平成13年度:大江町立本郷西小学校
第3,4学年・学級通信は く し ゅ
bX5 2001.10.19
なりきり日記:私はノーベル
◇昨日の道徳を受け、その日の日記のテーマを「私はノーベル」(なりきり日記)としました。
《Sさん》
私は、ノーベルだ。今日は日本にいる。住んでいるとこは・・・、天国だ。
ちょっと日本の新聞を読ませてもらおう。なになに、ふむふむ、うんうん。
ノーベル賞は、もう10人目になったのか。10人目の日本人か。私のお金もやく
だっている様子だ。そろそろ帰るか。さようなら。
◆天国にいるという設定、しかも日本の 新聞を読むノーベル。発想の豊かさを感 じます。
《A君》
私はノーベル。ダイナマイトを作った人だ。すごいだろー。まねできるかな?
私は「き雷」という物を作るのを手伝っていた。「き雷」とは、海にしずめて、相手の船をはかいする物だ。
しかも、昔の私の家はびんぼうだった。だから、食べ物も少なかった。
しかし、それを乗りこえて金持ちになった。はーはっはっは。小さい時も船に乗って、どこかに一人で行ったぞ。はーはっはっは。
死んだ時には、よいことをした人に賞をやってくれとか言ったぞ。その後、私は天国に行った。
◆A君の日記には、授業中に扱わなかっ た情報が入っています。すばらしい!
《T君》
僕の名前はノーベル。ダイナマイトの発明者。本当はいいことをするために発明したのに、戦争に使われるようになってしまった。
「せっかく世の中のために発明したのになあ。
それからも戦争がおきないといいと思うなあ。
日本人は10人目か。まだまだノーベル賞が出るといいなあ。
テロでなった戦争も、早くおさまるといいなあ。なくなったらいいなあ。」
と、はかの中で思った。
《SSさん》
私は、みなさんごぞんじ、ダイナマイトを発明したノーベルです。
私は、トンネルを作る時や、ダムを作る時に山をくずす事などに使用するために発明したのですがねーえ。
あの恐ろしい戦争に使った人がいるんですよー。そのために発明したんじゃないんですけどねー。平和のために発明したんですけどねー。
悲しいです。とても悲しいです。今の世代の人は、とくに大人の人は、どう思いますか?
◆T君の日記も、SSさんの日記も、もしかしたら本当にノーベルが思っていることなのかもしれませんね。
◇一つの授業を通して、ちょっとした広がりを見せました。12月10日の授賞式の日も注目してみましょう。
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