甲子温泉 旅館大黒屋

温泉名かしおんせん
甲子温泉
施設名りょかんだいこくや
旅館大黒屋
所在地ふくしまけんにししらかわぐんにしごうむらまぶねあざてらだいら
福島県西白河郡西郷村真船字寺平1
場所概略東北自動車道の白河ICより国道289号線を西へ行く。安心坂トンネルの出口すぐを左折して、下り坂を下りる。国道289号線をくぐるとある。甲子トンネル手前にある。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。
営業時間宿泊者は5:00〜24:00、日帰り入浴者は10:00〜15:00
料金宿泊者は\0、日帰り入浴者は\800
風呂数混浴内風呂1、男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1、女性専用内風呂1
脱衣所男女共用1、男女別各1、女性専用1
泉質単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0248-36-2301
入湯日2022/9/17
感想浴場は、混浴内風呂がある「大岩風呂」、女性専用内風呂がある「櫻之湯」、そして男女別露天風呂と男女別内風呂がある「恵比寿の湯」の3つがある。大岩風呂は扉を開けたらいきなり浴槽があったのには驚いた。脱衣所と浴槽の間は仕切り板があるだけだった。浴槽は広くて、深さが約1.2mもある混浴の浴槽が1つだけあった。広い浴槽の中央部には「子宝岩」と呼ばれる大きな岩が鎮座していた。子宝岩に座るとちょうどいい高さで、いい感じでくつろげた。お湯はちょうどいい温度のお湯だった。口に含めるとあまり特徴はなかった。19:00〜21:00および5:00〜7:00は女性専用時間になる。実測温度は41.0度C。櫻之湯は大岩風呂が女性専用時間になる19:00〜21:00および5:00〜7:00は男性専用になる。櫻之湯は5、6人が入ればいっぱいになるほどの大きさの浴槽だった。深さは普通より少し深い深さで、浴槽下は全面的に砂利で覆われていた。そのため、歩行すると足に刺激が来てよかった。櫻之湯にも大岩風呂ほど大きくはないが浴槽中央部に子宝岩があった。実測温度は42.3度C。大岩風呂および櫻之湯の泉質は単純温泉。恵比寿の湯は男女別の浴場が2つあるが、19:00〜21:00は浴場の男女が入れ替わる。右側の男性用浴場の露天風呂は内風呂の扉を開けたらすぐにあった。お湯を口に含めると、ほんの少しだけ苦い味がした。実測温度は、内風呂は41.5度C、露天風呂は41.8度Cだった。左側の浴場の内風呂は熱かった。また、露天風呂は内風呂から離れていた。実測温度は、内風呂は43.1度C、露天風呂は41.5度Cだった。加水なし、加温なし、循環・ろ過なし、入浴剤なし、そして消毒処理なしの源泉掛け流し。単純温泉の源泉温度は43.1度C、pH値は7.8。カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉の源泉温度は45.1度C、pH値は7.8。
評価5

 甲子温泉 旅館大黒屋は福島県西白河郡西郷村にある温泉施設です。
 甲子温泉 旅館大黒屋に行くには、東北自動車道の白河ICより国道4号線を西へ行きます。大清水交差点を右折して、県道281号線に入ったすぐ先を左折します。その道から国道289号線に入ります。あとは国道289号線を西へ行きます。
 国道289号線を西へ行くと新甲子温泉を通過します。甲子温泉は新甲子温泉の先にあります。
 甲子温泉 旅館大黒屋に行くには、安心坂トンネルを過ぎたすぐを左折します。ここを見落としてしまうと、甲子大橋を過ぎて甲子トンネルまで行ってしまうので気を付けてください。安心坂トンネル出口で減速することをおすすめします。
 左折して国道289号線をくぐるような形で下り坂を下りると、甲子温泉 旅館大黒屋に到着することができます。

 甲子温泉の「甲子」の読みは「かし」です。「こうし」ではありません。
 甲子温泉は室町時代の1384年(至徳元年)に州安和尚によって発見されました。その年が「甲子(きのえね)」の年であったために、「甲子」温泉と名付けられたと伝えられています。
 このことは阪神甲子園球場と同じですね。阪神甲子園球場が完成したのは1924年(大正13年)です。暦の干支を構成する「十干」と「十二支」のそれぞれの最初である「甲」と「子」が合わさる縁起のよい年だったため、「甲子園」と名付けられました。

