尻焼温泉 川原湯

温泉名しりやきおんせん
尻焼温泉
施設名かわらゆ
川原湯
所在地ぐんまけんあがつまぐんなかのじょうまちいりやま
群馬県吾妻郡中之条町入山
場所概略関越自動車道の渋川伊香保ICより国道17号線、国道353号線、国道145号線経由で草津方面へ行く。吾妻線の長野原草津口駅を過ぎたあとの須川橋交差点を右折し、国道292号線へと向かう。途中で国道405号線に入る。または、国道353号線と並走している県道35号線を草津方面へ行く。渋川伊香保ICから約60km。
駐車場尻焼温泉駐車場あり。30台くらい停められる。無料。
営業時間24時間 年中無休
料金\0
風呂数混浴露天風呂2、混浴半露天風呂1
脱衣所男女共用1
泉質カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉
湯色無色透明
問合せ先0279-95-5121(六合村役場産業課)
入湯日2002/3/21
感想川全体が浴槽になっているダイナミックな露天風呂浴場になっている。川の温度によって湯温が変わるが、全体的にぬるめ。下が滑りやすい。水着での入浴は可能。また、混浴半露天風呂は小屋の中にある。こちらは水着での入浴は禁止。さらに、少し離れた対岸に混浴露天風呂がある。こちらは下がビニールシートで覆われているため、一番入浴しやすい。こちらも水着入浴は不可。
評価5

