〜〜 芭蕉十泊のまち尾花沢 〜〜

涼しさを我が宿にしてねまる也  芭蕉

 今から約3百年前、門人曾良を伴って松尾芭蕉が尾花沢に足を踏み入れました。
 尾花沢入りの難所と伝えられた山刀伐(なたぎり)峠を越えた芭蕉は、俳人であり紅花大尽ともいわれた豪商でもある、鈴木清風宅を訪ねました。
 芭蕉一行はこの地に旅の道中で最も長く逗留しました。

 先を急ぐ「奥の細道」の道中、尾花沢で十泊も過ごした芭蕉と曾良。
 友人の鈴木清風や地元の俳人達から心温まる歓待を受け、心地良くくつろぐ様は、名句「涼しさを我が宿にしてねまる也」に表れています。
 芭蕉が滞在し、句碑「涼し塚」のある養泉寺をはじめ、市内に点在する芭蕉の足跡。
 俳人達の風雅の残り香と心癒される尾花沢を訪ねてみませんか。


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