白浜温泉 牟婁の湯

温泉名しらはまおんせん
白浜温泉
施設名むろのゆ
牟婁の湯
所在地わかやまけんにしむろぐんしらはまちょう
和歌山県西牟婁郡白浜町1665
場所概略紀勢自動車道の南紀白浜ICより県道34号線(白浜温泉線)を西へ行く。県道33号線に入り、南紀白浜空港を通過する。鉛山湾方面に行く。白浜海岸沿いの道で一方通行が分離して、合流した箇所にある。
駐車場専用駐車場あり。5台くらい停められる。無料。停められなかったら海岸沿いの駐車場を利用する。こちらは20台くらい停められる。
営業時間7:00〜23:00
料金\300
風呂数男女別内風呂各2
脱衣所男女別各1
泉質含硫黄−ナトリウム−塩化物泉(高張性中性高温泉)、ナトリウム−塩化物泉(高張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0739-43-0686
入湯日2003/12/27
感想共同浴場という感じだった。浴槽は1つがちょっと深めで、ちょっと熱く、源泉をそのままの濃さで使用したものと浴槽の深さがちょうどよくて、温度はちょうどよく、水で薄めているものがあった。源泉をそのままの方はしょっぱくて食塩泉だなあと感じた。
評価5

 白浜温泉 牟婁の湯は、私が「一人旅 −四国へ−」編で3番目に行った温泉です。そして、2番目に入った温泉です。
 白浜温泉は南紀白浜にあります。
 白浜温泉に行くには、阪和自動車道のみなべICより国道424号線を南下し、みなべ町市街地へ向かいます。突き当たりまで行くとT字路のみなべ交差点があります。その交差点を左折して国道42号線に入ります。田辺市街地を通り、県道33号線に入ります。そして、白浜海岸方面に行くと白浜温泉に着くことができます。
 白浜温泉は有馬温泉、道後温泉と並んで日本三古湯と呼ばれています。
 私は、最初は白浜温泉 崎の湯に行ったのですが、改修工事のため一時休業中でした。そのため仕方なく断念。次に向かったのが白浜温泉 牟婁の湯です。
 ちなみに、崎の湯は以前は無料だったのですが、現在は有料化されています。私が行ったときは無料から有料へと変更するために浴槽を改修していたみたいです。
 海岸沿いの道を走っていると、両側2車線の道路が分岐して片側の一方通行になります。再度合流して両側2車線の道に戻るところに白浜温泉 牟婁の湯はあります。
 白浜温泉には「外湯」と呼ばれる5つの共同浴場があります。白浜温泉 牟婁の湯はその外湯の1つです。ほかには崎の湯しらすな白良湯(しららゆ)、そして松乃湯があります。
 入口の前には「湯崎七湯」と書いている石碑がありました。そして、近くにはお湯が垂れ流しで流れていました。そこには看板が立っていました。
 その看板には「湯崎は昔、牟婁の湯と呼ばれ七湯(崎の湯・浜の湯・元湯・砿湯(まぶゆ)・粟湯・疝気湯(せんきゆ)・屋形湯)からなり、斉明(さいめい)、天智(てんじ)、持統(じとう)、文武(もんむ)の諸帝が臨幸の際沐浴(もくよく)された」と日本書紀に記されているということが書いてありました。
 この湯崎というのは白浜温泉の昔の地名になります。また、年号の斉明から文武というのは西暦655年から西暦700年までの期間になります。要するに、西暦655年から西暦700年の間の天皇たちが外に出たときに白浜温泉のお湯を浴びて体を清めたことがあるということが書いてありました。天皇たちが訪れたことがある大変すばらしい温泉だということを言いたいみたいですね。(^o^)
 石碑や看板を見たあと、私は牟婁の湯の中に入りました。
 牟婁の湯の中は銭湯のようでした。脱衣所も簡易的なものでした。脱衣所で服を脱いで、私は浴場内に足を運びました。
 浴槽は2つありました。1つは源泉をそのままの濃さで使用したものでした。もう1つは源泉を水で薄めているものでした。
 牟婁の湯では、砿湯(「礦湯」とも書く)と行幸湯(みゆきゆ)の2種類の源泉からお湯を引いているそうです。一度に2つの源泉を楽しむことができます。
 砿湯の泉質は含硫黄−ナトリウム−塩化物泉(中性高張性高温泉)。行幸湯の泉質はナトリウム−塩化物泉(中性高張性高温泉)。どちらもナトリウム−塩化物泉ということで、食塩の味になります。そのため、両方を混ぜてもしょっぱい! 実際に口に含めてみるとやっぱりしょっぱかったです。食塩泉!という感じでした。
 源泉掛け流しの浴槽のほうは熱かったです。水で薄めたほうはちょうどいい温度でした。
 素朴な雰囲気でよかったです。

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