★★  倉本彩に本当に星が降ったのか? ★★
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 星の金貨、続・星の金貨、完結編を見て本当に倉本彩に星が降ったのか疑問なところだ。彩が人の3倍の愛で人に与え続ければ、その10倍の不幸が帰ってくるという物語の展開。結ばれようと心につよく願った秀一は死んだ。そして彩を思い続けた拓巳は思い出となって去っていく。彩に残された幸せは秀一との思い出と忘れ肩身、瑠音であ
る。やはりぜいたくを言うと彩の愛に見合った幸せを与えたかったというところだ。彩は瑠音が心の支えであり幸せである。彩には、これまで離れない幸せなどはなかった。いつも1人になって孤独と淋しさで生きてきた。そういう意味では消して離れることのない瑠音がいる限り彩は幸せであり、孤独ではない。秀一の忘れ肩身瑠音がいることで 彩に星が降ったといえるだろう。











 彩と拓巳は・・

 本音を言うと完結編で拓巳と彩が結婚してほしかった。秀一亡き後、彩を幸せにできるのは拓巳だけだから・・・。しかし彩は一途に秀一を愛し続けるから無理であるが。彩のそれから20年後は幸せだろうか?.瑠音が成人して嫁にいけば彩は再び1人になってかつての思い出だけで暮らせるだろうか?。今は一さな金貨が1枚あるが、いつか消え去る場合があるかもしれない。やはり拓巳と結婚してほしかった。

    矢上は生きている
 祥子、秀一を殺した矢上俊明は生き続けている。気が違ったとはいえ矢上は生きているのだ。いつか正気を取り戻した矢上が秀一の子瑠音を狙ってくるかもしれない。そして最大の標的は彩だ。彩を手に入れるため矢上は魔の手を差し伸べてくる可能性を秘めている。

     拓巳は彩を忘れられるか?
 答え。無理だ。愛を教えてくれた彩を忘れるはずはない。彩の心のなかに秀一が生き続けるように、拓巳の心のなかにも彩は生き続けるのだ。かつて沢井梨花が言っていたように「最後に愛する人は結婚した人とは限らない」と。最後に拓巳を愛することになるかもしれない。しかし梨花の話は思い出として・・・と言うことであるが・・・。


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