西沢渓谷 森林鉄道軌道跡探索1



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今回は1996年3月、5月、7月と西沢渓谷に訪問した時の事を紹介してみたいと思います。西沢渓谷は軌道を撤去せ
ずそのままハイキングコースになっており、都心からも近いので訪問するのにはもってこいでした。まぁ訪問するキッカ
ケになったのは、トワイライトゾーンVの雑誌に載っていた記事を見てなんですが、この事がナローの世界へ入るキッカ
ケになりました。軌道跡はハイキングコースの所だけかと思ったんですが、奥へ入り込むとさらに軌道は続いており素
掘りのトンネルや訪問から数年経っているので今現在では崩壊しているかもしれませんが、りっぱな木橋もありました。
画像は3回訪問の分を混同していますが同じ年なのでいいかなという事でお許しを...。



140号線を東京方面から上ってくると、西沢渓谷入り口手前には昔実際に使われた物ではなく、レプリカとして木材を積んだ状態を再現した運材
台車が置かれています。奥地は馬を使って空の運材車を引き上げ満載時は、満載車の上に人が乗りブレーキをたくみに操り下ったと思われます。




駐車場に車を止めて登山道の入り口までは30分程歩かなくてはいけないにですが、その途中には森林鉄道のものと思われるコンクリート製のピ
アがしっかりと残っています。




注意しながら橋の下なんかも見ながら行かないと、こういう橋桁は見落としがちになってしまいますがしっかりした石積みでできてます。




ここは軌道がある方とは逆の方から登ってきた登山道にレールが一本顔を出しているんですが、このレールがナローの世界に入り込んで初めて見
た本物のレールです。あまりの感激にこの場所に長い時間いた事を覚えています。先に行けばもっと驚くことをこの時は知らずに...。この後は軌
道跡に出るまでは軌道らしき物は何も見当たらなかったですね。




ここは軌道側から登って来た軌道です。りっぱな歩道用の鉄橋を何本か渡った後、しばらく歩くと実際に使用されていたと思われる台車の残骸が
置いてあります。初めて訪問した時はバラバラだったのに、次の訪問時にはこのような状態に組まれていました。




ハイキングコース上の軌道は踏み固められてしまって砂で枕木が埋もれてしまっています。

何か向こうの方から車両が来てもおかしくない感じですね。




岩がゴロゴロしている所もあります。




看板の立っている所から向こう側がハイキングコースで手前が奥地へ続く軌道跡です。




看板の場所から少し奥地に入るとすぐにこの木橋があります。おそらく西沢渓谷の森林軌道の中ではこの木橋が、唯一残った原型をとどめている
木橋だと思います。でもあれから8年近く経っているので今現在では崩壊しているかもしれません。

ちなみに木橋の上は崩壊寸前てな感じでとても怖くて渡れません。




ここも木橋があったと思われますが完全に崩壊しています。




かなり歩くとこのようなりっぱな素掘りのトンネルがあります。中を通る時はヒヤヒヤもんです。



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