温泉名 | ゆふいんおんせん 由布院温泉 |
施設名 | したんゆ 下ん湯 |
所在地 | おおいたけんゆふしゆふいんちょうかわかみ 大分県由布市湯布院町川上1585 |
場所概略 | 大分自動車道の湯布院ICより県道216号線を東へ行く。県道216号線沿いのローソンを右折し、金鱗湖の看板に従う。その先を左に曲がり、金鱗湖を右回りするように行くと右側に見える。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。5台くらい停められる。無料。混んでいれば金鱗湖の時間貸し駐車場を利用することができる。こちらは1時間\200。 |
営業時間 | 24時間 年中無休 |
料金 | \200 |
風呂数 | 混浴露天風呂1、混浴内風呂各1 |
脱衣所 | 男女共用1 |
泉質 | 単純温泉 |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0977-84-3111 |
入湯日 | 2003/8/20 |
感想 | 地元の共同浴場といった感じ。金鱗湖を見ながら入浴できてよかった。のんびりできる。 |
評価 | 5 |
由布院温泉は、私が「一人旅 −九州へ−」編で1番目に行った温泉です。そして、1番目に入った温泉です。
この一人旅では、私はレンタカーを借りて行きました。飛行機で福岡まで行き、福岡空港近くのレンタカー屋に行ったのですが、レンタカーの予約をしていなかったため(予約できないほど仕事に追われていた)、ほとんど断られてしまいました。そのときはこの一人旅はレンタカーを借りれなくなったから中止になってしまうのか!?と不安になりましたが、ようやくニッポンレンタカーでレンタカーを借りることができました。ちょっと一安心。(^^;
レンタカーを借りて、私は福岡から一気に大分方面に行きました。
由布院温泉は由布岳の南西にあります。
由布院温泉に行くには、大分自動車道の湯布院ICより県道11号線を東へ行きます。しばらく進むと右側にローソンが見えてくるので、その手前の道を右折します。右折後、道なりに右に曲がったあとY字路が出てくるので、Y字路を左折します。すると、金鱗湖の湖畔に到着します。金鱗湖を右に見るような形で進んでいくと、右側に由布院温泉 下の湯(したんゆ)が現れます。
私が行ったときは駐車場がいっぱいだったので、金鱗湖の対岸にある時間貸し駐車場を利用しました。
由布院温泉 下の湯は2005年9月30日までは大分郡湯布院町にありましたが、現在は由布市にあります。大分郡挟間町、大分郡庄名町、そして大分郡湯布院町は2005年10月1日より、合併して由布市になりました。
由布院温泉 下の湯は、かやぶき屋根のいかにも日本家屋という感じの建物です。風情があっていいなあと思いました。
入口の前には「外来入浴料金箱 一人につき200円」と書いてある箱がありました。入浴するならちゃんと200円払いましょう! 私は200円を払い、建物の中に入りました。
扉を開けると、すぐに脱衣所になっていました。そして、その下には内風呂がありました。さらに奥には露天風呂がありました。いずれも混浴です。
脱衣所で服を脱いで、私は内風呂から入りました。内風呂は4、5人が入ればいっぱいになってしまうほどの大きさしかありませんでした。でも、共同浴場という雰囲気がして、私はいいなあと思いました。
内風呂のあと、私は露天風呂に行きました。露天風呂は内風呂よりも大きく、長い浴槽でした。
露天風呂の先には木が生い茂っていました。しかし、その隙間から金鱗湖を見ることができます。ただ、金鱗湖付近を歩いている人たちからは、こちらの様子がチラッと見えてしまうのが難点、といったところでしょうか。
人がちらちら見えてしまうのが気になったのですが、温泉街の喧騒を忘れさせてくれるほど静かな雰囲気で入浴できるため、のんびり入浴してしまいました。
のんびりと入浴したあと、私は露天風呂から上がりました。
建物の中には「温泉分析書」がありました。それによると源泉名は「岳本温泉」となっていました。金鱗湖は湖底から温泉が涌くといわれる湖で、かつては由布岳の麓にあったことから「岳本の池」と呼ばれていたそうです。そのため、源泉名は「岳本温泉」になっていると思います。ただ、このページでは「由布院温泉」と記します。
泉質は単純温泉、泉温は69.4度Cです。ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)、そして炭酸水素イオン(HCO3-)がほかのイオンよりもちょっと多い温泉でした。
金鱗湖の神秘に魅せられながら、私は下の湯をあとにしました。
このような格安の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。
最後に「由布院」と「湯布院」が混在されているので、その説明をしたいと思います。
この温泉の本来の名称は「由布院温泉」です。「湯布院」という名称は、1955年(昭和30年)の昭和の大合併において、旧湯平村と旧由布院町が合併した際に作られた町名です。それ以来「湯布院温泉」と書かれることが多くなったそうです。また、現在でも湯布院町内にある建物の名前に「由布院」と「湯布院」が混在しているため、多くの混乱を招いてしまっているそうです。しかし、実際には旧由布院町にある温泉ということで「由布院温泉」が正しいのであって、「湯布院温泉」は間違いとなります。そのため、このページでも温泉名は「由布院温泉」、地名は「湯布院町」と記しました。