大網温泉 湯守田中屋

温泉名おおあみおんせん
大網温泉
施設名ゆもりたなかや
湯守田中屋
所在地とちぎけんなすしおばらししおばら
栃木県那須塩原市塩原6
場所概略東北自動車道の西那須野塩原ICより国道400号線を西へ向かう。大網温泉という看板が見えた先に、左側に駐車場、右側に建物がみえる。
駐車場建物手前にある。10台くらい停められる。無料。
営業時間6:00〜22:00
料金露天風呂は\500、展望風呂は\800
風呂数混浴露天風呂3、女性専用露天風呂1
脱衣所男女共用1、女性専用1
泉質ナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0287-32-3232
入湯日2003/7/20
感想露天風呂は宿屋から少し離れた場所にある。300段の階段を下っていく必要がある。お風呂は「仙郷の湯」、「石間(いわま)の湯」、そして「河原湯」が混浴露天風呂になっていて、「美人湯」が女性専用露天風呂になっている。仙郷の湯は広くて、お湯の温度もちょうどいい。さらに下にある石間の湯と河原の湯は箒川のそばにあり、川を間近で見ながら入浴できる。河原の湯はぬるめで、景色もよくすばらしかった。帰りは300段の階段を上るが、ちょっとつらい。
評価5

 大網温泉は八方ヶ原の北にあります。
 大網温泉に行くには、東北自動車道の西那須野塩原ICより国道400号線を北西に、道なりに行けば着くことができます。
 大網温泉近くの温泉地は、塩原温泉郷と呼ばれています。塩原温泉郷とは、愛宕山(あたごやま)温泉大網温泉福渡温泉塩釜温泉畑下(はたおり)温泉塩の湯温泉門前温泉古町温泉中塩原温泉上塩原温泉甘湯温泉元湯温泉、そして新湯温泉の13箇所の温泉地を総称した名称です。
 大網温泉は塩原温泉郷の一番入口にある温泉地です。国道400号を北西方面に向かっていくと、まず「大網温泉」という看板が見えてきます。看板が見えるとすぐに右側に大網温泉 湯守田中屋が見えてきます。駐車場は反対の左側にあります。
 大網温泉 湯守田中屋は2004年12月31日までは那須郡塩原町にありましたが、現在は那須塩原市にあります。黒磯市那須郡西那須野町、そして那須郡塩原町は2005年1月1日より、合併して那須塩原市になりました。
 大網温泉 湯守田中屋は塩原温泉郷の入口にある温泉施設なので、非常にわかりやすいです。また、建物も大きく立派です。
 以前は「ホテルニューおおあみ」という名称でしたが、現在は「湯守田中屋」に改めています。
 入口前には飲泉所がありました。さっそく飲んでみたのですが、味はあまり覚えてない・・・。(-_-;) 特徴のない味でした。
 中に入って料金を払おうとすると、展望風呂に入るか露天風呂に入るかを聞かれました。展望風呂というのは施設内にある内風呂の浴場のことです。6階に女性用浴場、7Fに男性用浴場があるそうです。両方とも内風呂2つと寝湯、そしてサウナがあるそうです。私は内風呂よりも露天風呂のほうがいいと思っていたので、迷わず露天風呂を選択しました。
 露天風呂は玄関で料金を払ったあと、いったん外に出ます。そして、向かい側の箒川(ほうきがわ)方面に下りていく入口があるので、そこから階段を下りることになります。向かい側に行くので横断歩道を渡ることになるのですが、国道400号線は交通量が多いので、結構危ないです。気をつけてください。
 箒川へと下りる階段は約300段あるそうです。この300段という数ですが、下りるぶんにはそんなに苦労はしないと思います。ただ、足腰の弱い方にとっては徐々につらくなってしまうかもしれません。
 私は以前からこの湯守田中屋の露天風呂に入りたいと思っていました。いつも前だけを通り過ぎて、入る機会を逸してしまっていたからです。それが今回入ることができるようになったので、うきうきしながら階段を下りていました。そのため、あまり苦しいと思わずに露天風呂に到着することができました。
 露天風呂には、3つの混浴風呂と1つの女性専用風呂がありました。「仙郷の湯」、「石門(いわま)の湯」、そして「河原湯」が混浴露天風呂で、「美人湯」が女性専用露天風呂です。

 左上写真 仙郷の湯
 右上写真 石間の湯
 左下写真 河原湯

 私はまず、仙郷の湯に入りました。仙郷の湯は露天風呂の中では一番大きい浴槽です。30人くらい入れるほどの大きさでした。とても広々としてよかったです。箒川の流れをちょっと上から見ることができ、迫力がありました。
 お湯はちょうどいい温度のお湯でした。泉質はナトリウム−カルシウム・硫酸塩泉で、源泉掛け流し! 景色がよく、のんびりするにはいい場所だと思います。
 仙郷の湯に入ったあと、私は下に降りて石間の湯と河原湯に向かいました。石間の湯は小さい浴槽でした。2人入ればいっぱいになってしまうほどの大きさでした。
 河原湯はコンクリートの屋根が付いている露天風呂でした。屋根というよりは廃虚になった建物をそのまま屋根として利用しているような感じでした。
 下には砂利が敷いてあり、奥に進むにつれてだんだんと深くなっていましたが、奥はそれほど深くありませんでした。
 この露天風呂は箒川の流れを間近で見ることができます。間近すぎるために、川が増水すると水が浸入してしまうのが難点だとか。(*_*) 私が来たときは増水していなかったので、ちゃんと入浴することができました。でも、お湯はぬるかったです。源泉の温度は約60度Cあるのですが、とてもそんなに熱いお湯とは思えないくらいぬるめでした。川の水が混入していたのかな。
 どの露天風呂も川のそばにあるために景色がよかったです。広々とした仙郷の湯に入ってもいいし、のんびりと浸かるのであれば、石間の湯や河原湯に入るのもいいと思います。
 でも、帰りは300段の階段を上る必要があります。それが温泉でのんびりした人にはつらいと思います。ちゃんと階段として整備されているので、まだましですけどね。

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