秘湯姥湯紹介

  秘湯第二弾として姥湯を紹介します。温泉の一は前に紹介した滑川温泉への道を途中で
 分岐して更に上に登ります。
滑川温泉の南側の山の尾根を登る形になります。
 当然に道は険しく曲がり角では一度では曲がれないのでスイッチバックをします。
 ただカーブがきつい上に急勾配のため濡れた落ち葉があるときはスリップして登れません。
 このときは降りて地面の落ち葉を足で取り除いてから登ります。
 以前はダートの道だったのですが近年はアスファルト舗装になったので尚更落ち葉には
 弱くなりました。
 もっともダートの時はタイヤで道がえぐられてこれも大変だったのですが。
 次の写真は滑川温泉との分岐点から分かれて登ってきた途中に下方に滑川温泉が見えて
 きた所です。
 

 この道をひたすら登ります。道は狭く片側は断崖絶壁です。十分に気をつけてください。
 登って30分ほどすると眼前に広場が見えてきます。ここが駐車場なので車とはここで
 お別れとなります。

車と別れて歩いていくと次のような吊り橋が見えてきます。ここまで来れば宿はもうすぐです。


やがて宿の一部が見えてきました。

吊り橋を渡ります。

さあ宿が見えてきました。谷間にへばりつくように建っているのがわかりますね。
こりゃ雨が降ったら厳しいね。
でも建物は平成17年か18年に大工事をして新装しています。
この工事は難工事だったそうです。
なにしろダンプカーでは登れない所ですから途中までダンプで運び、途中で小型トラックに
載せ替えて物資を搬送したそうです。
一番大変だったのは生コンでとにかく固まらないうちに載せ替え、搬送、注入と続き大変で
あったとのことでした。建築費も平地の何倍もかかったそうです。当然でしょうね。

 では肝心のお風呂にいきましょう。建物の脇の前方断崖の下にあります。
 だれもここまで来たら内風呂になんか入りません。


 道を登ると谷間に何か脱衣場らしきものが見えてきます。そうですそこが有名な姥湯の
 露天風呂なんです。

正真正銘の露天風呂になっています。この写真はそこを山の上側から見下ろした形になります。



 温泉は白濁の湯です。混ぜものなしの自然の白濁です。



 次の写真は温泉の上部の光景です。
 パイプはおそらく館内の内風呂用の給湯パイプでしょう。



周囲の山肌です。周囲360度がこのような眺めですから圧倒されます。
むしろ圧迫感を感じます。
こんな大石が転がり落ちてきたら人間はペシャンコです。


 
次も岩肌の様子です。とにかく迫力ある光景です。じっと立っていると押しつぶされそうな
 気がしてきます。
このような絶景を温泉に浸りながら眺められるとのは大きな幸せです。

以上が米沢秘湯の一つ姥湯温泉でした。しかしこの迫力ある雰囲気は写真では分かりま
せんから是非訪問してみてください。
思い返してみると私は昭和38年、39年頃にこの姥湯温泉の後ろの山である吾妻山を
登山しました。
いつも西の白布温泉側から登り、この姥湯側に降りたものです。
しかし、常に帰りの汽車時間に間に合わせるために姥湯や滑川は走るようにして下らざるを
得ませんでした。
今はゆっくりと楽しんでいますが昔を思い返すと何かあわただしかったことしか想い起こせません。

ぜひ皆さん姥湯温泉を訪れてみてください。


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