大丸温泉は那須岳のふもと、那須高原にあります。
大丸温泉に行くには、東北自動車道の那須ICより県道17号線（那須街道）を北上します。約13km行くと那須高原有料道路の料金所に着くので、そこで料金を払い有料道路に入ります。料金は普通車だと360円かかります。そこから内回り、外回りのどちらでもいいのですが（外回りのほうが少しだけ近いです）、とにかく頂上まで行きます。頂上には広い駐車場があり、お土産屋や飲食店が並んでいます。その広い駐車場に駐車してもいいのですが、さらに奥へ進みます。すると、右側に入る道が出てくるので、そこに入ってください。大丸温泉旅館の駐車場に着くことができます。
大丸温泉付近は、他にも八幡温泉、朝日温泉などの温泉があり、那須温泉郷と呼ばれています。特に、那須温泉、大丸温泉、北温泉、弁天温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉、そして板室温泉は那須七湯と呼ばれています。ICからも近く、人気がある温泉郷です。
大丸温泉旅館の前には川が流れていました。その川を渡るための橋を渡り、中へと入りました。大丸温泉旅館は川がそのまま露天風呂になっているとガイドブックに書いてありました。どんな感じなんだろうと期待していました。しかし、宿の中はいたって素朴な感じでした。この中に川の露天風呂があるとは思えないような、そんな素朴な宿でした。脱衣所で服を脱ぎ、まず私が入ったのは内風呂でした。というより、露天風呂に入るには内風呂を通過しなければならないので、内風呂から入りました。大丸温泉は内風呂は男女別になっていて、露天風呂へは内風呂から男女別に行くことができるようになっています。男性用の内風呂は浴槽が2つありました。どちらも普通でした。ちなみに、男性用内風呂は「笹の湯」、女性用内風呂は「桜の湯」と呼ばれているそうです。
内風呂からは川の露天風呂を見ることができます。名物の川の露天風呂を見ることができる状態で内風呂に入るというのは、ちょっと酷な気がします。これでは内風呂に集中できません。川の露天風呂が気になってしまいます。そのため、私は早く切り上げて川の露天風呂に向かいました。
内風呂から露天風呂のほうへ行き、私は川の露天風呂、通称「川の湯」の大きさを知ることができました。広い！ さすが名物だけはあります。ガイドブックによると、100mにわたって3段に区切られているそうです。私が見ているものは最下段だけなのですが、それでも広いです。圧巻されてしまいました。(*_*) 川の湯は川そのものですから、深いところもあり、浅いところもありました。均一ではないところがまたいいですね〜。あちらこちらを探索してしまいました。すばらしい混浴露天風呂だと思いました。
川の湯のそばには「あじさいの湯」がありました。こちらも混浴です。川の湯と違って、こじんまりとした浴槽でした。いろいろ探索するよりもゆっくり浸かりたいのであれば、こちらがお薦めです。
川の湯の奥には上の段にある露天風呂に行くための階段がありました。私はさっそく階段を上りました。階段の先には、やっぱり川の露天風呂でした。「あざみの湯」です。この浴槽は混浴露天風呂では一番高い位置にあります。景色がいいかなと思っていたのですが、壁でふさがれているため、見下ろすことができませんでした。ちょっと残念でした。でも青空の中、いい露天風呂に入ることができました。
あざみの湯のさらに上の段、最上段には女性専用の露天風呂「山ゆりの湯」があります。この露天風呂は夜入ると、星空がきれいで格別だそうです。女性の方は宿泊で来たときにお薦めです。また、女性専用の半露天風呂もあります。「石楠花（しゃくなげ）の湯」です。女性専用の浴槽が2つもあり、女性にはうれしいですね。さらに、貸切風呂まであるというのですから、大丸温泉は女性にも家族にもいい場所だと思います。
大丸温泉旅館は、着替えずに露天風呂に行くことができていいです。女性の方もお薦めの場所です。