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前回は、庄内のヒラメ釣りで通常用いられる代表的な仕掛けの3つのうち、遊動胴付き仕掛けを解説したが、今回は残りの2つについて説明しよう。
釣法2.天秤使用の流し釣り仕掛け
まず、活エサはキスを用いるが、調達できない場合はアジで代用する。
この仕掛けは最も仕掛け絡みしにくく、ハリスも長いために、活エサの泳層にも幅が出ることから、タナを広く探れる。よって、ヒラメが餌付く確立が高い利点があるのだが、固定天ビン仕掛けの場合、ヒラメの初期的アタリは取りにくい欠点がある。しかし、使用する天ビンを全遊動か半遊動にすることで、感度を上げる方法もある(図1)。
この釣法の場合、固定天ビンも含め、ハリスの長さプラス1〜2m程は天ビンを海底より浮かせて流すのが最も大切なテクニックとなる。この流し方を怠ると、せっかくヒラメが針掛かりしても最初の引き込みなどで、ハリスが根ズレで切られる事になるので注意が必要だ。 |