この地域ではカイエビと同じくらい多くの田んぼで見られます
また 両種が同一田んぼで生息している田んぼもあります。
水槽内のトゲカイエビのメス 前方から見たトゲカイエビ
私がカイエビを観察し始めた頃は区別がわからかったのですが 慣れてくるとカイエビとトゲカイエビの違いが
わかるようになりました。
①上から見た時に貝部の厚さがカイエビよりトゲカイエビは薄いので判断の決める目安になります。
②メスのタマゴの位置で背中から増えていきます。 またメスはタマゴが付く背中部が黒くなっていくのも特徴です。
③メスとオスが交尾するとききれいにT型になって泳ぐのもトゲカイエビの特徴です。
成熟したメスのトゲカイエビ T型になって交尾するトゲカイエビ
トゲカイエビの一生
トゲカイエビもその他のカイエビと同様に 田んぼに水が入れられ水温が約20~30度ですと約25~50時間で
タマゴは孵化し皮から抜け出ますがその時点ではまだ薄皮の中にいて約4~5時間後に膜から抜け出ます。
トゲカイエビのタマゴ(約0.1㎜) 乾燥した拡大(約300倍)
生まれて約12時間後約0.3㎜
(成長過程はカイエビほとんど同じ形態です。)
トゲカイエビの稚魚約2.0㎜ トゲカイエビの稚魚約4.0㎜
トゲカイエビ約5.0㎜この頃からタマゴが見られる 成魚約8.0~9.0㎜
貝部の成長 メスはタマゴの位置が黒くなる
私が採取した最大サイズ12㎜ 珍しいアルピノ種(オス)
アルコール漬けしたトゲカイエビ
トゲカイエビ(オス) トゲカイエビ(メス)