温泉名 | ふきあげおんせん 吹上温泉 |
施設名 | だいろてんぶろ 大露天風呂 |
所在地 | みやぎけんおおさきしなるこおんせんおにこうべあざふきあげ 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上12 |
場所概略 | 東北自動車道の古川ICより国道47号線を西へ向かい、国道108号を北上する。鬼首かんけつ泉の案内板に従い進む。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
料金 | \400 |
風呂数 | 混浴露天風呂1 |
脱衣所 | 男女共用1 |
泉質 | ナトリウム−塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0229-83-3411 |
入湯日 | 2001/6/30 |
感想 | 鬼首かんけつ泉内にある露天風呂。風呂の入浴は無料だが、かんけつ泉に入る入園料として\400かかる。結構人が来るのではずかしい。でも、いい湯加減のお風呂だった。 |
評価 | 5 |
吹上温泉 大露天風呂は、私が「一人旅 −北へ−」編で14番目に行った温泉です。そして、11番目に入った温泉です。
吹上温泉は、宮城県の玉造郡鳴子町にあります。鳴子町は鳴子温泉や吹上温泉がある鬼首温泉郷などの温泉がたくさんあるところで知られています。
吹上温泉に行くには、国道47号線から国道108号線に入ります。国道108号線は鬼首道路と呼ばれています。昔は、冬期は鬼首峠付近の積雪のため通行止めになり、国道108号線を利用して北から鬼首温泉郷に行くことはできませんでした。しかし、仙秋鬼首トンネルができてからは通年通行が可能になりました。
その国道108号線を北上すると、鬼首かんけつ泉という看板が頻繁に目に付くのでその看板のとおりに行くと、鬼首かんけつ泉に着くことができます。
鬼首かんけつ泉は間歇泉を見る施設になっています。入園料が必要で、400円します。入園料を払って入って食堂などを通過し、階段を下りたところに「玉の湯」というお湯が湧き出ている場所があります。玉の湯は間歇泉ではないのですが、下からボコボコとものすごく熱そうなお湯が湧き上がっている様子は、このあたりが日本有数の地熱地帯であることを再認識させてくれます。
かんけつ泉「弁天」
クリックすると吹き上げた
場面を見ることができます。
さらに直進すると、鬼首かんけつ泉園内の名所、かんけつ泉「弁天」が見えます。この弁天は地下20mの空洞に溜まった地下水が、マグマにより摂氏130度ほどまで熱せられ、一部が水蒸気となりその圧力で残りの熱湯が地上に吹き出すものです。吹き上げる間隔は約15〜20分くらいになっています。
私が弁天に到着したときには、吹き上がる様子はありませんでした。待っている人の話によるとあと5分くらいかかるとのこと。というわけで、のんびりとジュースを飲んで座って待っていました。
5分くらい経ったでしょうか。弁天からプシューという音が聞こえたかと思うと、すぐにお湯が吹き出してきました。始めは後ろにある白い木を越える高さではなかったのですが、次第に木を越える高さまで吹き上がりました。私はただ単に驚くばかりでした。壮観な場面を見ることができた喜びでいっぱいでした。
1分もしないうちに、お湯は勢いを失い、だんだんその高さも低くなりました。ちょっと待っていたわりにはこれだけ、という感じはいなめませんでした。しかも、これ以外にあるものは露天風呂だけで、400円はちょっと高いなあと思いました。その400円を無駄にしないためにも園内にある大露天風呂は入っておかきゃなきゃ、と思い大露天風呂へと向かいました。
大露天風呂は、弁天を見る場所から階段を下りたところにあります。柵で囲まれているため外からはあまり見えませんが、のぞいてみると浴槽は結構広いです。また、ちゃんと掃除されているみたいで、お湯はきれいでした。観光客が頻繁に出入りするので、観光客が多い日はちょっと恥ずかしいです。あまり観光客がいなかったというのもあり、私は入ろうと決意しました。
脱衣所は三角屋根の珍しい建物でした。服を脱いで、屋根があるところに入りました。ここなら観光客がのぞいてきても目立たないからです。お湯はちょうどいい温度でした。観光客が来ても自分の世界に入っていたため、あまり気にならなくなっていました。有意義な時間を過ごせたと思います。