三原山温泉 大島温泉ホテル

温泉名みはらやまおんせん
三原山温泉
施設名おおしまおんせんほてる
大島温泉ホテル
所在地とうきょうとおおしままちせんづあざきつんば
東京都大島町泉津字木積場3-5
場所概略大島の元町港より大島一周道路を北上し、三原山登山道路に入る。三原山山頂口へ行く途中にある。徒歩で行くにはきついので、車かバスを利用したほうがいい。
駐車場専用駐車場あり。30台くらい停められる。無料。
営業時間5:30〜9:00、13:00〜21:00
料金\800
風呂数男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各1
泉質単純温泉(低張性弱酸性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先04992-2-1673
入湯日2002/6/22
感想大島唯一の海水が混ざっていない単純温泉。晴れた日には露天風呂から大原野と三原山を見渡すことができる絶景の場所。しかし、私が行ったときには霧で何も見えなかった。
評価4

 三原山温泉は伊豆大島の三原山山頂付近にあります。
 大島は伊豆半島の東に位置している島です。面積は91.06km2です。また、周囲を約52kmで囲まれた島で、伊豆諸島の中では一番大きな島です。ちなみにこの大島は、宮城県気仙沼市にある大島、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡串本町にある紀伊大島、山口県東南部の瀬戸内海にある周防(すおう)大島(屋代島)、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)郡大島町にある大島、そして鹿児島県の奄美諸島にある奄美大島などと区別するために伊豆大島とも呼ばれています。こう見てみると、大島と名付けられた島は全国に点在していて面白いですね。
 伊豆大島と呼ばれているから静岡県と思っている人がいるかもしれませんが、伊豆大島は東京都です。それが証拠に、伊豆大島にある車は品川ナンバーなのです。さらに、伊豆諸島は全部の島が東京都になっています。海を隔てた都内といった感じでしょうか。
 三原山温泉 三原山温泉ホテルに行くには、元町港より約300m直進します。すると、大島一周道路にぶつかります。その交差点を左折し、北上します。大島支庁を過ぎて、さらに都立大島高校を過ぎると、三原山登山道路入口の交差点が現われます。その交差点を右折して三原山登山道路へ入ります。三原山登山道路は上り坂の道になりますが、そんなにカーブのきつい場所はありません。どんどん上っていくと大島温泉ホテルに到着することができます。
 また、元町港すぐの道路を右に行き、御神火スカイラインを通っていく方法もあります。この場合だと、御神火スカイラインはカーブのきつい場所が多いので注意が必要です。私としては三原山登山道路を使う道のりをお薦めします。
 大島温泉ホテルは大島で一番高所にある温泉施設です。そして、すぐ近くには御神火と呼ばれている三原山の噴火口があります。
 私たちが行ったときには、左の写真のようにあたり一面を霧が覆っていました。地元の人に聞いたのですが、三原山はよく霧がかかるそうです。大島の低地では晴れているのに、三原山だけは霧がかかっているという状況は日常茶飯事だそうです。特に、6月から9月にかけて霧が多く発生するそうです。私たちが行ったのは6月でしたので、霧が多くなる時期に来てしまいました。皆さん、三原山に行くときには、霧の発生状況を確認してから行ってください。
 大島温泉ホテルの温泉は、三原山火口の地下300mから汲み上げられた、大島で唯一の海水の混ざらない温泉です。大島の温泉はナトリウム−塩化物温泉(食塩泉)が多いのですが、ここは単純温泉です。大島のほかの温泉とは違う泉質なので、違う泉質を味わう意味も込めて、大島温泉ホテルの中へと入りました。
 大島温泉ホテルの浴場は男女別になっていました。浴場内に入ると内風呂と露天風呂がありました。内風呂はごく普通の内風呂でした。また、お湯は単純温泉だけに、あまり特徴がなかったです。
 露天風呂は、パンフレットによると三原山を見ることができるダイナミックな景観だと書いてありました。しかし私たちが入ったときには、霧で何も見えない! 露天風呂の醍醐味が全て霧に包まれた感じでした。霧が多いのに、パンフレットにはダイナミックな景観とは一体・・・。霧が恨めしかったです。
 入浴のあと、私たちは大島温泉ホテルで昼食を取りました。昼食ではそばを食べたのですが、そのそばはこしがなく、あまりおいしいとはいえませんでした。う〜ん、離島の食事は期待しない方がいいなあ、と思いました。
 霧の日ではなく、晴天の日に行けば最高の景色を見ることができる場所だと思います。

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