近鉄が撤退することを決定し廃止が噂されていた、近鉄北勢線ですが、三重県の支援が正式決定し、存続していくことが、決定しました。

現存する数少ないナロー路線だけに、うれしい決定ですね。

その北勢線に乗り鉄してきました。夏草に埋もれかけた細い線路をゴトゴトと走る姿は、最近の電車にはない、魅力があり、とても和みます。

みなさんも機会があれば、乗りに来ましょう。

まずは、桑名で降りる。日本の中心地、名古屋から快速で、約20分。近鉄でもだいたい同様。近い!
桑名駅を一旦出て、歩道橋を渡ると、北勢線の西桑名駅がある。ホーム、線路とも1本だけの小ぢんまりした駅だ。
昔は、もう少し先まで線路があったみたいですが。
西桑名を出発すると、いきなり大カーブして、それまで併走していた、近鉄名古屋線、JR線を強引に橋で越える。
小さい車両もカーブのたびにクネクネ曲がる。

車両は1990年代にも増備されたりしているが、それも釣り掛け駆動。冷房もなし。

天井についている吹き出し口は、一見冷房に見えるが、これはラインデリアという、単なる送風機らしい。車両にクーラーを積むと、線路に対する重量制限を超えてしまうので冷房できないらしい。ナローゲージだと、いろいろな制限があるのだ。 でも、いまどき、冷房がないと、乗客からも敬遠されてしまうのではないか

 

そこで、地元の方から、贈られた「うちわ」が、車内に置かれている。

こんなところにも、地元の方々の北勢線に対する愛着が感じられますね。

それにしても、渋いうちわだ。

ところで、近鉄電車のこの木目調の化粧板も結構、懐かしかったりします。

 

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