富神山と戸神山
山形市の中心を夾んで西側と東側には”とがみ山”という山が存在します。
どちらも市街地の近くにあるのですが意外に登った人は
少ない山です。どちらかというと西の方の柏倉・門伝・長根地区に
ある富神山(標高402.2メートル)は山形市民からは、”トンガリ山”とか
”三角山”との愛称で親しまれているので比較的登った人は多いと思います。
私も年に1回は登るように努力している山です。
しかし、東の端の戸神山(標高311メートル)の方はなかなか登る
機会がありませんでした。何故かというとあまりにも人家に近いので、
どうしても人の屋敷内から登るような形態になり、町に近いのに逆に
近寄りがたくなっているのだと思います。
山のある所は山形市小立であり、千歳山の南側、東北芸工大のすぐ北側と
いえば大体の位置がわかることでしょう。
さて、このように一字違いで、二つの山が町の両端にそびえているのは理由があると
考えられます。
平成12年1月9日(1月ですぞ!)に東北芸工大の近くに用があり、
その帰りにふと見上げると戸神山がすぐ近くに見えるので、例の通りフラフラ
と山に引きつけられてしまいました。
最初は登り口が見つからずウロウロしていたため農家の方々から変な目で
見られてしまいました。これだから登る人が少ないのだなと理解しました。
では、ここで、2つの”とがみやま”の姿を見てみましょう。
西の富神山(通称三角山、トンガリ山)
東の戸神山(東北芸工大北駐車場よりの眺め。 右側稜線か
ら左端のピークまで登ります)

さて、この二つの山が山形市を東と西ではさんでいるわけです。
西の富神山は山形市から畑谷の大沼に向かう道路を行けば登山口の案内看板が
でているのですぐにわかりますので、今回は東の戸神山を中心にご案内いたします。
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