 甲子温泉 旅館大黒屋の外観です。
 私たちが宿泊した部屋です。鶴の302号室です。

 旅館大黒屋には浴場が3つあります。混浴内風呂がある「大岩風呂」、女性専用内風呂がある「櫻之湯」、そして男女別露天風呂と男女別内風呂が1つずつある「恵比寿の湯」です。
 大岩風呂および櫻之湯と恵比寿の湯では泉質が違います。大岩風呂および櫻之湯の泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、恵比寿の湯の泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。
 大岩風呂は19時〜21時および5時〜7時は女性専用になります。一方、櫻之湯は同じ時間帯の19時〜21時および5時〜7時は男性用になります。また、恵比寿の湯は19時〜21時は男女別の浴場が入れ替わります。ということは、旅館大黒屋に宿泊すると全部の浴槽に入ることができるということになります。日帰り入浴者には味わえない、宿泊者のみの特権ですね。(^o^)

時間帯ごとの男女別区分
時間帯大岩風呂櫻之湯恵比寿の湯
(男性用浴場)
恵比寿の湯
(女性用浴場)
5:00〜7:00女性男性男性女性
7:00〜11:00混浴女性男性女性
11:00〜13:00混浴女性清掃清掃
13:00〜19:00混浴女性男性女性
19:00〜21:00女性男性女性男性
21:00〜23:00混浴女性男性女性
23:00〜24:00清掃清掃男性女性

 私は早速浴場に向かいました。まず私が向かったのは、恵比寿の湯です。男女別の露天風呂と内風呂がある浴場です。19時前だと右側が男性用の浴場、左側が女性用の浴場になっていました。
 右側にある浴場の内風呂です。
 右側にある浴場の露天風呂です。
 次に、私は大岩風呂に行きました。
 大岩風呂および櫻之湯へ行くにはいったん本館から外に出て、対岸に向かう必要があります。
 対岸へ向かうためには階段を下りる必要があります。
 階段を下りると橋がありました。この橋を渡ると大岩風呂および櫻之湯に行くことができます。
 橋の下には阿武隈川が流れていました。
 大岩風呂の内風呂です。大きい浴槽でした。深さは約1.2mあります。
 浴槽の中央部に大きな岩が鎮座していました。「子宝岩」と呼ばれています。その子宝岩に座ると、ちょうどいい高さに水面が来るのでくつろげました。
 夕食です。
 「台の物」の和牛の源泉せいろ蒸しです。台の物とは、足付きの大きな台にのせた料理のことです。会席料理では焼き物を「台の物」として出すことが多いですが、今回の献立では蒸し物でした。
 和牛だけあって、おいしかったです。
 「止椀」の野菜の呉汁です。「止椀(とめわん)」とは、献立の最後に出される椀もののことです。一般的には最後に出される味噌汁のことですが、今回の献立では呉汁でした。
 大豆を水に浸してすりつぶしたものを「呉(ご)」といいます。その呉を味噌汁に入れたものを「呉汁」といいます。呉が味噌汁のしょっぱさを和らげてくれて、まろやかな味でした。とても飲みやすかったです。また、野菜もいろいろと入っていて、栄養価が高いと思いました。私は味噌汁よりもおいしいと思いました。
 夕食を食べて夜の7時になったので、私は再び恵比寿の湯に行きました。19時〜21時は男女が入れ替わります。右側が女性用の浴場、左側が男性用の浴場になっていました。
 
 左側にある浴場の内風呂です。
 左側にある浴場の露天風呂です。こちらの露天風呂は内風呂から少し離れた場所にありました。
 恵比寿の湯に入ったあと、私は櫻之湯に行きました。
 櫻之湯の内風呂です。こちらも大岩風呂と同様に、浴槽の中央部に小さな子宝岩がありました。
 浴槽の下は砂利で覆われていました。そのため、歩行浴をしてしまいました。
 朝食です。

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