城崎温泉 一の湯

温泉名きのさきおんせん
城崎温泉
施設名いちのゆ
一の湯
所在地ひょうごけんとよおかしきのさきちょうゆしま
兵庫県豊岡市城崎町湯島415-1
場所概略播但連絡道路の和田山ICより国道312号線を北上する。豊岡市街地で県道3号線に入る。城崎温泉方面に行く。
駐車場なし。有料駐車場あり。2時間まで800円。
営業時間7:00〜23:00
料金\500
風呂数男女別内風呂各2
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0796-32-2229
入湯日2004/1/2
感想城崎温泉外湯めぐりの1つ。浴槽は大きな内風呂と扉を開けた先の洞窟風呂がある。洞窟風呂は上を洞窟のように岩で囲ったもので、露天風呂のような感じでいい。
評価4

 城崎温泉 一の湯は、私が「一人旅 −四国へ−」編で44番目に行った温泉です。そして、37番目に入った温泉です。
 城崎温泉は豊岡市街地の北にあります。
 城崎温泉に行くには、播但連絡道路の和田山ICより国道312号線を北上します。約42km北上すると、豊岡市街地に到着します。そこから今度は県道3号線を北上します。円山川沿いの道路です。また、となりには山陰本線が通っています。日本海に向かうようにしていくと、城崎温泉に到着することができます。
 また、電車で行くこともできます。電車の場合はJR山陰本線の城崎温泉駅より徒歩で行くことができます。
 城崎温泉 一の湯は旅館 山本屋のとなりにある温泉施設です。
 城崎温泉 一の湯は2005年3月31日までは城崎郡城崎町にありましたが、現在は豊岡市にあります。豊岡市城崎郡城崎町城崎郡竹野町城崎郡日高町出石郡出石町、そして出石郡但東町は2005年4月1日より、合併して豊岡市になりました。
 城崎温泉は大谿川(おおたにがわ)沿いに旅館などが建ち並ぶ温泉街で形成されています。川沿いの並木には柳が立ち並んでいて風情をかもし出しています。
 この城崎温泉には多数の文豪が訪問・滞在しています。その中でも志賀直哉の『城の崎にて』は有名な小説ですね。
 ちなみに、志賀直哉は城崎温泉の三木屋に宿泊していました。
 さらに付け加えると、志賀直哉は「城崎(きのさき)」のことを「城の崎」と表記しています。これについて、当時は「城崎」や「城ノ崎」という地名が混在していたから、とか、「城崎」と表記すると読者が「きさき」や「きざき」と読み違えてしまうから、などの諸説がいろいろあるみたいです。しかし、現在では住所名、駅名、そして温泉名などが「城崎」という地名で統一されていますので、このページでも「城崎」で統一したいと思います。
 さて、ここで城崎温泉 一の湯について話を戻しましょう。
 城崎温泉 一の湯は城崎温泉の外湯めぐりの1つになります。この外湯めぐりとは旅館内にある内湯に対して外にある温泉施設ということで名付けられたそうです。まあ、城崎温泉の共同浴場めぐりという感じですかね。(^^;
 城崎温泉の外湯めぐりには7箇所の温泉施設があります。以下にそれらを列挙します。また、さとの湯以外の外湯には別名や厄除け・祈願名もあるのでそれらも併せて記します。

施設名別名厄除け・祈願
鴻の湯しあわせを招く湯夫婦円満・不老長寿
まんだら湯一生一願の湯商売繁盛・五穀豊穣
御所の湯美人の湯火伏防災・良縁成就
一の湯開運招福の湯合格祈願・交通安全
地蔵湯衆生(しゅじょう)救いの湯家内安全・水子供養
柳湯子授けの湯子授安産
さとの湯なしなし

 私が外湯めぐりとして最初に選んだのが一の湯です。なぜ一の湯を選んだかというと、「一」が付くから一番いい外湯だと勝手に思ったからです。単純ですね。(^o^)
 実際はそうではないみたいです。一の湯は、江戸時代は「新湯(あらゆ)」と呼ばれていたそうです。しかし、医師である香川修徳が泉質を絶賛し、「海内一(=日本一)」の意味を込めて一の湯に改名したとのことです。
 一の湯の外観はきれいでした。というより、とても共同浴場とは思えないくらい豪華な建物という感じでした。ライトアップされていて、きれいでした。
 城崎温泉の外湯めぐりの温泉施設には駐車場がありません。そのため、私は駐車場の看板に従い、有料の時間貸し駐車場を利用しました。皆さんも城崎温泉の外湯めぐりに行くときは有料駐車場を利用してください。
 一の湯は内風呂1つと人工の洞窟風呂を備えている温泉施設です。両方とも男女別に1つずつあります。
 浴場に入ると内風呂が1つありました。私が一番気になったのは浴場に入ったとたん塩素臭がしてきたことでした。かなりの塩素消毒を行っている感じでした。
 内風呂の奥には扉があり、その先に洞窟風呂があります。洞窟風呂といっても露天風呂ではありません。浴槽の上部を洞窟のように覆い囲った内風呂です。洞窟の中の温泉に入っているという雰囲気はあるんですけどね・・・。
 こちらも循環湯。う〜ん、いまいち。(*_*)
 泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物泉。泉温は42度C。無色透明のお湯でした。
 やはり気になったのが循環湯だったことです。一の湯を改装したときに浴槽を大きくしてしまったため、循環湯になってしまったそうです。ほかの外湯もすべて循環湯なんだろうなと思わざるを得ないお湯でした。
 温泉街の雰囲気を楽しむにはいい場所だと思います。

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