御神火温泉 愛らんどセンター 御神火温泉

温泉名ごじんかおんせん
御神火温泉
施設名あいらんどせんたー ごじんかおんせん
愛らんどセンター 御神火温泉
所在地とうきょうとおおしままちもとまちあざなかのはら
東京都大島町元町字仲の原1-8
場所概略大島の元町港のロータリーの左の道を入り、300mくらい行く。徒歩約7分。元町浜の湯の先にある。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。
営業時間火、水、木、金曜日 9:00〜21:00、土、日、月、祝日、春休み、夏休み、冬休み、黄金期間中 6:30〜21:00
料金\1,000
風呂数内風呂3、打たせ湯1、サウナ1(全て各男女別)
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先04992-2-0909
入湯日2002/6/21
感想大島町営の入浴施設。内風呂は温泉のお風呂とハーブ湯、そしてジャグジー風呂がある。ハーブ湯はハーブの香りがあまりしなかった。広くていいが、温泉という感じはしなかった。内風呂しかないのも残念。
評価4

 御神火温泉は伊豆大島の玄関、元町港近くにあります。
 大島は伊豆半島の東に位置している島です。面積は91.06km2です。また、周囲を約52kmで囲まれた島で、伊豆諸島の中では一番大きな島です。ちなみにこの大島は、宮城県気仙沼市にある大島、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡串本町にある紀伊大島、山口県東南部の瀬戸内海にある周防(すおう)大島(屋代島)、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)郡大島町にある大島、そして鹿児島県の奄美諸島にある奄美大島などと区別するために伊豆大島とも呼ばれています。こう見てみると、大島と名付けられた島は全国に点在していて面白いですね。
 伊豆大島と呼ばれているから静岡県と思っている人がいるかもしれませんが、伊豆大島は東京都です。それが証拠に、伊豆大島にある車は品川ナンバーなのです。さらに、伊豆諸島は全部の島が東京都になっています。海を隔てた都内といった感じでしょうか。
 御神火温泉に行くには、元町港すぐの道を左に曲がります。そして約300m歩くと、左側に見えてきます。元町港から近くて、観光客の来客を狙った、立地条件のいい場所にあります。
 御神火温泉 愛らんどセンター御神火温泉は1999年(平成11年)4月12日に開設された町営の温泉施設です。町営というのはもちろん大島町のことです。大島は全体が大島町になっています。東京都だから、さらに品川ナンバーだから品川区ということはありません。気をつけてください。
 「ごじんか」・・・はて、聞いたことのある名前だと思いませんか。怪獣の「ゴジラ」と発音が似ていますね。ゴジラと何か関係があるのでしょうか。それは別の箇所で述べさせていただきます。ちなみに、「御神火」とは大島中心部にある標高764mの三原山のことをいいます。地元の人たちは三原山のことを御神火様と呼び、神として崇(あがめ)てきました。過去に何度も噴火をしている火山です。それだけに噴火したのは神の怒りを買ったからだと信じられているそうです。最近では1986年の大噴火が有名です。
 愛らんどセンター御神火温泉は1999年に建てられた比較的新しい建物だけあって、外観はきれいです。屋根が赤で、外壁が黄色というのもおしゃれだと思いました。また、完全バリアフリー対応です。玄関前は広いロータリーになっていて、歩車道境界には段差がありません。車椅子の方でも容易に進むことができます。また、玄関には階段の横にスロープがあります。
 中に入ると、ガラーンとしていました。平日の昼ごろ、しかも夏のシーズン前に来たからでしょうか。客としては、私たちのほかは誰もいませんでした。もしかして、貸切状態・・・と思いました。そして、大島の温泉はどういう感じだろうとワクワクしながら脱衣所へと向かいました。
 脱衣所は広々としていました。ロッカーも新しいもので、鍵付きでした。脱衣所の壁には緑色の温泉分析表がありました。その泉質を見てみると、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉でした。海に近い場所にあるから塩化物が多そうです。そう思いをはせながらも浴場へと向かいました。
 中には私たち以外は誰も入っていませんでした。やっぱり貸切状態です! 思いっきり温泉を堪能することができる!と思いながらも、一番大きな浴槽に入りました。
 愛らんどセンター御神火温泉は男女別の浴場です。中は広々としていました。そして、3つの内風呂とサウナがありました。一番大きな浴槽はジャグジーなどがないシンプルなものでした。入ると、う〜ん何だろう、というよりこれが温泉?と疑いたくなるものでした。どうみても循環湯でした。そして、温泉の成分がほとんどないといってもいい状態のお湯でした。わざわざ大島に温泉に入るために来たのに、ちょっとがっかりでした。
 ジャグジーも同様でした。というより、ジャグジーはただのお湯だと思いました。リラックスできるという点ではいいと思います。そして、ハーブ湯なのですが、ハーブの香りはあまりしませんでした。ハーブ湯の中には袋が入っていて、そこにハーブが入っているみたいでしたが、中のハーブを取り替えていないまま使用し続けた感じがしました。観光客がいっぱい来るようになったら取り替えるつもりだったのでしょうか。いまいちでした。
 建物は広々としていいのですが、露天風呂もなく温泉という感じがしませんでした。

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