入川森林軌道跡探索1


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1997年4月と1999年4月(ちょうど2年越しの訪問)の、2回分の訪問を記事にしてみたいと思います。木曽森林鉄
道ほどのりっぱなDLではないにしろ、トロにエンジンを載せた簡単な物が3両ほどと、トロも木製の物が何両かあるくら
いで、国道140号線沿いにはトロDLや木製トロなんかも軌道から外され留置してありましたが、2回目の訪問時には
木製トロは跡形もなく撤去されていました。軌道跡の起点の場所から始まり、途中の土場から上部軌道に移り、そこか
らさらに奥地へと続いています。画像の方は2年後の物と混ぜて紹介していますが、あまり変化はないと思われその辺
はお許し下さい。それでは紹介してみたいと思います。



車をとめる所に行く途中の道に入川森林鉄道で使用されていたと思われるレールでガードレールが組まれていました。というかこの道も軌道後と
思われます。駐車場はあるんですが、そこは釣り場にきた方の為の専用の場所で止められないので、道の路肩の空いている所にとめます。




駐車場から軌道の起点に行く途中に渓流を渡るための軌道跡があります。木橋は完全に崩壊していますが、水の色がとても綺麗です。




ここがいちよう軌道の起点ですね。右の崖には木でできたトロッコの残骸があります。




壁はしっかりと石垣で出来ており、登山道でもある割には軌道自体もしっかりしています。




岩石を切り出したのか、軌道の上にのしかかっているようです。通る時は結構ヒヤヒヤもんで、つい早歩きになってしまいます。




軌道は右側に存在しているのにその横にはなぜか、コンクリート製の橋桁が残っていますが謎です。




橋の部分でいちよう鉄製です。




下から見ると鉄橋を木で支えていますが、鉄橋だけでは強度が足りなかったのでしょうか。




当然山なので崖崩れは起こると思いますが、ちょうど木橋の部分が埋もれてしまっていますが、木橋をよく見るとしっかりと残っています。




ここは上部軌道との接点部分です。そのため土場だったのか側線部分と思われる軌道が、川の方に滑り落ちてしまっています。




接点部分から先にも軌道が続いていたのか橋桁が残っています。なので先へ行ってみると軌道跡と思われる所に、長区間大きな岩が崩れ落ちて
いて、とても先へ進めそうにないのであきらめて上部軌道探索に切り替えました。



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