英雄と敵
(OP)


 
隠匿されていた事実が何かをきっかけに表面化する
そんな事は良く在る話だ
だが、自分が当事者であるならば
そんな“偶然”があるなんてことは思いも付かない
自分に関わる事象は
何かを行ったから何かが起きるものであって
誰かが起こした何かが
自分自身へと深く関わってくる
なんてことは考えても居ない
事が動いて
結果として示されたその時
初めて、自分以外の何かがそれを起こしたことを自覚する
そして
様々な出来事が重なり
一気に動き出す事があれば
きっとそれは“運命”と言う名で呼ばれる事になる





 

  

 
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