泊川温泉 泊川河鹿の湯

温泉名とまりかわおんせん
泊川温泉
施設名とまりかわかじかのゆ
泊川河鹿の湯
所在地ほっかいどうしままきぐんしままきむらとまり
北海道島牧郡島牧村泊
場所概略長万部市街地より国道5号線を北上する。道道9号線に入り、さらに北上する。黒松内駅を通り過ぎたすぐで道道523号線に入り、北西に向かう。突き当たりまで行くと日本海側に到着するので、国道229号線を西へ行く。国道229号線より宮内温泉方面へ行く。宮内温泉を過ぎると突然、未舗装道路になる。しばらく行くと通行止めになるので、そこで車を停める。あとは徒歩になる。ナガセ橋を渡ると河鹿トンネルに入るが、建設中で入れなかった。そのため、旧道のわき道を行く。河鹿トンネル終点側に着くので、その脇から泊川岸辺へ行く。赤茶色の岩が目印。その岩目指して川を横断するとある。途中、未舗装箇所あり。
駐車場通行止め手前に駐車スペースあり。5台くらい停められる。無料。
営業時間24時間 年中無休
料金\0
風呂数混浴露天風呂1
脱衣所なし
泉質硫黄泉、鉄泉
湯色赤茶色
問合せ先
入湯日2004/9/21
感想秘湯中の秘湯という感じ。河鹿トンネルができれば便利になる。途中、泊川を渡ることになるが、その日は流れが速くて、大変だった。登山靴のほかにサンダルがあると便利。お湯は熱く、そのままでは入れない。川の水を汲んで入れるのがいいが、1人ではちょっと無理かも。行くことができてよかった。
評価5

 泊川温泉は、私が「一人旅 −北海道へ2−」編で24番目に行った温泉です。そして、23番目に入った温泉です。
 泊川温泉は狩場山の東にあります。
 泊川温泉に行くには、長万部市街地より国道5号線(羊蹄国道)を北に向かいます。約15km北上するとJR函館本線の蕨岱(わらびだい)駅(S31)付近になります。そこで道道9号線と交わるので、道道9号線に入って、さらに北上してください。
 ちなみに、道道9号線は寿都黒松内線という別名があります。この別名の「寿都黒松内」というのは地名から来ています。寿都郡黒松内町(すっつぐんくろまつないちょう)を通っているから、この別名が付きました。
 その道道9号線を北上すると国道229号線に突き当たります。左折して国道229号線を西へ進んでください。
 ちなみに、国道229号線は雷電国道という別名があります。これも地名から来ています。なんだかかっこいい地名ですね。雷電温泉という温泉もあります。
 話を元に戻しましょう。
 国道229号線を約32km西へ進むと、泊という地名に到着します。左折して道道836号線に入ります。島牧村役場を過ぎてさらに進むと、宮内温泉に到着しますが通り過ぎます。すると、河鹿トンネルに到着します。この先に泊川温泉はあります。
 この河鹿トンネルですが、現在はすでに開通しています。しかし、私が行ったときにはトンネルの工事中でした。このページではその当時の様子を記したいと思います。
 私が行ったときは河鹿トンネルの手前で通行止めになっていました。そして、その手前に、ご丁寧にも「一般車両駐車場」までありました(左写真の黄色い看板)。
 通行止めということは泊川温泉には行けないのかな、と思って、私は車を降りてあたりを見回しました。すると、トンネルの手前から林道に行く道があるという看板を発見! この林道を行けば泊川温泉に行くことができるのです! そうとわかれば車を降りて、徒歩で進むのみです!! 車で行けないなら、自分の足で行くしかないでしょう!
 私は登山靴に履き替えて、徒歩の準備をしました。このとき、サンダルをリュックに入れて行きました。この判断がのちにいい結果をもたらしたということを、このときの私は知るよしもありませんでした。
 通行止めの脇から林道へと入ります。すると、そこは泊川の川沿いの道でした。道路幅は車1台分といったところでしょうか。舗装されておらず、砂利が敷かれているだけでした。
 歩いてすぐに河鹿トンネルの入口(坑門)がありました。どこまで掘削されているのかわからなかったのですが、まだ舗装はされていないみたいでした。
クリックしてね!  その坑門を横に見ながら、さらに林道を進みます。すると看板がありました。これによると、河鹿トンネルは約1.2kmの長さがあるとのことでした。ということは、それだけ歩く必要があります。先は長そうです。河鹿トンネルが開通すればどんなに楽な道のりだろうと思いつつも、北海道の自然を堪能しながら行くぞ!と前向きな気持ちを忘れずに、私は再度歩き始めました。
 林道は泊川沿いに続いていました。整備されているとは言いがたい道でした。左写真のようにガードレールが倒れている箇所もありました。でも、川沿いの一本道だったので、迷うことはありませんでした。
 ひたすらまっすぐ行くとトンネルの出口に到着しました。そこでは工事をしていました。
 そんな工事の様子を横で見ながら、私は川のほうを見ました。すると、泊川温泉 泊川河鹿の湯はありました。
 泊川河鹿の湯は対岸にある橙色の岩のような場所にお湯が沸いているところです。沸いているところが橙色に変わっているので、対岸から見てもすぐにわかります。
 私は道を降りて、川の岸辺に向かいました。
 泊川河鹿の湯に行くには、ここからは川を渡ることになります。そこで活躍したのが出発前にリュックに入れていたサンダルです。 前日の雨の影響か川の流れが結構速い! しかも増水しているじゃないの!?という感じの流れでした。サンダルなしで入ったら、足をすくわれて流されそうなくらいでした。持ってきてよかったと思いました。
 私は登山靴からサンダルに履き替えました。いよいよ最後の砦です! ズボンをまくり上げ、私は川の中へと入って行きました。
 入ってみると、見た目どおり流れが速かったです。素足だったら厳しいなあ、と思いました。川の中ほどまで行くと、深さは私のひざを超えてしまいました。ズボンをひざまでまくり上げていたのですが、意味ねぇ〜!(T_T) この時点でもうズボン濡れまくりです。でも、ここで引き返すわけには行きません! やはり前進あるのみです。
 川の流れが速いので、何度も転びそうになりながらも、ようやく泊川河鹿の湯に到着しました。
 泊川河鹿の湯は小さい浴槽でした。浴槽と言ってもそんなに深さはないくぼみのようなものでした。50cmくらいの円形のくぼみからお湯が沸いているようでした。
 浴槽周辺が赤茶色だったので、鉄分も入っていると思われます。また、カルシウムもあると思います。
 お湯は白濁色。少し硫黄のにおいがしました。触るとかなり熱い! そのままでは入れないほどでした。仕方がないのでお湯をタオルにしみ込ませて体に付けました。硫黄のにおいがするお湯でした。硫黄泉という感じかな。
 お湯の量が少なかったので、あまり温泉という感じがしませんでした。
 もうちょっとお湯が出てればなあ。(-_-;)

 帰りも流れの速い川を渡り、しんどかったです。
 このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。



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