第32回 全国中学校軟式野球大会 【決 勝】

平成22年8月22日(岡山県倉敷市 マスカットスタジアム) 東海ブロック代表 静岡県・常葉橘中

全国大会決勝は、東海大会決勝と同じカード、常葉学園橘中との対戦となった。
常葉橘中の先発は全国屈指の右腕、エースの青島勢奈投手@。
ダイナミックなフォームから繰り出すストレートは130`前後。スライダーのキレも抜群の右腕bP投手。
1回表、1番・寺本選手Mが三振に倒れると、三者凡退に打ち取られて海星中は無得点。
海星中の先発、山中投手@も抜群の立ち上がりを見せる。
今大会bPスラッガーの道場選手Eを三振に取ると、続く2番・松坂選手Cもピッチャーゴロに打ち取り二死。
3番・好打者の青島選手@には、凄い当たりをレフトへ運ばれるが、レフト正面のライナー。三者凡退。
2回の裏、先頭の4番・綾部選手Aに投手強襲ヒットで出塁を許すが、絶妙の牽制球でランナーを誘い出す。
無死からの走者を刺し、この回も3人で斬って取る。
試合が動いたのは3回表。
海星中先頭の7番・古田選手Cが四球を選び出塁。
8番・森田選手Kがバントで送り、一死2塁。
9番・南選手Gがショートゴロ。名手・道場選手Eのエラーで一死1・2塁と先制のチャンスを迎える。
ここで1番・寺本選手Mがセンターオーバーする素晴らしい当たりを放つ!
古田選手Cが2塁から生還し、海星中が先制。
さらに一死2・3塁のチャンスは続く。
2番・松本選手Dはセフティースクイズ!
青島投手@の好守備の前に得点ならず。
二死2・3塁となって、期待の3番・山中選手@はファーストゴロ。追加点奪えず。
4回表の海星中。
先頭の4番・筒井選手Fがセンター前へクリンヒットで出塁。
5番・岡田選手Aはバントで送り一死2塁、再びチャンス。
しかし、6番・長谷川選手Eは三振。
7番・古田選手C(写真)はセンターフライに倒れ、追加点は奪えず。
3回まで内野安打1本に抑えていた海星エースの山中投手@。
4回表に、この回先頭の1番・道場選手Eにレフトオーバーの2ベースヒットを打たれ、送りバントも決められて一死3塁。
さらに3番・青島選手@に死球を与え、一死1・3塁のピンチ。
4番・綾部選手Aを空振りの三振。
二死2・3塁で、5番・田代選手F。
レフト線への鋭い当たりがファールになり、カウントを追い込んだ山中投手が勝負に勝ったか?と思われたが…。
コンパクトなスイングに修正した田代選手Fが一枚上手だった。
右中間を破るタイムリーヒット!
3塁ランナーの道場選手E(写真右)に続き、2塁ランナーの青島選手@も還って、常葉橘中が逆転。
5回裏、二死からヒットと四球で1・2塁のピンチを迎え、湯浅監督の指示を受ける海星中内野陣。
この後、2番・松坂選手Cをショートゴロに打ち取ってピンチを脱する。
6回裏、一死から4番・綾部選手Aにヒットを許し、内野ゴロで走者が入れ替わって二死1塁。
この場面でも牽制でアウトを取りチェンジ。
7回表、海星中の攻撃。
5番・岡田選手Aはストレートを上手く捉えるが、セカンドライナーで一死。
代打・橋本主将Iは粘りながらもサードゴロに倒れ二死。
代打・飯島選手O。
セカンドへ転がしたゴロが内野安打!
最終回、二死から同点のランナーが出て望みを繋ぐ。
8番・森田選手Kは内野ゴロ。
常葉橘中が初優勝。
全国の決勝に相応しい、引き締まった素晴らしいゲームでした。
優勝は逃しましたが、最高の仲間たちと一緒に最終決戦まで野球をできたことは、素晴らしいことです。
海星中、全国準優勝おめでとう!

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