 尻焼温泉は草津温泉の近く、六合(くに)村にあります。
 この六合村の「くに」という読みは珍しいですね。なぜこのような名前になったかというと、「小雨」、「生須」、「入山」、「太子」、「日影」、そして「赤岩」という6つの大字が合併したからだそうです。「六合」を「くに」と読むのは、「六合」は東西南北および天地を意味していて、支配の範囲を示し、国(くに)を意味します。このことから六合村を「くにむら」と読むようになったそうです。いろいろと歴史があるんですね。
 ちなみに、静岡県島田市にも「六合」という地名や駅名がありますが、こちらは「ろくごう」と読みます。
 さて、話を元に戻しましょう。尻焼温泉に行くには、関越自動車道の渋川伊香保ICより国道17号線を北西方向へ向かいます。このまま行けば国道353号線へとつながるのですが、途中の中村三叉路交差点で県道35号線方面へ向かうと、ちょっとだけ近道できます。
 国道353号線の左には吾妻川が並走していています。そして、吾妻川を縫うようにしてJR吾妻線が走っています。また、向こう岸には県道35号線(渋川吾妻線)も並走しています。そののどかな風景を楽しみながら西へ進路を進めてください。
 国道353号線を約45km行くと、右側に長野原草津口駅が見えてきます。そして、その先に須川橋交差点が現れてきます。その交差点を右折して国道292号線に向かってください。進路を北へ変更して、約2km行くと六合村に入ります。
 須川橋交差点から国道292号線を約11km北上すると、国道405号線と分岐します。ここで国道405号線に向かってください。このまま国道292号線へ行くと、草津温泉に行くことができます。
 国道405号線を約4.5km行くと尻焼温泉に到着することができます。
 尻焼温泉に到着すると、岩が赤茶色になっている川が現れてきます。長笹川です。この長笹川を上っていくと川がせき止められていて、そこに川全体が露天風呂になっている場所があるのです。
 私たちは、手前に尻焼温泉駐車場があったので、そこに駐車して歩き始めました。川全体が露天風呂になっている!という珍しさに、早くも興味津々で足取りを速ませながら向かいました。
川原湯
 駐車場から約300mくらい歩くと、橋の上から見えてきました! これが川全体が露天風呂になっている場所か!と一目でわかる場所がありました。到着です。思わず感激してしまいました。遠くからでも川の水から湯気が立っているのがわかり、とても冬の川とは思えないくらい温かそうな水温です。
屋根付きの半露天風呂
 川へ降りると、川がせき止めてある箇所の手前の右側に屋根付きの半露天風呂がありました。川の露天風呂だけではなく、こんなところにも!と私は感激しました。屋根付きだから雨の日でも入ることができます。しかも、簡易的な脱衣所までありました。小屋にはいろいろと注意書きがありました。それによると、この半露天風呂では、水着での入浴は禁止だそうです。ほかにも他人に迷惑をかけるような行為は慎むようにという内容が書いてありました。無料で入ることができる温泉施設ですから、ぜひ皆さんもマナーを守ってもらいたいです。
 私たちは脱衣所で服を脱いで、半露天風呂の方から先に入りました。半露天風呂は熱めのお湯でした。ちょっと緑がかったお湯の色をしていました。浴槽は岩とコンクリートで固められていました。その脇からホースが出ていて、熱いお湯が流入していました。そのそばは非常に熱くて、そばに近寄れないくらいでした。でも、川のそばで自然の景色を眺めながら入れるという点が非常によかったです。
 さて、いよいよ長笹川の露天風呂への入湯です。川の幅全体が露天風呂になっています。30mくらいはあると思います。そのせき止めた浴槽からは大岩が露出していたり、野性味あふれる場所でした。近くによって、その規模の大きさが私の心に期待を膨らますかのごとく、大きくなってくるようでした。
 大きな浴槽には、入浴していた人たちが造った、石で囲っていた小さな浴槽などがありました。私たちが行ったときには早朝だったため、男性が裸でのんびり入浴しているだけでした。土日の昼になると、水着を着た人たちでにぎわうそうです。家族で楽しめそうな場所ですね。
 さっそく中に入ると、ちょっとぬるめ。ぬるめというよりはむしろ冷たいような感じでした。あれっ、さっきとは全然湯温が違うぞ!? この中にずっと入っていたら、風邪引いてしまうぞ、なんて思って歩を進めると、だんだん温かくなってきました。そして、浴槽の深さも深くなってきました。
 浴槽の下は苔などが生えていて、滑りやすくなっていました。私は何度かこけてしまいました。入るときは慎重に歩いてください。
 川の底からはところどころにプクプクと水泡が出てきていました。川底から温泉が湧いているみたいでした。その湧いているところは非常に熱い場所もありました。この尻焼という名前の由来が、村人がちょうど尻が入るくらいの穴を掘り、痔病や婦人病を治したからと聞いているのですが、まさにその効果が期待できそうなくらいプクプクと泡が出ていました。
 さらに奥へと進むと、立って入らなければいけなくなってきました。そのあたりでは湯温はちょっとぬるめで、私はそのあたりで泳いだりしてしまいました。お湯の温度はぬるかったですが、広々として泳ぐこともでき、楽しかったです。
 長笹川の露天風呂はこれだけではありません。もう1つ浴槽があります。それは屋根付きの半露天風呂の対岸沿いにある露天風呂です。この露天風呂に行くには、大露天風呂を横切って対岸に行かなければなりません。
 対岸の露天風呂は川全体の浴槽に比べたら、小さな浴槽でした。10人くらいでいっぱいになってしまう大きさでした。そのそばには、注意書きの看板がありました。それによると、ここも半露天風呂と同じように、水着での入浴は不可でした。浴槽は石で造られた浴槽に緑色のビニールが敷かれてありました。浴槽の近くには50cmくらいの石垣がありました。浴槽の周りは背が高い植物で覆われていました。場所的に目立たないところにあります。ですから、気づかない人たちもいるのではないでしょうか。地元の人たちの憩いの場所になっていそうな感じでした。もしくは、カップルで楽しめそうな浴槽でした。静かにゆっくり入りたい人たちにはお薦めです。お湯の温度もちょうどよく、私はくつろがせてもらいました。
 大きな露天風呂もあれば、熱い半露天風呂もある。そして、のんびり落ち着きながら入れる露天風呂もある。それらがすべて無料の温泉施設なんて、本当にいい場所だと思います。このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。

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