温泉名 | あきのみやおんせんきょう たかのゆおんせん 秋ノ宮温泉郷 鷹の湯温泉 |
施設名 | たかのゆおんせん 鷹の湯温泉 |
所在地 | あきたけんゆざわしあきのみやあざでんじょう 秋田県湯沢市秋ノ宮字殿上1 |
場所概略 | 東北自動車道の古川ICより国道47号線を経由して、国道108号線を北上する。途中で鷹の湯温泉という看板が見えるので、すぐ左折する。うねっている下り坂を下りたところ。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 11:00〜15:00 |
料金 | \630 |
風呂数 | 混浴露天風呂1、混浴半露天風呂2、女性専用半露天風呂1、混浴内風呂4、混浴打たせ湯1、女性専用内風呂2 |
脱衣所 | 男女共用2、男性専用1、女性専用2 |
泉質 | ナトリウム−塩化物泉(低張性中性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0183-56-2141 |
入湯日 | 2001/6/30 |
感想 | いろいろなお風呂があってよかった。内風呂の1つに深さが130cmもある風呂がある。これは珍しくて趣があった。思わず泳いでしまった。 |
評価 | 5 |
秋ノ宮温泉郷 鷹の湯温泉は、私が「一人旅 −北へ−」編で16番目に行った温泉です。そして、13番目に入った温泉です。
鷹の湯温泉は、秋田県にありますが、山形県、宮城県の県境付近にあります。鷹の湯は秋ノ宮温泉郷と呼ばれているところにあります。秋ノ宮温泉郷とは、役内川に沿って点在する湯ノ岱(ゆのたい)、湯ノ又、稲住、鷹の湯を総称した名称です。この秋ノ宮温泉郷は同じ秋田県内の八幡平温泉郷、乳頭温泉郷とともに、環境庁の国民保養温泉に指定されています。
国道108号線を北上すると、仙秋鬼首トンネルというトンネルをくぐります。そのまま直進すると、左側に「鷹の湯温泉」の木の看板が見えます。いきなり看板が出てきて、その看板の道をすぐに左に曲がらなければならないので、注意深く見ていないと見逃してしまいます。また、スピードが出やすい道なので行き過ぎないようにして下さい。
左に曲がると、急な下り坂でしかも曲がりくねっている道に入ります。その道を下りたところに鷹の湯温泉の旅館があります。
鷹の湯温泉は1885年(明治18年)に創業した老舗旅館です。そして、日本秘湯を守る会会員の宿です。となりには役内川が流れていて、静かなせせらぎの音を奏でています。国道沿いなのですがちょっと離れているために、自動車の騒音もあまり聞こえない静かな場所です。
鷹の湯にある浴場は大きく分けて、大浴場、婦人浴場、露天風呂、婦人用露天風呂、そして野天風呂があります。大浴場には、混浴内風呂が4つ、混浴打たせ湯が1つあります。婦人浴場は実際に入っていないので(作者が男性のため)よくわからないのですが、パンフレットを見てみると、内風呂が2つあるみたいです。露天風呂には、屋根付きの混浴半露天風呂が2つあります。婦人用露天風呂には、これもよくわからないのですが資料によると、屋根付きの女性専用半露天風呂が1つあるみたいです。そして、野天風呂には混浴露天風呂が1つあります。
私はとりあえず、大浴場に行くことにしました。受付で大浴場には深さが約130cmもある浴槽がある、と聞いていたので、それに入ってみたいと思い、行くことにしました。大浴場の脱衣所(男女共用)で服を脱いで入ってみると、大浴場というだけあって広いです。入口の左右に木枠で囲まれた浴槽がありました。そして、正面奥にも木枠で囲まれた浴槽がありました。これら3つの浴槽はほとんど同じ大きさでした。約5m×約2mくらいでしょうか。さらに右のほうを見てみると、石で囲まれた木枠の浴槽よりも小さい浴槽がありました。
左側の木枠の浴槽が深さ約130cmもある浴槽だと聞いていたので、さっそく入ってみました。入るときには木枠が段になっていたので、階段を下りるような感覚で入ることができました。本当に深い浴槽でした。お湯の温度は普通でした。立ったままお湯に浸かることができる珍しい浴槽だな、と思いました。立ったまま入るのと座って入るのと効用的にどう違うのかわからないのですが、気持ちよくなって思わず泳いでしまいました。
そのあと、他の木枠の浴槽にも入りました。他の木枠の浴槽は座って入ることができるのですが、ちょっと深めの浴槽でした。お湯の温度もちょうどいい感じです。
さらに、石で囲まれた浴槽、打たせ湯にも入りました。大浴場にこれだけあるのには感激しました。でも、まだ他にもあります。気を引き締めて、他の場所へと向かいました。
次は、露天風呂へと行きました。露天風呂は宿の一番奥にあります。露天風呂の脱衣所は男女別に分かれています。露天風呂に入ると、屋根が付いていて、その下に浴槽が2つありました。私なりの考えでは、屋根が付いているので露天風呂ではなく半露天風呂じゃないかな、と思いました。その半露天風呂は木枠と石で囲まれていました。どちらともいい湯加減でのんびりすることができました。また、外を眺めてみると役内川の流れを見ることができ、いい感じでした。
女性専用以外の宿の中の浴場を一通り入ったあとに、最後に野天風呂に入ることにしました。野天風呂は宿の外にあります。宿の通用口から出て、川に沿う道を上流に行くような感じで行くと着くことができます。野天風呂は混浴露天風呂です。脱衣所も男女共用の小さい脱衣所で、女性には入りづらいかもしれません。野天風呂のお湯は宿のお風呂のお湯よりもぬるいお湯でした。ぬるいだけに長く浸かることができました。となりには役内川の流れを間近に聞くことができ、自然を堪能するには充分な環境でした。また、他のお客さんとも温泉の話をすることができ、楽しかったです。 女性専用の浴場が2つもあり、女性はたくさんのお風呂に入ることができます。そういう点では、女性のお客さんを大切にしている宿だなあ、と感じました。