junior Kaisei Fan 中学の軟式野球
中学軟式野球の全国大会
中学軟式野球には2つの全国大会があります。
ともに夏の時期に行なわれますが、大会を主催する連盟が違います。
それに伴い、特別延長のルールや、出場資格も違います。
ここでは、私の知りうる情報から、2つの大会の特徴をまとめてみました。
ご覧になられた皆さんも、何か気付く点がございましたら、お便りいただけると幸いです。
平成20年3月1日
大会名 | 全国中学校軟式野球大会 | 全日本少年軟式野球大会 | |||||
略称 | 全中 | 全日本 | |||||
主催 | 日本中学校体育連盟(中体連) | 全日本軟式野球連盟 | |||||
加盟数 | 約 9,000校 | 約 5,000チーム | |||||
会場 | 全国各県持ち回り | 横浜スタジアム | |||||
開催時期 | 8月後半 | 8月前半 | |||||
出場チーム数 | 16 | 16 | |||||
出場枠 | 北海道「1」、東北「2」、関東「3」、北信越「1」、東海「2」、近畿「2」、中国「1」、四国「1」、九州「2」、開催地「1」 | 北海道「1」、東北「2」、関東「2」、北信越「1」、東海「1」、近畿「2」、中国「1」、四国「1」、九州「2」、沖縄「1」、開催地(神奈川県)「1」、開催地(横浜市)「1」 | |||||
予選 | 夏の中体連予選で出場を決める。三重県大会(16チーム)の優勝・準優勝2校が東海大会へ出場し、東海地区8校から2校が全国大会に出場する。 | 秋の三泗地区予選、春の三重県大会(10チーム)を優勝で東海大会へ出場。東海地区4チームから1チームのみ、全国大会へ出場。 | |||||
出場資格 | 中体連に加盟の中学校軟式野球部のみ | 中学校の軟式野球部チーム | 軟式クラブチーム | 地域選抜チーム | |||
本大会ルール | 特別延長戦は10回から | 特別延長戦は8回から | |||||
主将の背番号は10 | |||||||
ランナーコーチャーはヘルメット着用 | |||||||
チーム名に「クラブ」を義務付け | |||||||
その他 | 2005年まで、地域により認められていた2大会へのW出場は、2007年以降禁止された。 過去には、2001年に明徳義塾中が全日本で準優勝、全中で優勝の例がある。(このとき、全日本大会で明徳義塾中の優勝を阻止したのが三重代表・二見中。二見中のエース江川投手は山商に進学し甲子園出場。現在ソフトバンクホークスで活躍中。) |
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三重県代表校と全国強豪校の参考成績 (石川県・星稜中と、高知県・明徳義塾中の決勝進出成績) | ||||||
全中 (中体連) | 開催年 | 全日本 | ||||
回 | 優勝 | 準優勝 | 回 | 優勝 | 準優勝 | |
1986年 | 第3回 | 星稜クラブ(石川) | ||||
第9回 | 星稜中(石川) | 1987年 | ||||
第11回 | 尾鷲中(三重) | 1989年 | ||||
第15回 | 星稜中(石川) | 1993年 | ||||
1996年 | 第13回 | 星稜中クラブ(石川) | 明徳義塾中クラブ(高知) | |||
第20回 | 星稜中(石川) | 1998年 | ||||
第22回 | 明徳義塾中(高知) | 星稜中(石川) | 2000年 | |||
第23回 | 明徳義塾中(高知) | 2001年 | 第18回 | 二見中クラブ(三重) | 明徳義塾中クラブ(高知) | |
第24回 | 玉城中(三重) | 2002年 | ||||
第25回 | 明徳義塾中(高知) | 2003年 | ||||
第27回 | 明徳義塾中(高知) | 2005年 | ||||
中体連が主催の全中で全国制覇までの道のりは、三泗地区28チームの代表として三重県大会に出場し、県16チームで争う県大会と、8チームが出場する東海大会でそれぞれ決勝進出。そして全国16チームでの戦いとなります。
簡単に言えば、地区予選から16連勝で日本一で、少なくとも14勝しなければいけないことになります。
全国の強豪校が、10数勝して全国大会に駒を進めて来ますが、それだけの勝ち星をあげてくるチームは、年間を通してそれに近い勝率をあげているようです。
過去のデータから見ても、全国大会に出場してくるチームは、年間100試合以上のゲームをこなし、しかもその勝率は9割を超えているそうです。
目標を「全国制覇」に掲げてスタートする海星中学軟式野球部が、近い将来、そういったチームに成長していることを願っています。
管理人