温泉名 | なすたかゆおんせん 那須高湯温泉 |
施設名 | ぺんしょんえすぽわーる ペンションエスポワール |
所在地 | とちぎけんなすぐんなすまちゆもと 栃木県那須郡那須町湯本665-3 |
場所概略 | 東北自動車道の那須ICより県道17号線(那須街道)を北上する。広谷地交差点を過ぎて道の駅 友愛の森を越えたら、那須サファリパークへと行く道があるので、そこを左折する。サファリパークを過ぎたら右に入る道があるので、右折する。しばらく行くと左に入る道があるので、左折する。左折したら看板がたくさんある分かれ道があるので、そこを左折し道なりに行くと右側に見える。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。5台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 宿泊者のみ24時間 年中無休 |
料金 | 宿泊者は\0 |
風呂数 | 貸切露天風呂1、貸切内風呂2 |
脱衣所 | 男女別各3 |
泉質 | 含硫黄−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性低温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0287-76-1777 |
入湯日 | 2003/1/11 |
感想 | お風呂は3つあり、貸切露天風呂、貸切ジャグジー内風呂、そして貸切内風呂(温泉)となっている。貸切露天風呂と貸切ジャグジー内風呂は温泉ではなく、ただのお湯。温泉の貸切内風呂とは別にある。貸切露天風呂は照明が付いていて結構楽しめる。貸切ジャグジー内風呂はそのとなりにある。貸切内風呂は硫黄のにおいがちょっとしていい感じ。しかし、3人入ればいっぱいになってしまうくらいの大きさ。お風呂の様子は、誰かが入っていると部屋の近くのランプが点いてわかるようになっている。わざわざお風呂まで行かなくても確認できる。そのため、他の宿泊客に邪魔されずに貸切で入ることができる。 |
評価 | 5 |
那須高湯温泉 ペンションエスポワールは那須岳のふもと、那須高原にあります。
那須高湯温泉 ペンションエスポワールに行くには、東北自動車道の那須ICより県道17号線(那須街道)を北上します。約5km行くと広谷地交差点に着くことができます。そのすぐ先には道の駅 友愛の森がありますが、ここは直進して通り過ぎてください。そして、少し行くと那須サファリパークへと行く道があるので、その道を左折します。この道は信号機がないので注意深く看板を見てください。左折してしばらく直進すると那須サファリパークを見ることができます。那須サファリパーク近くにはY字路があるので、右の道に行ってください。しばらく行くと左に入る道があるので、左折します。左折したら看板がたくさんある分かれ道があります。ペンションや別荘のような建物がたくさんある場所に着くことができます。そのあたりは看板を見ながら行きます。左折して道なりに行くと右側に那須高湯温泉 ペンションエスポワールに着くことができます。
那須高湯温泉 ペンションエスポワールはフクロウのマークが目印のペンションです。国道からも少し離れているので、のどかな場所にあります。ペンションには最適な場所だといえます。
この付近は那須高原と呼ばれています。那須岳のふもとにある高原です。那須岳というのは茶臼岳(標高1,915m)、三本槍岳(標高1,917m)、朝日岳(標高1,896m)、南月山(みなみがっさん)(標高1,776m)、そして黒尾谷岳(くろおやだけ)(標高1,589m)の5つの山を総称した呼び名です。でも、那須岳といえば主峰である茶臼岳を指すことが多いです。
周辺には那須どうぶつ王国、那須ハイランドパーク、那須ハイランドゴルフクラブ、那須ステンドグラス美術館、那須サファリパーク、りんどう湖ファミリー牧場、そしてMt.ジーンズスキーリゾート那須などのアミューズメントパークが充実しています。
私たちはMt.ジーンズスキーリゾート那須でスキーやスノーボードをするためにペンションエスポワールにやってきました。1泊2日の旅行にやってきたのです。
ペンションエスポワールの施設内はペンションという感じで高級感があふれていました。外観もきれいで素敵でした。カップルや家族で行くのには最高な場所だと思います。
中に入ると、ロビー兼食堂のような部屋の天井が吹き抜けになっていました。いい感じです。さすがペンションだなあと思いました。
料理などもご主人のこだわりがあるみたいで、おいしかったです。
でも、私は料理なんかよりやっぱり温泉! というわけで、友人たちと浴場に向かうことにしました。ペンションエスポワールには浴場が2つあります。1つは温泉が入っている貸切内風呂、もう1つが施設から少し離れた場所にある貸切露天風呂と貸切ジャグジー内風呂です。
