホースがあり、水が出ているホースからは冷たい水が出ていたのです。私が入る前は誰もしばらくは入っていなかったのでしょうか、水の方が勢いよく出ていたため、ぬるくなっていたみたいです。そこで私は水が出ているホースをどけて、再度入浴しました。それでもまだぬるかったですが、しばらく露天風呂に浸かっていました。
 浴槽は川の水面と同じ高さにあり、まるで川の中に入っているような感覚を受けました。また、滝の音が静寂の中からさえずる鳥たちの鳴き声のように心地よく私の耳に入ってきました。自然の景色に囲まれて温泉に浸かることができる喜びを感じながら、私は入浴していました。
 このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。

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