川原湯温泉 王湯(旧施設)

温泉名かわらゆおんせん
川原湯温泉
施設名おうゆ
王湯
所在地ぐんまけんあがつまぐんながのはらまちかわらゆ
群馬県吾妻郡長野原町川原湯290
場所概略関越自動車道の渋川伊香保ICより国道17号線、国道353号線、国道145号線経由で西へ行く。または、国道353号線と並走している県道35号線を西へ行き、途中で国道145号線と合流する。川原湯温泉交差点を左折し、上り坂を少し上がったところにある。
駐車場近くに鳥居がある川原湯神社があり、そこに停められる。10台くらい停められる。無料。
営業時間10:00〜17:00
料金\300
風呂数男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各2
泉質含食塩−石膏硫化水素泉(緩和低張性高温泉)
湯色白濁色
問合せ先0279-83-2960
入湯日2001/5/3
感想国道145号線からちょっと離れていて、のどかな雰囲気のなか露天風呂に浸かることができる。ゆっくりと時間を過ごすには非常にいい場所。しかし、2006年に八ッ場ダムができることによってなくなってしまうのは非常に残念だ。
評価5

 川原湯温泉は、国道145号線から少し離れたところにある温泉です。鉄道ならば、JR吾妻線の川原湯温泉駅から徒歩で行くことができます。近くには吾妻川が流れています。
 川原湯温泉は、2006年に八ッ場(やんば)ダムが完成することによって、ダムの中に沈んでしまう温泉なので、私たちはダムに沈む前に訪れとかないと、と思い行きました。
 渋川伊香保ICから国道17号線、国道353号線を経由して国道145号線を西へ行くと、左側に吾妻川、右側にJR吾妻線が現れてきます。右側に川原湯温泉駅が見えたら、川原湯温泉交差点があるので、それを左折します。幅が狭い上り坂の道を上っていくと、右側に笹竜胆(ササリンドウ)の紋章がある建物が見えてきます。それが王湯です。王湯は川原湯温泉で最も歴史のある共同浴場です。
 王湯を右側に見ながらさらに直進すると、橙色の鳥居が見えてきます。それが川原湯神社です。王湯に入る人は川原湯神社の敷地内に停めていいそうなので、そこに駐車することができます。
 川原湯神社に駐車すると、左写真のような源泉がありました。これは新川原湯温泉の源泉です。川原湯温泉がダムに沈んでしまうために、新しく新川原湯温泉の源泉を川原湯神社に設けて、そこを温泉再建の拠点にするのでしょうか。泉質は川原湯温泉の聖天露天風呂と同じで、カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉です。
 川原湯温泉に駐車して王湯に入ると、中は長屋のような感じでした。昔ながらの家といった感じで、素朴な雰囲気でした。その長屋の廊下を歩くと、下へと続く階段があります。これが内風呂への階段です。そのまままっすぐ行くと、露天風呂がある別棟へ向かう廊下が続いています。別棟へ行く廊下は外から見えるようになっているため、内風呂と露天風呂を行き来したい場合は、脱衣所で服を着てから向かわなければいけません。これはちょっと面倒だなと感じました。
 王湯の露天風呂は露天風呂の割には小さいなあと感じました。5、6人入ればいっぱいになってしまう浴槽でした。温度はちょっとぬるめかな。さらに、露天風呂から外を見ようとするには塀が邪魔しているため、立たないと外を見ることができないのが残念です。でも、外の景色は緑色の木々たちが私たちの目に安らぎという目薬をさしてくれました。下を見ると、吾妻川を上から見下ろすことができます。自然の中に佇んでいる雰囲気を与えてくれます。国道からもちょっと離れているため、車の音もあまり聞こえないし、のどかに過ごすことができました。
 こんないい場所がダムで沈んでしまうのは本当に惜しいと思いました。

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