このペンションには入浴に際しておもしろい仕掛けがしてあります。ペンションの廊下には3つのランプが設置されていて、誰かが浴場に入るとその浴場に対して個々のランプが灯る仕組みになっています。わざわざ浴場まで行って人がいるかいないかを確認する必要がなく、ランプが灯っていなければ入浴することができるというわけです。ということは、実質的に貸切風呂ということなのです! これは便利だと思います。他人に邪魔されずに入浴できるので、カップルや家族には人気があるそうです。リピーターが多いというのもうなずけます。
まず、私たちは貸切内風呂に行きました。貸切内風呂は2、3人が入ればいっぱいになってしまう浴槽でした。お湯は無色透明でした。硫黄の香りが少ししていたので、私にはそれがうれしかったです。脱衣所にはちゃんと温泉分析書が掲示されていました。それによると源泉名は「那須高湯温泉」、泉質名は「含硫黄−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(低張性中性低温泉)」とのことでした。24時間いつでも入浴できるということは源泉掛け流しなのかな? 真偽のほどはわかりませんが、よかったです。
次に、私たちは貸切露天風呂と貸切ジャグジー内風呂がある浴場へと向かいました。浴場はペンションからいったん外に出た場所にありました。おしゃれな木造の建物でした。
建物の入口には「麦飯石(ヘルストン)」についての説明が書いてある看板がありました。どちらかのお風呂、もしくは両方のお風呂に入っているのかわからなかったのですが、その看板によると貸切露天風呂か貸切ジャグジー内風呂には、入浴剤として麦飯石(ばくはんせき)という石を粉末化したヘルストンと呼ばれている物質が入っているそうです。麦飯石とは、石英斑岩(せきえいはんがん)のことです。正式鉱物名は「花崗斑岩(かこうはんがん)」というもので、何億年も海底に眠り海水の養分をたっぷり吸った花崗岩の一種だそうです。形状が麦飯に似ているところから、麦飯石と呼ばれているそうです。そして、麦飯石を特殊加工し粉末化したものがヘルストンと呼ばれているそうです。
このヘルストンは、中国で2,000年も前から薬石として利用され、明の時代の李時珍という漢方の大家が著した『本草綱目(ほんそうこうもく)』という権威書にも載っている、伝統的な薬石です。麦飯石(ヘルストン)は、ほぼ100%人体に不可欠なミネラルでできており、このお風呂に入ると、体内の新陳代謝を促し、細胞組織の老化を予防し、特にあせも、肩こり、しもやけ、疲労回復、腰痛、神経痛、そしてリュウマチなどに優れた効能を発揮するそうです。
私たちは貸切露天風呂から入ることにしました。貸切露天風呂は石で造られた浴槽でした。中心部は盛り上がっていて、机のようになっていました。こちらは4、5人が入ればいっぱいになってしまうほどの大きさでした。
お湯は麦飯石(ヘルストン)の入浴剤が入っていると感じませんでした。ただのお湯だと感じました。この貸切露天風呂はお湯よりも照明器具での演出があり、おもしろかったです。浴槽付近にボタンが付いていて、ボタンを押すといろいろな色の照明が光りだすのです。なかなか粋な演出だと思いました。この演出もリピーターが多い理由なのでしょうか。私たちはしばらく照明を光らせて遊んでしまいました。
そのあと、隣りの貸切ジャグジー内風呂に行きました。こちらの浴場は白を基調としたタイル張りの浴場で、浴槽も白い浴槽でした。家庭にあるような浴槽と同じタイプでした。先ほどの貸切露天風呂は木のぬくもりがあり、こちらは白い世界を演出しているような気がしました。
貸切ジャグジー内風呂は2、3人に入るといっぱいになってしまうほどの大きさしかありませんでした。こちらのお湯もただのお湯としか感じませんでした。でも、ジャグジーだったのでリラックスできました。
一通りのお湯を堪能したあと、私たちは浴場をあとにしました。
そのあと私たちは部屋で宴会を楽しみました。でも、ここでひとつ問題がありました。ペンションエスポワールの室内は全室禁煙です。喫煙したい方は廊下に灰皿が置いてあるので、そこで吸うことになります。私はそれを知らずに予約してしまったので、喫煙する友達たちから激しく非難を受けました。(T_T) 喫煙する方が多いのであれば予約するのは避けたほうがいいと思います。ただ、廊下に出ればゲーム機がおいてあるので、それで遊ぶことができます。私たちは室内で飲み会をしながら、喫煙したくなったら廊下に出るという形で夜の宴会を楽しみました。
次の日、私たちはペンションエスポワールをあとにしてスキー場へと向かいました。
ご主人と奥さんが仲良く経営している様子がうかがえ、とても素敵な雰囲気のペンションだと思いました。喫煙する人は少し窮屈だと思いますが、カップルや家族で宿泊するにはいい場所だと思います。