温泉名 | ほうせんぼうおんせん 宝泉坊温泉 |
施設名 | ほうせんぼうおんせん 宝泉坊温泉 |
所在地 | えひめけんせいよししろかわちょうたかのこ 愛媛県西予市城川町高野子75 |
場所概略 | 松山自動車道の三間ICより県道57号線を東へ行く。国道320号線に入り、東から北へ向かう。さらに、国道197号線を北上する。大きい左カーブを行った先の左側にある。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。50台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
料金 | \300 |
風呂数 | 男女別内風呂各2、男女別サウナ各1、男女別水風呂各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | メタホウ酸で規定(低張性弱アルカリ性冷鉱泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | - |
入湯日 | 2003/12/30 |
感想 | 安くていい所だった。サウナや水風呂も付いていて300円というのはすばらしい。大きい浴槽と小さい浴槽があり、小さい浴槽はジャグジー。大きい浴槽は20人くらい入ることができる。ちょっと熱めだった。 |
評価 | 5 |
宝泉坊温泉 宝泉坊温泉は、私が「一人旅 −四国へ−」編で17番目に行った温泉です。そして、14番目に入った温泉です。
宝泉坊温泉は宇和島市の北東にあります。
宝泉坊温泉に行くには、松山自動車道の大洲ICより国道197号線を南東へ向かいます。約32km行くと右側に宝泉坊温泉 宝泉坊温泉が見えます。国道沿いにあるのですぐにわかります。
宝泉坊温泉 宝泉坊温泉は2004年3月31日までは東宇和郡城川町にありましたが、現在は西予市(せいよし)にあります。西宇和郡三瓶町、東宇和郡明浜町、東宇和郡宇和町、東宇和郡野村町、そして東宇和郡城川町は2004年4月1日より、合併して西予市になりました。
宝泉坊温泉 宝泉坊温泉は昔ながらの日本家屋という外観でした。となりには宝泉坊レストランというレストランがあり、温泉とレストランが併設されていました。
入浴料は300円。安い! いいですね。(^o^) 入浴料を払い、私は中へと向かいました。
男性用浴場には「コスモスの湯」、女性用浴湯には「菖蒲の湯」という木札が提げられていました。
その近くには温泉成分分析表が掲げられていました。それには泉質として「低張性弱アルカリ性冷鉱泉」と書いてありました。それを見て私は不思議に思いました。化学成分による分類の泉質名がない!
温泉の泉質名には「化学成分による分類の泉質名」と「液性による分類の泉質名」があります。前者は「イオン組成による分類」、「特殊成分による分類」、そして「液性による分類」などに分けることができます。後者は化学成分による分類の泉質名のあとにかっこ書きで表示されています。
例を挙げます。泉質に「ナトリウム−塩化物泉(高張性中性高温泉)」と書いてあった場合、「ナトリウム−塩化物泉」の部分が化学成分による分類の泉質名で、(高張性中性高温泉)の部分が液性による分類の泉質名になります。
宝泉坊温泉の場合は、液性による分類の泉質名しか書いていませんでした。冷鉱泉だから単純温泉にはなりえません。また、pH値が7.9しかない宝泉坊温泉はアルカリ性単純温泉という可能性もありえません。アルカリ性単純温泉という泉質を名乗るには、pH値が8.5以上なければならないからです。
じゃあ、いったい何という泉質なんだろうと思いながら、私は脱衣所の扉を開けました。
浴場には男女別の内風呂2つと男女別水風呂、そして男女別サウナがありました。内風呂は大小1つずつの浴槽がありました。小さいほうはジャグジーでした。
お湯はアルカリ性のため、入浴すると肌がツルツルしました。アルカリ性であることは確かです。無色透明で、ほとんど特徴のないお湯でした。冷鉱泉なので沸かしています。
水風呂とサウナも付いていました。くつろぐにはいい場所だと思います。これで300円ならお得だと思います。
特徴のないお湯だったのですが、最後まで泉質名がわからず、私は宝泉坊温泉をあとにしました。
あとで調べてみたところ、宝泉坊温泉の泉質はメタホウ酸で規定されている温泉だそうです。用井温泉 ホテル星羅四万十と同じで、化学成分による分類の泉質名はありません。そのため、液性による分類の泉質名しかなかったということですね。
いろいろ勉強になりました。
この宝泉坊温泉 宝泉坊温泉ですが、現在は閉業して別の施設になってしまいました。