恐ろしいほどの音の力
1989年発売 当時250000円(税別)、今でもオーディオファンの間で高い人気を保ち続けているフィリップスのLHHシリーズ。その中でも小学館サウンド大賞を受賞した名機で、重厚でアナログ感の強い音質は、アナログファンをうならせるほどです。
以前LHH-200を使用していたのですが、音の質感がリアルでパワフルなので、その個性に惚れ込み愛用していました。LHH−500は中古でも高価なので迷いましたが、今ではフィリップスのCDプレイヤーを新品で購入する事はできないし、思い切って購入しました。予想以上の音のグレードで大満足、音の質感、力強さはさらに向上し、音質の悪いCDでも、音の力がよみがえります。ジャンルを選ばぬ名機だと思いますが、それぞれの楽器の音がリアルに伝わってくるので、シンプルな編成のロックを聴くには最適だと思います。安いプリメインアンプを使用しても、CDプレイヤーの力で音質に力を与えられる数少ない機種だと思います。
このシリーズの特性でしょうか、CDの出し入れをするときのトレイのローディングに安定性が今ひとつです。開閉用のベルトが消耗品で、この部分の故障が多いようです。またグレーのボディは個性的で存在感があると思いますが、好みによりますので、黒やゴールドを好む方にはルックス的には不向きかもしれません。中古商品でも人気が高く、7万円前後で購入できれば、お買い得だと思います。
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