万座温泉 万座温泉ホテル

温泉名まんざおんせん
万座温泉
施設名まんざおんせんほてる
万座温泉ホテル
所在地ぐんまけんあがつまぐんつまごいむらほしまたあざまんざおんせん
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣字万座温泉
場所概略関越自動車道の渋川伊香保ICより国道353号線を草津方面へ行く。さらに、国道145号線を西へ行き、国道292号線を西へ行く。渋川伊香保ICから約1時間30分かかる。冬期は国道292号線が一部通行止めになるので、そのときは有料道路の浅間白根火山ルートを通らなければいけない。また、上信越自動車道の碓氷軽井沢ICからだと、県道92号線を北上して国道18号線を通り、国道146号線を北上して、国道292号線を北上するか、途中で有料道路の浅間白根火山ルートを利用する。この場合だと、約1時間30分かかる。
駐車場専用駐車場あり。100台くらい停められる。
営業時間9:00〜16:00
料金\1,000
風呂数混浴内風呂3、男女別露天風呂各1、男女別半露天風呂各1、男女別内風呂各5
脱衣所男女別各2、男女共用1
泉質酸性・含硫黄−マグネシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉(低張性酸性高温泉)
湯色白濁色
問合せ先0279-97-3131
入湯日2001/4/28
感想万座温泉ホテルには温泉が10種類あって、非常に楽しめる。ホテル本館にある「長寿の湯」には「姥湯」、「姥苦湯」、「さゝ湯」、「うたせ湯」、半露天風呂の「露天風呂」がある。それぞれ湯温が違っていてとてもいい。また、本館から離れた「ゆけむり荘」には「極楽湯」があり、これは露天風呂になっている。ここからの景色は万座温泉の露天風呂の中では最も景色がよいと言われていて、絶景だ。朝日を見ながら入ると気分は最高。さらに、「日進館」に行くと「苦湯」、混浴風呂の「真湯」、「鉄湯」、「滝湯」、そして「ラジウム湯」がある。苦湯は万座最古の温泉で、難病にも効果が高いとされ、「苦湯の会」があるほどの名湯。また、混浴風呂は8:00〜10:00、6:00〜8:00までは女性専用時間帯となっているため、女性にとってはうれしいサービスだ。
評価5

 万座温泉は、通年営業している温泉街では岐阜県にある濁川温泉街と並んで日本一高所にある温泉です。標高1,800mの場所にあります。
 万座温泉へ行くには、関越自動車道の渋川伊香保ICからか、上信越自動車道の碓氷軽井沢ICから行く方法があります。渋川伊香保ICの方から行くほうが有料道路を通ることがないので経済的です。しかし、冬期は国道292号線が閉鎖されてしまうため有料道路を通るはめになります。冬期であれば、碓氷軽井沢ICから行くことをお薦めします。ちなみに、国道292号線は国道最高地点がある国道です。
万座温泉ホテル玄関口
 万座温泉ホテルは、万座温泉最古の湯とされている「苦湯」がある場所として有名です。この苦湯は全国の愛好家による「苦湯の会」という会もあるほどです。苦湯で難病を治した人も多く、その効能はすばらしいそうです。そんなすばらしい温泉にぜひ入りたいということで、黄金週間を利用し、予約しました。
 万座温泉ホテルの温泉入浴は日帰り客も受け付けています。宿泊客だと、24時間いつでも入ることができます。私たちは宿泊客だったのでゆっくり宿でくつろぎながら温泉に浸かることにしました。
 まず、入浴したのが万座温泉ホテル玄関口にある「長寿の湯」です。長寿の湯は日本一の木造建設風呂だそうです。これは私があとで知ったことなのですが、確かに入ったときは広いなあ、という印象を受けました。その広い風呂場に「姥湯」、「姥苦湯」、「さゝ湯」、「うたせ湯」があります。さらに、外には半露天風呂の「露天風呂」があります。露天風呂は2つに分かれていて、1つは熱く、もうひとつはちょうどいい温度のお風呂でした。
 長寿の湯の中では、露天風呂の熱いお風呂が一番熱かったです。ちょうどいい温度なのがもう1つの露天風呂と姥湯といったところでしょうか。他のお風呂はぬるめのお風呂でした。いろいろなお風呂を楽しむことができてよかったです。
 夕食を終えて次に私たちが行ったのは「極楽湯」です。この極楽湯は男女別の露天風呂です。極楽湯から見る景色は万座温泉の中では最もよい景色だと聞き、どれくらいいい景色なのかと思い、行ってみました。扉を開けて、露天風呂があることを確認し、外の景色を見ようとしたところ、そこには真っ暗な闇が・・・。夕食後なんだからそりゃそうだ、と半分やけになりましたが、気を取り直して朝早く起きて見ようと決意し、極楽湯に入浴しました。春なのにまだ肌寒い風が顔を刺激しますが、体はぽかぽかでいい気持ちでした。
苦湯がある日進館
 そして、夜遅く私は一人で「日進館」へと行きました。日進館に入り、真っ先に苦湯へと向かいました。苦湯は日進館の奥にありました。
 どれほどの効能があるのか期待して入浴しました。成分がものすごく濃い感じです。匂いも万座温泉ホテルにある他の温泉よりも強い硫黄の匂いがします。いかにも強酸性の湯といった感じです。これならいろいろな病気に効くのも納得できます。胃炎、神経性胃炎、神経痛、ゼンソク、リュウマチ等に効果があるみたいです。でも、アトピー性皮膚炎の方は肌によくないと思うのでやめたほうがいいと思います。私はアトピー性皮膚炎を治したあとだったので、大丈夫でした。
 そして、今度は混浴内風呂に行きました。混浴内風呂は「真湯」、「鉄湯」、「滝湯」が一緒の浴場になっています。脱衣所は2つあるのですが、浴場は一緒のつくりになっています。真湯は水風呂みたいな感じのお風呂でした。色も透明ですが、ただの水ではないみたいです。鉄湯は万座温泉独特の匂いと色をしているお湯でした。滝湯は言わずと知れた打たせ湯ですね。3つともよかったです。女性の方が入って来なかったという点を除いては。なんて、期待してはいけません。男性の方も来なかったくらい夜遅くに入った私がいけないのですから。
 混浴内風呂を出たあと、階段を上りラジウム湯へと向かいました。ラジウム湯は苦湯とは源泉が違うみたいです。入ってみると、万座温泉独特の匂いと色がしましたが、苦湯ほど泉質が強くないため皮膚の弱い方でも大丈夫です。
 一通り温泉めぐりも終わり、ようやく就寝に着こうと思いながら横になったのですが、何か一つ忘れている気がしました。あっ、極楽湯の朝の景色を見てない! というわけで、その日は目覚ましを朝の6時にセットして、寝ました。
 次の朝、目覚ましで朝6時に起きた私は、早速極楽湯に行きました。極楽湯の脱衣所は朝の景色を見ようとする人たちが結構いて、ちょっと驚きました。私以外にも同じことを考えている人がいるんだな・・・。
 服を脱いで極楽湯の扉を開けると、まぶしい朝の光が私の網膜を刺激してきました。さらに、下の写真のようなすばらしい景色も私の網膜を刺激します。これには参りました。降参です。早起きは三文の得、ということわざの通り、本当に早起きしてよかったと思いました。本当によかったです。
 万座温泉にいっぱい浸かっていたために、体に温泉の匂いが染み付いてしまいましたが、行ってよかったと思いながら帰路に着きました。

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