屈斜路湖畔の温泉 いなせキャンプ場露天風呂

温泉名くっしゃろこはんのおんせん
屈斜路湖畔の温泉
施設名いなせきゃんぷじょうろてんぶろ
いなせキャンプ場露天風呂
所在地ほっかいどうかわかみぐんてしかがちょうくっしゃろ
北海道川上郡弟子屈町屈斜路
場所概略弟子屈市街地より国道243号線を北西に行く。屈斜路湖東側道路沿いの西側にある。いなせキャンプ場の敷地内。
駐車場いなせキャンプ場の駐車場を利用できる。30台くらい停められる。無料。
営業時間9:00〜16:00
料金\300
風呂数混浴露天風呂1
脱衣所なし
泉質単純温泉?
湯色無色透明
問合せ先01548-4-2223
入湯日2002/9/5
感想池の湯だと思って入ったが、違っていた。でも屈斜路湖の水面近くまで視線が届いていい。
評価4

 屈斜路湖畔の温泉 いなせキャンプ場露天風呂は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で30番目に行った温泉です。そして、27番目に入った温泉です。
 屈斜路湖畔の温泉は屈斜路湖の東側湖畔にあります。
 屈斜路湖畔の温泉に行くには、弟子屈町の市街地より国道243号線を北上します。約3km行くと国道391号線と交差するY字路があります。そのY字路を左に行き、国道243号線に行きます。そのまま約10km行くと道道52号線と交差するので、右折して道道52号線に入ってください。この道道52号線は、屈斜路摩周湖畔線と呼ばれています。国道391号線をまたいで摩周湖まで道が続いています。
 道道52号線は屈斜路湖の東側湖畔を走る道路です。左側には屈斜路湖の湖面を見ることができます。
 屈斜路湖は、周囲56.6km、面積79.5km2、最大深度117mのカルデラ湖です。カルデラ湖というのは、火山活動によってできた盆地に水が溜まってできた湖のことです。屈斜路湖はカルデラ湖としては日本最大の面積を誇ります。
 湖中央部には、日本最大の湖中島である中島(面積5.7km2、周囲12km)が浮かんでいます。中島は二重式火山の島です。二重式火山とは、古い火口の中に新しい火口が成長した火山のことです。中島は中央の溶岩円頂丘に最高点(355m)があります。
 また、屈斜路湖の南側には和琴半島が突出しています。こちらも中島と同様に湖中島だったのですが、尾札部(おさつべ)川の扇状地から成長した砂州(さす、「砂洲」とも書きます。海岸線をやや離れて、細長く砂れきが堆積してできた地形のこと。)により陸続きの島になったそうです。
 屈斜路湖近くには硫黄山があり、現在も火山活動を続けています。この硫黄山から硫酸を含んだガスが噴出しています。このため、周囲には酸性の土壌が広がり、酸性に強いハイマツしか生育しないなど、独特の植生を見せてくれます。
 火山といえば温泉! 屈斜路湖周辺には温泉が多数存在し、湖岸を掘ると温泉が湧き出します。そのため観光名所にもなっています。代表的なのが砂湯です。そんな屈斜路湖畔の温泉に入るために、私は屈斜路湖にやってきました。
 このページでは屈斜路湖の温泉 いなせキャンプ場露天風呂について書きたいと思います。
 いなせキャンプ場露天風呂は、いなせキャンプ場の中にあります。いなせキャンプ場は、道道52号線を北上して、左側を見ていると見つけることができます。ロケーション抜群の静かなキャンプ場です。
 当初、私はこのキャンプ場の中に池の湯があると思っていました。そこで、このキャンプ場の駐車場に駐車して池の湯を探しました。
 すると、すぐに浴槽を発見することができました。浴槽はキャンプ場入口から見て大きな岩の裏側にありました。岩の裏側にあるために、外からは見つけにくい場所にありました。しかし、外から見ている人にとっては目隠しになるので、入浴している姿は見えないようになっていました。入浴客の配慮がなされているところだと思いました。
 浴槽を発見したのはいいのですが、ガイドブックとはまったく違う形状でした。池の湯はその名のとおり円形の浴槽だと書いてあったのですが、こちらは三日月型の浴槽でした。しかも、大きさも全然違うっ! 30人以上も入れるような大きさではありませんでした。10人しか入ることができません。さらに、お湯の色が全然違います!! ガイドブックでは池の湯のお湯の色は緑色だと書いてありました。しかし、この浴槽は無色透明です。こんなにも違うということはこれは池の湯ではない、ということが私の心の中で明らかになりました。でも、本当の池の湯はどこなんだろう・・・、と思いました。そんな疑問が残りながらも、池の湯とは違う温泉施設を発見することができたのです。これは入らないわけにはいきません。
 周囲を見渡すと「入浴料300円」という看板がありました。そして、管理者らしき人がうろうろしていました。というより、私がうろうろしていたので、不審者と思われたのでしょうか、私に近づいて来ました。その方に私は温泉に入りたいということを伝えました。管理者の方は300円を要求したので、私は300円を払いました。ついでに、本当の池の湯がどこにあるかも聞いてみました。管理者の方はご丁寧に教えてくれました。キャンプ場の南側に「ホテルまつや」という旅館があるので、その近くにあると教えてくれました。管理者の方、ありがとうございます。m(_ _)m
 入浴料も払ったので、私はこの露天風呂に入ることにしました。でも、脱衣所がない・・・。(*_*) 脱衣所だけでなく、露天風呂には男女の区分けさえもありません。脱衣所なしの混浴露天風呂みたいです。自然味あふれた露天風呂です。あまり人工的なものを置かず、自然あふれる場所で自然を楽しむ・・・。そんな感じがして、いいなあと思いました。
 浴槽の近くで服を脱ぎ、私は入浴しました。周りには観光客はまばらでしたので、そんなに恥ずかしがらずに入浴することができました。お湯は無色透明というよりは、エメラルドグリーンのような色をしていました。上部には木々が生い茂り、日陰になっていました。これも入浴客への配慮なのかなと思いました。
 露天風呂からは屈斜路湖を見ることができました。景色はすばらしいです。やっぱり露天風呂はこうでなくちゃ、と思いました。(^o^) お湯は無色透明で特徴がない露天風呂でしたが、景色がよかったのが印象的でした。
 私が入浴していると、観光客の方が通るときもあったのですが、皆さんだれもこちらを振り向こうとしませんでした。完全に無視!といった感じでした。まあ、みんなでじろじろ見るよりはそちらのほうがいいかな。でも、少しくらい声をかけてくれてもいいのになあ、と思いました。  そんな自然味ある露天風呂に入ることができてよかったです。

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