台検実施
2006年5月16日、臨時台検のため台車を外して外注先に陸送する作業がありました。
(踏面が外側に向かって円錐状に減り、フランジが太る格好になったとか)
安全規定限界まで来たので、車輪を削磨し修正するとのこと。
ちなみに外注先は・・・”岩手開発鉄道”です。
今回の作業の概要は・・・
車体をジャッキアップし、台車を引出してトラックに積込む
というものです。
8時30分、作業開始!
この模様は”大崎タイムス”さんの独占取材状態(?)でした。
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大崎タイムス5月19日のWEB・NEWSより
「KD951」大船渡で補修
来年3月で廃線となるくりはら田園鉄道株式会社で16日、
台車(車輪)が臨時点検を受けるため、車体から分離して岩手県大船渡市に搬送された。
今回点検を受けるのは、通常運行されているタイプのKD951。
基準値の527ミリに達してしまった輪縁(フランジ)の厚さを、525ミリに調整してもらう。
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まずは、ブレーキ回りから外す準備が・・・。
ブレーキと平行して、歯車箱回りでも・・・。
作業は手際よく進み、あっという間に推進軸が外される・・・。
それと・・・エア配管、電気ツナギ等も外して・・・
いよいよジャッキアップ!(まずは5センチ程上げ一旦停止、様子を見ながら更にアップ!)
心皿から心棒が出てきました・・・
「もーすこしかぁー?」の声が、かなり上がっております。
「ハイ、ヨーシ!」で停止。台車の空隙から向こう側が見えます。。
定点カメラからのコマ送りで見ると解りやすいかな?
手で押して・・ゆっくりと転がってきます。(歯車箱付なので5トンくらいあるらしい)
車輪とブレーキシュー付近、斜めに減っているのが判ります。
心皿はピカピカ!ついさっきまでは、ここに車体が乗っていたんですよね!
車体を下から見るとこのとおり・・・各種配管等が複雑に入り組んでいる!
台車が帰ってくるまで、このように枕を組上げ両サイドのジャッキも使って支持。
待機していたクレーンで、台車を吊上げトラックに積載。
(推進側5トンくらい)
荷台には先に吊った台車が。この台車押してみたけど一人で簡単に転がるんですよ!
(付随側3トンくらい)
積荷を入念にチェックし、大船渡に向けて出発していきました。
夕方には工場入り、その日のうちにトラックから荷降ろしする予定とか。
普段見る事が出来ない、貴重なシーンを見学することが出来ました。
承諾して頂いた”くりはら田園鉄道””岩手開発鉄道”のみなさん、ありがとうございます。
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