雌阿寒温泉 国民宿舎 野中温泉別舘

温泉名めあかんおんせん
雌阿寒温泉
施設名こくみんしゅくしゃ のなかおんせんべつかん
国民宿舎 野中温泉別舘
所在地ほっかいどうあしょろぐんあしょろちょうもあしょろ
北海道足寄郡足寄町茂足寄159
場所概略足寄市街地より国道241号線を東へ行き、雌阿寒温泉の看板が出たら右折する。そのまま行くと左側にある。本館(ユースホステル)のとなり。
駐車場専用駐車場あり。50台くらい停められる。無料。
営業時間9:00〜21:00
料金\300
風呂数男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各1
泉質含食塩−石膏硫化水素泉(低張性緊張性温泉)
湯色無色透明
問合せ先01562-9-7321
入湯日2002/9/4
感想310リットル/分の湯量豊富な源泉で、もちろん掛け流し! すばらしい。露天風呂は男女の仕切りがあいまいで、のぞこうとしなくても見えてしまう。混浴のような雰囲気をかもし出している。
評価5

 雌阿寒(めあかん)温泉 国民宿舎 野中温泉別舘は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で25番目に行った温泉です。そして、23番目に入った温泉です。
 雌阿寒温泉は足寄町の北東、雌阿寒岳の西にあります。
 雌阿寒温泉に行くには、北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線の足寄駅より国道241号線を北東へ進みます。ちなみに、この足寄駅には「道の駅 あしょろ銀河ホール21」が併設されています。その2階には松山千春記念館があります。足寄町で育った松山千春のポスターや実際に着用したステージ衣装などが飾られていました。ずらずらと飾られていたので、松山千春は足寄町の人には人気があるんだなあと思いました。私も松山千春が結構好きです。(^o^)
 この北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線なのですが、2006年4月をもって廃線になってしまいます。北海道では鉄道は厳しいのかな。
 話を元に戻しましょう。国道241号線を北東に約43km行くと雌阿寒温泉の看板が見えてくるので、そこを右折します。ちょっとした山道になりますが、上り坂を上っていくと雌阿寒温泉に着くことができます。
 雌阿寒温泉には国民宿舎 野中温泉(野中温泉ユースホステル)国民宿舎 野中温泉別舘が隣り同士で並んでいます。私はユースホステルがある本館の国民宿舎 野中温泉の方に泊まるために来ました。そっちのほうが安いので。(^o^)
 本当は午後の5時くらいに到着する予定だったのですが、なにせ北海道は広い! 予定通りに着くことができずにご飯の準備をしてくださった管理人さんにご迷惑を掛けてしまいました。でも、そんな私を温厚に許してくださったので、すばらしいところに宿泊できたなあと思いました。
 さて、本来なら私が宿泊した国民宿舎 野中温泉(野中温泉ユースホステル)の方を紹介しなければいけないのですが、国民宿舎 野中温泉別舘の方を先に入湯したので、このページでは国民宿舎 野中温泉別舘の温泉を紹介したいと思います。
 国民宿舎 野中温泉別舘国民宿舎 野中温泉の隣りにあります。施設の背面には雌阿寒岳(めあかんだけ)があります。標高1,499mの山です。「」があるということは当然「」の雄阿寒岳(おあかんだけ)もあるのでは?と思う方もいると思います。そのとおりです。雄阿寒岳もあります。雄阿寒岳雌阿寒岳の北東、阿寒湖の東にあります。こちらは標高1,371mです。ここで、よりもの方が標高が高いのはなぜ!?と思う方がいると思います。その理由は、雄阿寒岳は神々しくすくっと立っているのですが、雌阿寒岳は阿寒富士(標高1,476m)や剣ヶ峰(標高1,336m)と連なっているためになだらかに見えるから、といわれています。定かではないので、実際は違うというご指摘があれば教えてください。ちなみに、雄阿寒岳はアイヌ語でピンネシリ(男の山)、雌阿寒岳はマチネシリ(女の山)と呼ばれていたみたいです。
 また話がそれてしまいました。元に戻しましょう。私は国民宿舎 野中温泉で夕食を食べたあと、管理人さんと北海道の温泉について話をしていました。私としては次の日の早朝に行く予定だったオンネトー湯の滝の場所について教えてもらいたいと思い、いろいろと聞いていました。管理人さんはいろいろと教えてくれたので、迷わずに行けそうだと思いました。ありがとう!管理人さん!!
 そのあとも話は続き、管理人さんが自分のところのお風呂の自慢をしだしました。うちの温泉はお湯の量が豊富で、隣りも温泉を掛け流しにしている、と言いました。えっ、隣りも!? その言葉に、私は驚きました。本館別舘掛け流しのお湯を出している!? それならば別舘に行かなければ!と思い、私は管理人さんにお礼を言ったあと、すぐに別舘に行く準備をしました。本館の方は私が宿泊しているのでずっとやっているのですが、別舘はそうはいきません。それならば別舘のほうを先に入ろうということで、別舘へ足を運ばせたのです。
 外はもう真っ暗でした。でも、隣りにあるので迷わずに私は別舘へと行くことができました。別舘の受付で料金を払いました。300円でした。う〜ん、安い! すばらしい!!
 野中温泉別舘の浴場は男女別の内風呂と露天風呂がありました。私は内風呂のほうから入りました。内風呂は木でできた建物の脇にありました。共同浴場のような雰囲気でした。泉質は含食塩−石膏硫化水素泉、つまり硫黄泉です。それもはっきりとわかるくらいの硫黄泉でした。湯口からはどばどばと源泉が流れていく様子がわかりました。310リットル/分のお湯があふれ出ているそうです。
 また、浴槽のふちは硫黄で黄色くなっていて、硫黄のにおいがプンプンと漂っていました。このにおいこそまさに掛け流しだ!と思いました。入るとちょっと熱めでした。酸性のお湯が私の体を刺激する〜!(~o~) こんな至高のときはありません。硫黄泉好きの私には幸せな時間を過ごすことができました。本当にすばらしかったです。
 今度は露天風呂のほうに行ってみました。露天風呂は男女別ということになっていますが、仕切りが何個かあるのですが、その仕切りと仕切りの間には隙間がありました。また、仕切り自体も1.5mくらいしかないために、のぞこうと思えば見えてしまう感じになっていました。男女別の仕切りがあいまいな開放的な露天風呂でした。ご主人の手造りの露天風呂みたいなので、私が入ったときには造りかけだったのかな。ただ、私が入ったときには夜だったので、女性の方が露天風呂の方に入っているという雰囲気はあったのですが、実際はほとんど見えませんでした。
 露天風呂のほうはぬるめでした。また、湯の華が浮いていました。夏だったのですが、夜になると涼しくなる気候のなかで、ぬるめのお湯に浸かりながらのんびりと過ごすことができました。内風呂、露天風呂ともに満足できる場所でした。
 本当の硫黄泉に入ることができた!という感じがして、いいなあと思いました。また行きたいと思いました。

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