新編こどもとり図鑑
プロローグ
私が鳥に興味を持ち、のめり込んでいったのがこの一枚の写真。この写真は十数年前、鳥に興味を持ちはじめた頃の写真である。種類はコブハクチョウだが、首に注目していただきたい。大きな首輪をつけている。これは標識(ひょうしき)鳥(ちょう)といって鳥の渡りの経路(けいろ)や行動などを調査するために付けられるものである。普通は足などにリングを付けられるのだが、大型の鳥にはときどきこうして首にも取り付けられる。霞ヶ浦でコブハクチョウの繁殖が確認されはじめた頃、北浦で撮影したものだ。このコブハクチョウは北海道の苫小牧(とまこまい)にあるウトナイ湖で付けられ放鳥(ほうちょう)されたことが後日確認できた。今回、北浦発鳥の話を終わるにあたり、読者から子供向けの鳥の話をというお話をいただいた。そこで装い(よそおい)も新に新編こども鳥図鑑と題して稿(こう)を新たにした。どこまで期待にお答えすることが出来るかわからないが、とりあえず思いに任せて書いていきたいと思っています。今までお読みいただいた皆様に感謝すると同時に、子供たちがより鳥に興味を持っていたただけるよう願ってやみません。
   

標識(首輪)をするコブハクチョウ

この首輪と足輪を付けたコブハクチョウは北浦の水原で写したものです。
その後、北海道鳥見の旅に出たとき、
苫小牧・ウトナイ湖でつけられたものと確認できた。

という事は北浦・水原にわたってくるコブハクチョウは
北海道・苫小牧のウトナイ湖からわたてきていることがわかる。

ペアーのコブハクチョウ

ペアーのコブハクチョウ

鳴き交わすコブハクチョウ

威嚇するコブハクチョウ

名の由来・コブ

飛ぶコブハクチョウ

コブハクチョウのヒナ

夕暮れのコブハクチョウ
新編子どもとり図鑑
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