続 与蔵峠


 いよいよ後編に行きます。
 さて、前進していくと左側の崖に小さな滝があり冷たい水が落ちていました。
 私も疲れ取りに一服することにしました。

 携帯バーナーでお湯を沸かし、コーヒーブレークをすることにしました。

 
 コーヒーの野点も終わりましたので更に進めば、峠近くなると急に道が良くなります。


ここの右側に与蔵沼と与蔵峠への登山道があります。時間が無かったのですが
(この時点で14時52分でした)道を登っていきました。

すぐに林間へと入っていきますが驚いたことに周辺がすぐにブナの原生林へと
変わるのです。歩いて5分位の所に素晴らしいブナの原生林があるとはビックリです。
この道路がブナに悪影響を与えないとよいなあと念じました。

注意することは、この辺はこの道路完備以前は地元の人も立ち入らなかった深山幽谷の地だということです。道路の近くということで奥に入ってしまうと、右も左も分からなく
なってしまいます。それほどこの辺は深く入り組んでいます。


しかし残念ですが時間がありません。私はここで戻ることにしました。

下山して進むこと5分程で境界分岐点に至ります。ここから先は平田町になります。

近辺の案内板があります。

平田町の方面を望みます。この良い道もこの辺だけです。

しばらく尾根道が続きます。山また山の連続で、なーにもありません。



この道を延々と下ります。もう後戻りは出来ません。

ひたすら単調な下り道が40分程続いた後にいよいよ目的の田沢川ダムが見えて
きました。


しばらくダムの光景を楽しんでください。



さあ、あとはひたすら人間境に戻ります。
この辺は松山町の東側の山の裏になり丁度、眺海の森の東側であり、すぐ近くに
旧阿部家という有形文化財資料もあります(松山町の阿部家とは異なる)し、
5分ほどの小林という集落には地元で管理している小林温泉もあり、本当にゆっくりとした気分が味わえる素晴らしい土地であります。
 次は小林温泉のたたずまいです。静かでいいですよ。

  以上が私が行きたいと思っていた与蔵峠だったのですが結局は時間が無く峠そのものには行けなかったわけです。本当の与蔵峠と与蔵沼は道路からは遠くにあります。
 もう一度、陣容を立て直して再挑戦をするつもりです。
 さて、私は、夜7時からの白鷹町でのサッカーの長井チームとの練習試合に間に合わねばなりません。ここからひたすらに白鷹町を目指すこととなりました。

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