養老牛温泉 からまつの湯

温泉名ようろううしおんせん
養老牛温泉
施設名からまつのゆ
からまつの湯
所在地ほっかいどうしべつぐんなかしべつちょうようろううし
北海道標津郡中標津町養老牛
場所概略弟子屈市街地より国道243号線を東へ行く。途中で養老牛温泉の看板が出るので曲がる。道道885号線に入り、そのまままっすぐ行くと道道150号線に入る。養老牛温泉街を通り過ぎ、ダート道へ行く。そのまま道なりにいくとある。途中、未舗装路あり。
駐車場専用駐車場あり。10台くらい停められる。無料。
営業時間24時間 年中無休
料金\0
風呂数混浴露天風呂1
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−塩化物泉
湯色無色透明
問合せ先01537-3-3111(中標津町役場)
入湯日2002/9/6
感想川沿いにある露天風呂。ちょっと熱かった。でも、温度調整のつまみがあり、右へまわすとぬるくなり、左へまわすと熱くなる。「からまつの湯」という看板のうらに「いやはや、森林温泉浴!!」と書いてあるとおり、森林の中でゆっくりとした時間を過ごすことができた。
評価5

 養老牛温泉は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で40番目に行った温泉です。そして、37番目に入った温泉です。
 養老牛温泉は摩周湖の東にあります。
 養老牛温泉に行くには、弟子屈町の市街地より国道243号線を東へ行きます。この国道243号線は別名、パイロット国道と呼ばれています。国道沿いに航空自衛隊計根別(けねべつ)飛行場があるから、というわけではないみたいです。国営事業のパイロットファームから来ているそうです。
 パイロットファームというのは、試験農場という意味です。1957年(昭和32年)、農林省(現在は農林水産省)は「パイロット・ファーム」構想のもとに、別海町への入植者を募って酪農経営の確立を目指しました。しかし、資材の高騰や天候の不順などでなかなか計画どおりにはいかず、離農者が続出してしまったのです。その歴史がある場所を通っているから国道243号線をパイロット国道と呼んでいるそうです。
 話がそれてしまいました。元に戻しましょう。弟子屈町の市街地からその国道243号線を約20km東に行くと、養老牛と書いてある看板が見えるので、その交差点を斜め左に曲がります。すると、道道885号線(北二十五号)に入ります。この道道885号線をさらに約12kmひたすらまっすぐ行くと、そのまま道道150号線に入ります。道道150号線を約3km行き左折します。そのまままっすぐ行くと養老牛温泉の温泉街に入ります。その温泉街を過ぎて、さらにまっすぐ行きます。すると、道路が未舗装になります。未舗装になってもひたすらまっすぐ行ってください。すると、養老牛温泉 からまつの湯に着くことができます。
 養老牛温泉 からまつの湯は無料の温泉施設です。混浴露天風呂が1つあるだけの温泉施設です。ただ、脱衣所は男女別なので、女性の方は比較的入りやすい場所だと思います。
 入口には木造の門があります。いかにも手造りという感じの門で風情があるなあ、と思いました。しかもそこには手書きで「水着禁止」と赤いペンキで書いてありました。その文字を見ただけで怪しい感じがして、いい感じです。(^o^) 私はまだ入ってもいないのに気に入ってしまいました。
 奥へ進むと、門構えのようなものがあり(こちらが本物の門かもしれません)、その上部には「からまつの湯」と黄色い文字で、これまたペンキで書いてありました。いかにも手造りという感じがして、いいなあと思いました。
 脱衣所で服を脱ぎ、私は浴場へと向かいました。私が入ったのは早朝だったのですが、そのときは誰も入っていませんでした。早朝の誰も入っていない露天風呂に入ることができるなんて、気持ちいい!と思いました。
 いざ入ってみると、熱い! 早朝なので誰も温度調整していない状態だったからでしょうか。とても熱いお湯でした。熱いのでどうにかしたいなあと思っていたら、温度調整のつまみみたいなものがありました。そこにはこれまたペンキで、右へまわすとぬるくなり、左に回すと熱くなる、というようなことが書いてありました。ここまでペンキで書いてあると、このからまつの湯は地元の方に大事にされている温泉施設なんだなあと思いました。
 川のそばにあり、とても自然味あふれる露天風呂だと思いました。川の流れがさわやかに私の耳にその存在を示していました。さらに、川の近くまで木々が枝を張り出しているので、森林浴まで楽しめる感じでした。そんな自然が多い場所に、無料で入ることができる温泉施設があるなんて、北海道はすばらしい! 今回の旅行では北海道のすばらしさに驚くことばかりでした。
 すべて手造りという感じの温泉施設でした。お湯は温度調整しても熱かったので早々と出てしまったのですが、野趣あふれる温泉施設で、私はとても気に入りました。
 浴場をあとにすると、門構えの上部に「いやはや、森林温泉浴!!」という文字がペンキで書いてありました。最後の最後まで手造りを感じさせる造りの温泉施設で、すばらしいなあと思いました。
 このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。

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