木曽森林鉄道 黒淵停車場ミニレイアウト1

〜黒淵停車場or本線.と本線を並走する瀬戸川線風景ミニレイアウト〜

(リバーシブルレイアウト)





ここは助六に向かうウグイ川線の途中にある停車場で、スイッチバックする形で小俣線へ進入する起点であり、どうし
ても作りたいシーンなので、そんな風景を模型化しようと思いますが、発案当初は小俣線廃線後の情景と題し、廃線風
景にしようと考えポイントも廃線後のため無可動でよいためと言うか製品版を8本ほど使うのは勿体無いと言うことで、
初の試みでハンドスパイクをやってみようとも考えましたが、よくよく考えてみると列車交換をしたりして楽しめそうなの
で、結局は廃線風景は取り止めて現役当時の運行中の風景にしようと思います。そして反対側は本線の王滝線と分岐
する瀬戸川線が、上方を並行するシーンを再現してみようかと思います。使用レールはポイント・フレキシブル全て篠原
製で、瀬戸川線のみPECO製のフレキシブルレールを使用します。大きさは1200mm×450mmです。

それでは紹介したいと思います。




簡易的な図を書いてみました。停車場側は引込み線を3本設置しエンドレスの本線と停車場側とは別配線としエンドレス線を走らせながら停車場
内でも入れ替えが出来るようにしようと考えております。今回は〜風ではなく資料も乏しいですけど、なるべく判る範囲で忠実に再現してみたいと
思っています。停車場の裏側は本線のみでは単調すぎるし隙間も空くので壁側に瀬戸川線を通してみました。本当はこの瀬戸川線、廃線化しよう
とも考えましたがとりあえず現役と言う事にしました。そして手前はコンクリートで固められた、断崖絶壁の上を軌道が走り抜けます。カーブの所に
コンクリート製のトンネルを設けるかどうかまだ悩みますが、あとからでも出来そうなので、その時考えようかと思います。




考案当初の大きさは1000mm×450mmで収めようと考えていましたが、あまりしっくりこないのと考案を誤ったかで、ホームセンターで定格で
売られている1200mm×450mmのまま使用しました。材料も軽量化をはかる為なるべく軽い素材を選び、なるべく柱の本数を減らすべく努力し
ますが結構な数になってしまいました。実際この形になってみるとかなりのデカさにちょっと驚きました。そして左の画像が黒淵停車場側です。停
車場の横を抜けて助六へと続く軌道は、車両に負担をかける勾配はない方がいいのかとも思いますが、やはり停車場の横を平坦で抜けて行くの
はちょっと寂しい感じなので、2cm(約2%強)だけ上げる事にしました。上りの場合は空車編成で軽いので1m弱で登りきります。そして右の画像
は満車編成が登りきれるよう1.2mフルに使い2cm(約2%弱)の勾配を作りました。よ〜く見ると左右の高さが微妙に違うのが判ると思います。
まだ車両(満載車両)が5両しかなくて(早く増備しなくては)試験走行が出来ないので、予想というか出来ればC4で10両ほどの満載車を引けれ
ばいいかなと考えてはいるんですが、、勘で製作してしまったと言うのが現状です(涙)。2005.10.9




路盤にレールを万能ボンドで貼り付けて引いていきます。前作の坊主岩風ミニレイアウトで、ポイントから分岐したあとのレールの幅があまりにも広
く感じたのを反省するべく、いろいろ悩みR200のポイントを切り詰めるかどうしようか考えて、とりあえずポイントを揃えようと秋葉に行って店を周っ
たんですが、置いてあるはずの店にすらなく、仕方ないので原宿まで足を運ぶ事になり、モデルスイーモンに行きました。でもそれが幸をそうしまし
た。しかし着いたのも束の間、R200が一本とR150が数本あり、あちゃぁ〜まじかよと思いましたが、よく考えてみるとR150は大きさがかなり小
さいため、レール間をおさえられるんじゃないかと考え購入しました。実際問題R150を本線に使用するにはちょっとRがきつすぎて無理な感じです
が停車場内の使用なので問題ないかと思います。配置してみると予想通りいい感じになったかなと思います。試験走行もとりあえず今ある満載車
5両とボールドウィン・5tDL・C4を試しましたが大丈夫そうです。2005.10.9〜11




電源供給は自己流のタッピングビス式で、配線は柱に木材で固定具を作り、それで固定してあります。2005.10.11

反対側にも同じように設置してあります。2005.10.30




真上から見た全体図です。自分としては上手くまとまったと思います。頭の中では理想の完成図が見えるんですが、さて実際はどうなる事でしょう
かドキドキワクワクしております。ちなみに本線から停車場への進入用のポイントはしっかりR200にしてあります。2005.10.11




実物の停車場と若干軌道配置が違っていたので軌道修正する事にしました。上の全体図を見てもらうと判りますが、小俣線から進入してくる軌道
は停車場のすべての路線に進入できますが、本線から進入してくる路線は山よりの2線には進入できますが、川沿いよりの軌道に直接進入でき
ないというのを、たまたま小俣線廃線後の写真を眺めていたら気ずき、ミニレイアウトの為、直線の有効長も短いのでそこまで考えなくてもいいか
なと思いましたが、気ずいた以上は妥協したくないので真ん中と川沿いの路線を渡るポイント(R150)を設置した訳です。この小さなミニレイアウト
に結局10本のポイントを使用してしまいました。  2005.10.30




黒淵停車場にはなくてはならない存在の崖っぷちに建つ駅舎ですが、企画段階では張りぼて風にしようとしていましたが、完成後の写真撮影の
事を考えると、立体感が出ないのではと思い、建物をまるごと製作することにし、それに伴い台枠の付け足しをする事にしました。かなり台枠から
はみ出す為、運搬中にどこかにぶつけてももげないように補強します。実物はコンクリート処理されていますが、とりあえずベニヤ板で組み表面処
理は後でコンクリート風にするつもりです。2006.3.4〜5




駅舎の台枠が出来た所で、崖になる部分の壁にベニヤ板を貼り付けていきます。反対側の本線の崖の部分にも、細く切り出したベニヤ板を貼り付
けます。これは駅舎の台枠を追加した事に伴い軽量化を図るために、後で壁処理をする為の基礎になります。後ろの壁の仕切り板側にも建物が
あったみたいなので、ベニヤ板の高度を下げてみました。なんか始めの企画段階でしっかりしなかったのか、作り直しばかりです(反省)。

2006.3.7〜12




小さく切った新聞紙を、木工用ボンドを薄く溶いた水溶液に一時間程漬け馴染ませ、壁となる部分に貼り付けていきます。本線側もそのまま貼り
付けるとだら〜んとしてしまうので、丸めた新聞紙を間に詰めたのち貼り付けていきます。本線側のコーナーもトンネル化も考えていましたが、無し
の方向で進めていこうと思います。2006.3.18




停車場側の壁の部分に山の斜面として発泡スチロールで積み上げていきます。本線側も崖の部分に新聞紙を貼り付けていきます。2006.3.2




山も綺麗に成形します。壁も風景画を描くため建物用の塗料で白く塗装します。2006.3.21