祖師谷温泉 そしがや温泉21

温泉名そしがやおんせん
祖師谷温泉
施設名そしがやおんせんにじゅういち
そしがや温泉21
所在地とうきょうとせたがやくそしがや
東京都世田谷区祖師谷3-36-21
場所概略首都高速道路3号渋谷線の用賀ICもしくは東名高速道路の東京ICより環八通りの外回りを行く。しばらく行くと小田急電鉄小田原線が上に見えるので、その手前の砧2丁目交差点を左折し、祖師谷通りへ向かう。祖師谷通りを北上すると、祖師谷温泉の看板が見えるので、左折する。もしくは、小田急電鉄小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩で祖師谷通りを行く。徒歩約3分。
駐車場近くの時間貸し駐車場を利用する。38台くらい停められる。そしがや温泉利用者は70分無料になる。それ以降は20分100円。
営業時間14:00〜24:00 年中無休
料金\400、サウナ利用者は\680
風呂数男女別内風呂各5、男女別水風呂各1、男女別サウナ各3
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
湯色無色透明、白濁色、茶色
問合せ先03-3483-2611
入湯日2002/2/16
感想小田急電鉄小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩3分で行くことができる銭湯感覚の温泉施設。祖師谷通りは道幅が狭く、人でごった返しているので車で行くよりも電車で行くことをお薦めする。普通の内風呂のほかに、低温風呂、高温風呂、刺激が弱い白濁色の電気風呂、刺激が強い茶色の電気風呂などがある。680円払えば、遠赤外線サウナ、ミストサウナ、冷凍サウナ、プールにも入れる。
評価5

 祖師谷温泉は東京都の世田谷区にあります。
 祖師谷温泉に行くには、首都高速道路3号渋谷線の用賀ICもしくは東名高速道路の東京ICより環八通りを外回り方面に北上します。約2km北上すると、小田急電鉄小田原線の高架橋が見えてきます。その直前の砧(きぬた)2丁目交差点を左に曲がってください。線路沿いの道をしばらく行きます。突き当たりまで行くと、祖師谷通りにぶつかります。ここで右へ曲がりたいのですが、一方通行なので左折しかできません。ですから、左折してください。そして、すぐ右折です。祖師谷通りをちょっとだけ横切るような感じです。それから1つ目の交差点を右折します。踏み切りを越えて、突き当たりを右折してください。またまた突き当たりまで行くと、祖師ヶ谷大蔵駅が見えてきます。町名は「祖師谷」ですが、駅名は「祖師ヶ谷大蔵」となっていて、町名と駅名の漢字が違っているのが面白いですね。この突き当たりを左折してください。先ほどちょっとしか横切らなかった祖師谷通りに入ることができます。祖師谷通りは商店街になっていて、狭い道にいろいろな商店が並んでいて、人でごったがえしています。しかも、自転車が道の脇をいっぱいに占有しています。こんなところを車で移動するには速度を落とさないと危険です。私もそうせざるをえなくなりました。一方通行なので対向車が来る心配はないのですが、人が店を出たり入ったりするとき道に出てくるので慎重に進んでください。
 約200mほど進むと、左側の電信柱の上のほうに左写真のような小さな看板が見えてきます。看板の指示通りに左折してください。さらに細い道へと入ることになります。
 左折するとすぐに、今度は右側に左写真のような看板が出てきます。ここが祖師谷温泉の時間貸し駐車場になります。そしがや温泉21の駐車場はここだけではなく、施設近くにも時間貸し駐車場があります。空車の場合はそちらのほうが近いのでお薦めです。私はそしがや温泉21の駐車場はここだけだと思っていたので、停めてしまいました。
 時間貸し駐車場の料金は、そしがや温泉を利用した場合は70分間無料です。しかし、70分を超えると20分ごとに100円追加になります。車で来たと受付に伝えれば、出るときにメダルを渡してくれるので、それを精算所に納入する仕組みになっています。
 車で来るよりも電車で行くことをお薦めします。なぜならば、先ほども書いたように道幅が狭く、人がたくさん集まる場所を通るので、危険だからです。駐車場もあまりスペースがなく、満車になってしまったらどこにも停めることができません。そういう点では、地域に密着した銭湯感覚の温泉施設なのではないでしょうか。
 車を停めてその通りを西へと進んでください。左側に祖師谷温泉 そしがや温泉21が見えてきます。外観はマンションそのものです。マンションの2階以上には住人が住んでいて、マンションの1階が温泉施設になっています。ということは、このマンションに住んでいる人たちは外に出ないで温泉施設に入ることができるというわけですね。何ともうらやましいです。
 中に入ると、普通の温泉施設という感じでした。ソファーや自動販売機がありました。券売機で料金を払いました。料金は400円でした。安い!と思いました。東京都の温泉施設というのはたいてい高いものです。それなのに400円というのはものすごくうれしかったです。私は車で来たので、受付で車の鍵を預かってもらい、浴場へと進みました。
 そしがや温泉21の浴場は男女別になっています。浴槽は5つありますが、どれもそんなに広々としていません。5人も入ればいっぱいになってしまうくらいの大きさです。3つくらいにして浴槽を広々としたほうがいいのでは、と思いました。
 私が入ってまず驚いたことは、色とりどりのお湯が並んでいたことです。無色透明のお湯のほかに、白いお湯茶色いお湯があり、色とりどりという感じでした。
 無色透明のお湯はただのお湯ですが、ジャグジーになっていました。白いお湯は何だろうと思って入ってみると、ミクロの泡が出てきているために白く見えるお風呂でした。しかも、弱い電気が流れている電気風呂でした。「シルキーバス」と呼ばれているそうです。腰まで浸かると、ミクロの本当に細かい泡が体を包み込むような感じでくっついてきて、なんだかそれでもくすぐったくなってしまいました。さらに、微弱な電気が体を刺激して、気持ちよかったです。
 そして、いよいよ茶色いお湯の出番です。この茶色いお湯こそは温泉のお湯です。施設入口の看板には、地下120〜170mから汲み上げられていて、泉温は約20度、主成分はメタホウ酸(重曹)で、美人の湯と言われているお湯、と書いてありました。まさに、私はそのお湯に浸かろうとしているのです。東京都区内のお湯に浸かる一瞬です!
 茶色いお湯は滑らかでした。体にまとわりつくような感じがしました。この茶色いお湯は高温と低温の浴槽がありそれぞれ楽しめるのですが、温度差はそんなに顕著には感じられませんでした。また、茶色いお湯の電気風呂もありました。こちらは先ほどの白いお湯の電気風呂とは違って、刺激が強い電気が流れていました。最初はかなりきついです。私が最初に入ったとき、あまりにも電気の刺激が強かったので、「きつっー。」と独り言を言ったら、「きついけれど慣れればくせになるよ。」と常連さんらしき人が教えてくれました。たしかに、慣れればくせになるかもしれません。きつかったのですが、私のお薦めです。
 この他にも、そしがや温泉21には水風呂サウナ、そしてプールまでもがあります。サウナは3種類あって、ミストサウナ、遠赤外線サウナ、そして冷凍サウナがあります。水風呂とミストサウナは400円の料金で入ることができますが、ほかのサウナやプールは別料金になっています。この場合は680円になります。私は400円しか払っていないので、ミストサウナだけ入りました。ミストサウナも浴槽と同じく小さいサウナでした。でも、くつろげる場所でした。
 ほかのサウナやプールはどうなっているのかわからなかったのですが、それらは今度入りたいです。
 東京都区内にあって、いろいろな種類のお風呂に入ることができ、しかもサウナまであって400円という格安な値段! これはもう入るしかないと思います。

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