日本で確認されているのは カイエビ・トゲカイエビ・ヒメカイエビ・タマカイエビの四種類です。
(ヒメカイエビについてはまた三種に ○○○ヒメカイエビとなっています。)
カイエビ トゲカイエビ ヒメカイエビ
/ | 名 称 | 備考 |
---|---|---|
カイエビ | この地方では大量発生する田んぼもあります。 | |
トゲカイエビ | この地方では広範囲で見られます。 | |
ヒメカイエビ | 見られる田んぼは限られ 透明な貝部です。 | |
・ | タマカイエビ | 今のところこの地方では発見されていません。 |
●カイエビの概要
一部の種を除くとカイエビは田んぼで生息しています。化石等で見られるので生きている化石とも呼ばれています。
この地方で見られる カイエビ・トゲカイエビ・ヒメカイエビの比較をして見ました。(私の独断的判断 ?)
/ | カイエビ | トゲカイエビ | ヒメカイエビ |
---|---|---|---|
サイズ(成魚) | 7~9㎜ | 8~11㎜ | 6~8㎜ |
貝部形状 | 楕円型 | 小判型 | おにぎり型 |
貝部色(成魚) | やや茶・赤茶 | やや黒 | 透明 |
オス・メス比較 | 5 : 5 | 5 : 5 | 1 : 9 |
タマゴの位置 | 左右側面 | 背中 | 背中 |
タマゴのサイズ | 0.1㎜ | 0.1㎜ | 0.1㎜+保護膜 |
*貝部色(成魚)については土の中に潜るので汚れてきて周囲の環境よりいろいろです。
貝部の比較
カイエビは厚みがあるのがわかります。
/ | 横面から | 上面から |
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カイエビ | ||
トゲカイエビ | ||
ヒメカイエビ |
カイエビのからは大きくなるつれて汚れていきます。
タマゴのから生まれる過程
タマゴは約0.1㎜と非常に小さく 永久卵と呼ばれ約24時間以上水に浸りませんと孵化しません。
水に浸ると表部から中に徐々に浸透し中心部までいくと孵化を促すと思われます。
田んぼを田植え前にはトラクターで土を耕しますが その時に表面にあるタマゴが孵化すると思わ
れます。田んぼに水が入れられると濁っていてわかりませんが多くのタマゴは水面に現れます。
田んぼでの孵化のようすは濁っていて見られないので家での容器での観察になってしまいます。
私の場合は田んぼから採種したのを家で砂をそこに入れた水槽にてタマゴを産んでくれるために
飼育しています。死後に砂を乾燥させたのを少しづつ10㎝のガラス容器にて水をいれて観察してます。
乾燥卵からの入水(約24~48時間程度)全部孵化しません
↓
タマゴから孵化(タマゴから孵化しても透明膜の中)約4~5時間して膜から出る
↓
膜から出てサイズは約0.2㎜
↓
生まれて少しの間は胸に出ている栄養袋で成長
↓
少しづつ大きくなるにつれて貝部になる部分も成長し約1.0㎜位に
なと本体とヒンジ部分を除き剥がれほぼ親と同じ形状になる。
田んぼの生き物