地震後のくりでん



2008.06.19
地震後のくりでんの様子を見てきました
話を聞けば・・・チョット物が落ちた程度。本社・現場共、物理的な被害は無かったそうだ。
ちょっと世間話してから、車庫内を一回り見に行ました。


地震後、復旧支援で移動の際、通りすがりに眺めて・・・
M182(駐輪場)に張ったトラロープが切れているのを確認していたので、これを直す事を考えていた。。



防護用に張ったトラロープが切れていた。トラロープとはいえ、まさか切れるとは!
切れたロープを結び直して引っ張ったが、長さが全然足りない!
まさか!とは思いながらも、足回りの確認をすると・・・ナント移動した形跡が!



結わえていた電柱にはロープの痕がくっきりと。瞬間的に相当の力が働いたのだろう
下段のロープには、相当のテンションがかかっているようだ。


周囲の安全を確認した後、足回りを観察してみた。
既に手歯止はしてあったが、踏み潰された形跡の木片が転がっている。


うわっ!手歯止がパックリ割れているぞぉ。



線路には、タイヤとの接触痕と手歯止の擦れた痕があった!
どうも、石越方に約1m移動した所で揺れが収まったようだ。



ちょっと離れて見てみる・・・見かけは変わらないようだけど。。
流れなくて良かった(ホッ)。

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地震後の様子(2008.06.19撮影)と、くりでん博準備の様子(2006.09.29撮影)を比較してみると・・・
一番左、C151+M182が手前側に動いたのが解るだろうか。


くりでん車庫のある栗原市若柳は「震度6弱」の揺れだった。私は、栗原市役所若柳総合支所で地震に遭った。
「ドドドーッ!」という音から、「ガタガタ」と来た後は、「フーワ!フーワ!」と船に乗っている様な感じの横揺れ。
千鳥足ながらも歩行は十分に可能、頭上の防煙壁や構造物の状況を観察できるくらいの余裕があった。
外に出ると、近くにある地上高約40Mの携帯基地局(鉄柱タイプ)が、しなるようにゆっくりと揺れていたのを覚えている。

とは言っても、これだけの地震だ。手歯止で留置している車両も、揺さぶられて多少、移動してしまったのだろう。
脱線や破損等の被害が無いだけでもヨシとしないと。

でもやっぱり・・・体感的には”KD10”のほうが揺れたなぁ。。


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