岩手・宮城内陸地震
2008.06.14
大きな地震による大災害が発生
栗原市花山の国道崩落現場、栗駒駒の湯の温泉旅館のどちらも、よく行くところなので人事ではない!
ましてや、犠牲者も出ているのだから大変な話だ。
そんな中、花山の国道崩落現場のスグ近くに知合いの家がある
電話で連絡がつかないので、直接行って確認してきた。
幸い、被害も無く皆無事だったが・・・電気・電話・水道のライフラインが全て停止していた。
山の上の国道は不通、迂回の可能性を願いながら川沿いに進んでみたが、このとおり。
他にもう一本、迂回経路があるが、更に山道で時間かかるので、ここから歩く事に。
この地点を反対側から見る。何とも恐ろしい!
橋の段差が約10センチありました!
橋のほうが上がるケースが多いと思うんだけど、ここは橋台側が上がっている。
川には、このように崩壊した土砂で「土砂ダム」が!(これは小さいほうか)雨降ったら気をつけないと。。
2008.06.15
発電機と食料を持って仮復旧に向かった。
何とか、井戸水は出したのだが、濁っていてとても飲めない。悔しい!!
気を取りなおして、裏山の状況を確認してきた。
頭上を多数のヘリが飛んでいる。崩落現場は、この山の反対側なのだ!
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孤立側から見た、土砂崩壊で通行止の国道。既に自衛隊の重機が展開中。
麓では、無事救助された人達が降りてくる。ごく普通の”山菜取り”のはずだったのに・・・。
でも、ホント無事でよかったね。
友人宅から、15日夜に電気・電話共復旧したとの連絡が来た。まずは一安心・・・。
2008.06.16
ライフライン復旧後の後片付けに行った。
濁っていた井戸水もかなりきれいになってきた、汲置すれば上澄みの分は使えるところまで回復!
その後、裏山の状況を確認してきた。
通行止現場は自衛隊から建設業者にバトンタッチ、孤立の復旧は近い!
とりあえずは1車線の確保らしい、孤立を考えれば通れるだけでも有難い話だ。
麓の花山総合支所には”現本”が置かれ、自衛隊・マスコミ等の拠点となっている。
2008.06.22
地震から1週間、様子を見に行って来た。
井戸水は以前の様にきれいになっており、私も蛇口をひねって飲んでみる・・
無意識に「んめ!」(おいしい!)と言う私と、それを見ていた家の人達の大きな笑い声!ホッとする瞬間だ。
「ひねるとジャー」は、ごく日常的な事だが、これほど”ありがたい”と思うとは・・・。
日頃から、水は大切に使わないと!(何でもだけど)私自身、骨身に染みた。
橋の段差は砂利を盛って応急処置。
前回の落石現場、既に大きな岩の塊は取り除かれて、通行は可能だ。
しかし上を見てみると・・・背中に冷たい物を感じる状況がまだそこにある!
ここの通行には十分な注意が必要だ。(怖!)
地震直後から、有人・知人達より、安否確認とお見舞いのメール・電話を頂いた。
これらは災害の恐怖の中で、励みとなり心の支えになってくれた。本当に有難い限りだ。
今回、自分には直接の被害は無かったが、明日は我が身。お互いに気をつけないと!
被害に遭われた方々の1日も早い復旧と、亡くなられた方々の冥福を祈るばかりだ。
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